小西マサテル
小西 マサテル(こにし まさてる[1][2] - )は、日本の放送作家、ミステリー作家、日本推理作家協会員。香川県高松市出身[1]。
人物
編集高松第一高等学校在学時に落語研究会に入部し、笑いの世界の第一歩を歩む。当時の高座名は「朝起亭めやに」[3]。落語研究会の先輩にはウッチャンナンチャンの南原清隆、元参議院議員の喜岡淳がいる。[4]、当時は高校の落語研究会に所属しながら、同校OBが作った想呂家落語会にも所属し、芸名を想呂家ねっくと名乗っていた[5]。当時はツービートやB&Bなどによる漫才ブーム真っ盛りであり、古典落語そっちのけで先輩である想呂家元気と「ファミリーレストラン2分の1」というコンビ名で漫才に力を入れ、地元のテレビ番組やラジオ番組にもよく出演していた。
明治大学文学部英米文学科への進学を機に上京し、曽川修二(のちにホリプロのお笑い部門を創設[6])と結成した漫才コンビ「チャチャ」(マセキ芸能社に在籍[2])で『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ)、『冗談画報』(フジテレビ)、『ザ・テレビ演芸』(テレビ朝日)などに出演[7]。
その後、コンビ時代に出演した『ラ・ママ新人コント大会』の主催者である渡辺正行に師事し、放送作家へ転身[7]。特にナインティナインとは、1994年7月に『ナインティナインのオールナイトニッポン(第1期)』が1部(深夜1時から3時までの枠)へ昇格してから、後継番組の『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』『ナインティナインのオールナイトニッポン(第2期)』に至るまで長く担当しており、番組本『ナインティナインのオールナイトニッ本』シリーズの構成主幹も務めた。放送中は笑い声以外の声を出さず、筆談でアドバイスや指示を送っているが、岡村が1人で担当していた時は声を出すこともあった。
2022年10月3日、小説『名探偵のままでいて』[注 1]が「第21回『このミステリーがすごい!』大賞」の大賞を受賞[8][9][10]。
担当番組
編集現在
編集- テレビ
- ラジオ
- ナインティナインのオールナイトニッポン(ニッポン放送)
- 徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー(ニッポン放送)
- 鶴光の噂のゴールデンリクエスト(ニッポン放送)
- 明石家さんま オールニッポン お願い!リクエスト(ニッポン放送)
- 続・麺通団のうどラヂ!(FM香川)
過去
編集- テレビ
- ラジオ
- 鶴光の噂のゴールデンアワー(ニッポン放送)
- 次長課長のオールナイトニッポンR(ニッポン放送)
- ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン(ニッポン放送)
- 高嶋ひでたけ・森田耕次のキニナル・サタデー(ニッポン放送)
- 俺たちのオールナイトニッポン40時間スペシャル(2008年、ニッポン放送)内
- オールナイトニッポン55周年記念 オールナイトニッポン55時間スペシャル(2023年、ニッポン放送)内[11]
- ナインティナインのオールナイトニッポン[11]
- ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン[11]
- 松山千春のオールナイトニッポン[11]
- 明石家さんまのオールナイトニッポン[11]
作品
編集小説
編集- キン肉マンII世 SP 伝説超人全滅!(2002年5月24日、集英社 JUMP j BOOKS ISBN 978-4-08-703115-7)
- 名探偵のままでいて(2023年1月7日、宝島社 ISBN 978-4-299-03763-3)
- 名探偵じゃなくても(2023年12月8日、宝島社 ISBN 978-4299048776)
アンソロジー
編集- #殺人事件の起きないミステリー 自薦『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ傑作選(2023年9月6日、宝島社文庫 ISBN 978-4-299-04654-3)「緋色の脳細胞」
- 『衝撃の1行で始まる3分間ミステリー』(2024年4月、宝島社文庫)
- 『驚愕の1行で終わる3分間ミステリー』(2024年4月、宝島社文庫)
舞台
編集参考文献
編集- コメ旬 Vol.2(2011年9月30日、キネマ旬報社)ISBN 978-4873767437[12]
関連項目
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b “名探偵のままでいて│宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル”. 宝島社. 2023年1月9日閲覧。
- ^ a b “放送作家小西マサテル氏「このミステリーがすごい!」大賞受賞にナイナイ、南原清隆が祝福”. 日刊スポーツ (日刊スポーツNEWS). (2023年3月19日) 2023年3月20日閲覧。
- ^ "『名探偵のままでいて』著者:小西マサテル~話題の1冊☆著者インタビュー". 週刊実話WEB. 日本ジャーナル出版. 13 February 2023. 2023年2月13日閲覧。
- ^ "『このミス』大賞受賞の小西マサテル氏「弱点があるから面白く愛おしいのがミステリ」". NEWSポストセブン. 小学館. 22 January 2023. 2023年1月22日閲覧。
- ^ 西日本出版社『超麺通団2 団長の事件簿「うどんの人」の巻』p194,195
- ^ 水道橋博士 [@s_hakase] (2016年12月28日). "ホリプロのお笑い部門の創設者で鬼コーチだったホリプロのマネージャー曽川くん、現ナイナイのラジオANNの座付き作家・小西くんのふたりが元学生漫才師チャチャだった頃の話。". X(旧Twitter)より2023年3月14日閲覧。
- ^ a b c “「矢部くんの気持ちを理解してなかった」『ナイナイANN』作家・小西マサテルが振り返る26年”. QJWEB (太田出版). (2021年1月28日) 2023年3月14日閲覧。
- ^ a b 宝島社 (2022年10月3日). “『このミステリーがすごい!』大賞 » 最終選考結果”. 『このミステリーがすごい!』大賞. 宝島社. 2023年3月14日閲覧。
- ^ a b c “『このミス』大賞に『ナイナイANN』構成作家の小西マサテル氏 執筆きっかけは「認知症の父の存在」”. ORICON NEWS (オリコン). (2022年10月3日) 2023年3月14日閲覧。
- ^ a b “ナイナイ岡村「大恥ですよ」ラジオスタッフがミステリー作家デビュー、マジダメ出しを後悔?”. リアルライブ (内外タイムス). (2022年10月7日) 2023年3月14日閲覧。
- ^ a b c d e 小西マサテル [@M_konishi_] (2023年2月20日). "#ANN55時間 お聴きいただきありがとうございました!放送順に、ナインティナイン、ウッチャンナンチャン、松山千春さん、明石家さんま師匠のANN構成を担当させていただきました。これからもオールナイトニッポンをよろしくお願いします!". X(旧Twitter)より2023年3月15日閲覧。
- ^ コメ旬 Vol.2 - ラリー遠田 公式サイト
注釈
編集外部リンク
編集- 小西マサテル (@M_konishi_) - X(旧Twitter)
- 小西 マサテル (masateru.konishi.5) - Facebook