天地人 (小説)
火坂雅志の歴史小説
『天地人』(てんちじん)は、火坂雅志の歴史小説。上杉家家老の直江兼続を主人公とする。2006年に発表された。『信濃毎日新聞』、『福島民報』、『山形新聞』、『新潟日報』、『奈良新聞』、『佐賀新聞』、『東愛知新聞』、『紀伊民報』、『釧路新聞』、『津山朝日新聞』、『東奥日報』、『北鹿新聞』、『岡山日日新聞』の13紙で、2003年10月より2006年4月まで、順次1年3カ月にわたり連載された。全460回。第13回中山義秀文学賞受賞作。
挿画は中村麻美による。
あらすじ
編集越後国に覇を唱えた上杉謙信の下で薫陶を受け、「義」の精神を学び、そして戦国時代を生き延びた直江兼続。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など天下人とも真っ向から渡り合い、関ヶ原の戦いの後米沢に移封されるも、家臣領民の幸せを願い国造りに励んだ兼続の一生を描く。
単行本
編集- 天地人〈上〉天の巻 - ISBN 978-4140055533
- 天地人〈中〉地の巻 - ISBN 978-4140055540
- 天地人〈下〉人の巻 - ISBN 978-4140055557
映像化
編集漫画化
編集外部リンク
編集- 邦楽による朗読舞踊:高嶋政伸 6月20日大阪松竹座
- 挿画:中村麻美(日本画家) 麻美の絵
関連
編集- 上杉神社(上杉景勝公と直江兼続公像〈天地人像〉、参道沿いに立つ)