安楽寺 (埼玉県吉見町)

埼玉県吉見町にある寺院

安楽寺(あんらくじ)は、埼玉県比企郡吉見町御所[1]にある真言宗智山派の寺院。山号は岩殿山。院号は光明院。本尊は聖観世音菩薩で、坂東三十三観音11番札所[2]関東八十八箇所75番札所、東国花の寺百ヶ寺埼玉5番である。吉見観音とも称される。 また、第9番慈光寺、第10番正法寺とともに比企三山とも言われている。

安楽寺

本堂
所在地 埼玉県比企郡吉見町御所374番地
位置 北緯36度3分15.6秒 東経139度26分17.8秒 / 北緯36.054333度 東経139.438278度 / 36.054333; 139.438278座標: 北緯36度3分15.6秒 東経139度26分17.8秒 / 北緯36.054333度 東経139.438278度 / 36.054333; 139.438278
山号 岩殿山(いわどのさん)
宗派 真言宗智山派
本尊 聖観世音菩薩
創建年 大同元年(806年
開基 坂上田村麻呂
正式名 岩殿山光明院安樂寺
別称 吉見観音
札所等 坂東三十三観音 第11番
関東八十八箇所 第75番
東国花の寺百ヶ寺 埼玉5番
文化財 三重塔(県指定文化財)
公式サイト 吉見観音
法人番号 7030005011363 ウィキデータを編集
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本尊真言:おん あろりきゃ そわか

ご詠歌:吉見よと天の岩戸を押し開き 大慈大悲の誓いたのもし

歴史

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この寺は、奈良時代の僧行基が聖観音像を安置したのに始まるとされ、平安時代初期の武将坂上田村麻呂が堂宇を建立したと伝えられる[注釈 1]。その後、源頼朝の弟源範頼三重塔などを建てたとされるが、兵火により焼失したという。もとは息障院が本坊でありこの寺の近くにあったが、その後息障院はこの寺の南東へ約1kmのところへ移った。江戸時代前期、杲鏡によって再興された。本尊は毎年6月18日に厄除観音会が催され、御開扉される。

文化財

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  • 埼玉県指定文化財
  • 吉見町指定文化財
    • 仁王像

所在地

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  • 埼玉県比企郡吉見町御所374

交通

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前後の札所

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坂東三十三観音
10 正法寺 (東松山市) -- 11 安楽寺 -- 12 慈恩寺 (さいたま市)
関東八十八箇所
74 円通寺 (埼玉県川島町) -- 75 安楽寺 -- 76 錫杖寺
東国花の寺百ヶ寺
埼玉4 長泉寺 (本庄市) -- 埼玉5 安楽寺 -- 埼玉6 円通寺 (埼玉県川島町) 

脚注

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注釈

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  1. ^ ただし、『新編武蔵風土記稿』ではこれは比企郡岩殿観音の伝承に引き付けられたもので「取ルニ足ラス トニカク慥カナルコトニハアラス」としている[3]

出典

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  1. ^ 武蔵国横見郡御所村、比企郡西吉見村御所
  2. ^ 札所の紹介/11番〜20番”. 坂東三十三観音公式サイト. 坂東札所霊場会. 2020年6月16日閲覧。
  3. ^ 「御所村 観音堂」『新編武蔵風土記稿』 巻之197 横見郡之2、内務省地理局、1884年。NDLJP:764007/15 

外部リンク

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