廣瀬浩司
廣瀬 浩司(ひろせ こうじ、1963年7月29日 ‐)は、日本の哲学者。フランス哲学専攻。筑波大学教授。
人物情報 | |
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生誕 |
1963年7月29日(61歳) 日本東京都 |
出身校 | 東京大学・パリ第1大学 |
学問 | |
研究分野 | 哲学 |
研究機関 | 筑波大学 |
公式サイト | |
個人HP「フランス思想と現象学」 |
来歴
編集1963年、東京都生まれ。筑波大学附属駒場高等学校を卒業して、東京大学教養学部教養学科フランス分科に入学。卒業後は同大学大学院総合文化研究科へ進み、博士課程中退。パリ高等師範学校聴講生(1989年 - 1990年)。パリ第1大学に『メルロ=ポンティ論(Problématique de l’institution dans la dernière philosophie de Maurice Merleau-Ponty : événement structure chair)〔モーリス・メルロ=ポンティ後期哲学における制度化の問題系〕』を提出して博士号(哲学)を取得(審査委員:Jean Deprun, Françoise Dastur, Jean-François Courtine, François Heidsieck)。
1994年から1995年、東京大学助手。1996年、筑波大学講師となり、1999年より助教授。2007年より人文社会科学研究科准教授、2014年人文社会系教授。国際メルロ=ポンティ学会誌Chiasmi internationalの編集委員を務めている。
著書
編集共著
編集- 『知の教科書 デリダ』(林好雄共著、講談社選書メチエ) 2003
- 『現象学と二十一世紀の知』(長滝祥司編、ナカニシヤ出版) 2004
- 『身体・気分・心 - 臨床哲学の諸相』(河合文化教育研究所) 2006
- 『纏う 表層の戯れの彼方に』(大宮勘一郎, 神尾達之, 嶋田由紀, 前田良三, 柳橋大輔共著、水声社) 2007
- 『ドゥルーズ / ガタリの現在』(鈴木泉, 小泉義之, 檜垣立哉編、平凡社) 2008
- 『続・ハイデガー読本』(秋富克哉, 安部浩編) 2016
- 『現象学のパースペクティヴ』(河本英夫, 稲垣諭編著、晃洋書房) 2017
- 『メルロ=ポンティ哲学者事典 別巻』 2017 :「デリダ」の項
- 『哲学のメタモルフォーゼ』(河本英夫, 稲垣諭編著、晃洋書房) 2018
翻訳
編集- 『フランス現代哲学の最前線』(クリスチャン・デカン、講談社現代新書) 1995
- 『介入? 人間の権利と国家の論理』(エリ・ウィーゼル, 川田順造編、林修共訳、藤原書店) 1997
- 『歓待について パリのゼミナールの記録』(ジャック・デリダ, アンヌ・デュフールマンテル、産業図書) 1999、のち改題『歓待について - パリ講義の記録』(ちくま学芸文庫) 2018
- 『死を与える』(ジャック・デリダ、林好雄共訳、ちくま学芸文庫) 2004
- 『ミシェル・フーコー講義集成 主体の解釈学 コレージュ・ド・フランス講義 1981-1982年度』(原和之共訳、筑摩書房) 2004
- 『フーコー・コレクション』(分担訳、ちくま学芸文庫) 2006
- 『神話論理 Ⅳ-1 裸の人』(クロード・レヴィ=ストロース、吉田禎吾, 木村秀雄, 中島ひかる, 瀧浪幸次郎共訳、みすず書房) 2008
- 『ミシェル・フーコー講義集成 生者たちの統治 コレージュ・ド・フランス講義 1979-1980年度』(筑摩書房) 2015
- 『精神医学と制度精神療法』(ジャン・ウリ、三脇康生監訳、原和之共訳、春秋社) 2016
- 『コレージュ・ド・フランス講義草稿 1959-1961』(メルロ=ポンティ、ステファニー・メナセ編、松葉祥一, 加國尚志共訳、みすず書房) 2019
- 『精選 シーニュ』(メルロ=ポンティ、ちくま学芸文庫) 2020
参考
編集脚注
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