土呂駅

埼玉県さいたま市北区土呂町にある東日本旅客鉄道の駅

土呂駅(とろえき)は、埼玉県さいたま市北区土呂町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線である。

土呂駅
西口(2024年6月)
とろ
Toro
JU 07・JS 24 大宮 (3.0 km)
(2.1 km) 東大宮
地図
所在地 さいたま市北区土呂町一丁目14
北緯35度55分54.5秒 東経139度37分55.4秒 / 北緯35.931806度 東経139.632056度 / 35.931806; 139.632056座標: 北緯35度55分54.5秒 東経139度37分55.4秒 / 北緯35.931806度 東経139.632056度 / 35.931806; 139.632056
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 東北本線宇都宮線
キロ程 33.3 km(東京起点)
東京から尾久経由で33.5 km
電報略号 トロ
駅構造 地上駅橋上駅[1]
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
14,737人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1983年昭和58年)10月1日[2]
備考
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東口(2019年5月)

宇都宮線」の愛称区間に含まれており、上野駅発着系統と、新宿駅経由で横須賀線に直通する湘南新宿ライン、上野駅・東京駅経由で東海道線に直通する上野東京ラインが停車する。

歴史

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土呂駅の設置を求める運動は、大正時代から行われていた。1964年昭和39年)発行の郷土誌では、土呂町に関する記述の中で「土呂駅が京浜東北線の延長の暁には完成をみるとすれば…」とある[4]1966年(昭和41年)3月、当時の大宮市議会で東北本線土呂駅(仮称)設置の各会派共同提案の動議が可決された[5]1971年(昭和46年)10月20日に完成を迎えた[注釈 1]土呂土地区画整理事業では、土呂町内への東北本線新駅開設に備えて駅前広場が造られた[6]1978年(昭和53年)5月30日、土呂駅(仮称)設置促進連合会が、新駅設置に関する陳情書を当時の大宮市長・大宮市議会議長あてに提出[7]1979年には、大宮市が地元住民とともに土呂駅設置期成同盟会を設置し、積極的な誘致活動に乗り出した。1982年(昭和57年)2月日本国有鉄道(国鉄)が土呂駅の設置を承認し[8]、建設工事が始まった。駅舎のコールテン屋根工事は津覇車輌工業が行った[9]

年表

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駅構造

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島式ホーム1面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している[1]。ホームの東京寄りには待合室が設けられている。

小山営業統括センター(蓮田駅)管理の業務委託駅JR東日本ステーションサービスが受託)で、多機能券売機[3]指定席券売機[3]Suica対応自動改札機が設置されている。なお、お客さまサポートコールシステムが導入されており、一部の時間帯は遠隔対応のため改札係員は不在となる[3]

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 宇都宮線(東北線) 下り 小山宇都宮黒磯方面[11]
2 宇都宮線(東北線) 上り 大宮東京新宿横浜大船方面[11]
湘南新宿ライン
上野東京ライン

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員14,737人である[JR 1]

宇都宮線の普通列車のみが停車する駅としては、さいたま新都心駅に次ぐ乗車人員となっている。駅が所在する北区のほか、芝川を挟んだ見沼区の住民の利用も多い。2015年度(平成27年度)の乗車人員は、2000年度(平成12年度)と比べて50.8%増加しており、宇都宮線ではさいたま新都心駅(269.9%増)、新白岡駅(51.4%増)に次ぐ上昇率となっている[12][13]

1987年度(昭和62年度)以降の推移は以下のとおり。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2][統計 3]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1987年(昭和62年) 5,897
1988年(昭和63年) 6,756
1989年(平成元年) 7,210
1990年(平成02年) 7,737
1991年(平成03年) 8,291
1992年(平成04年) 8,666
1993年(平成05年) 8,839
1994年(平成06年) 9,116
1995年(平成07年) 9,461
1996年(平成08年) 9,685
1997年(平成09年) 9,573
1998年(平成10年) 9,747
1999年(平成11年) 9,943 [* 1]
2000年(平成12年) [JR 2]10,290 [* 2]
2001年(平成13年) [JR 3]10,894 [* 3]
2002年(平成14年) [JR 4]11,199 [* 4]
2003年(平成15年) [JR 5]11,934 [* 5]
2004年(平成16年) [JR 6]12,447 [* 6]
2005年(平成17年) [JR 7]12,479 [* 7]
2006年(平成18年) [JR 8]12,760 [* 8]
2007年(平成19年) [JR 9]13,042 [* 9]
2008年(平成20年) [JR 10]13,117 [* 10]
2009年(平成21年) [JR 11]13,054 [* 11]
2010年(平成22年) [JR 12]13,361 [* 12]
2011年(平成23年) [JR 13]13,371 [* 13]
2012年(平成24年) [JR 14]13,617 [* 14]
2013年(平成25年) [JR 15]14,013 [* 15]
2014年(平成26年) [JR 16]13,966 [* 16]
2015年(平成27年) [JR 17]14,742 [* 17]
2016年(平成28年) [JR 18]15,190 [* 18]
2017年(平成29年) [JR 19]15,514 [* 19]
2018年(平成30年) [JR 20]15,771 [* 20]
2019年(令和元年) [JR 21]15,861 [* 21]
2020年(令和02年) [JR 22]12,306
2021年(令和03年) [JR 23]12,925
2022年(令和04年) [JR 24]13,881
2023年(令和05年) [JR 1]14,737
一日平均乗車人員(単位:人/日)

駅周辺

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東口から伸びる市民の森通り
東口側
西口側

道路

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バス・乗合タクシー

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土呂駅東口
土呂駅西口
ミニストップ前

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
宇都宮線
快速(「ラビット」を含む)
通過
普通
大宮駅 (JU 07・JS 24) - 土呂駅 - 東大宮駅

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ 換地処分は同年5月7日に実施。

出典

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  1. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 05号 上野駅・日光駅・下館駅ほか92駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月9日、23頁。 
  2. ^ a b c 『大宮市史調査報告書 第1集 大宮市歴史年表』145頁。
  3. ^ a b c d 駅の情報(土呂駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月8日閲覧。
  4. ^ 『創立九十周年記念 大砂土郷土誌』大宮市立大砂土小学校郷土誌編集委員会、1964年3月30日、95頁。 
  5. ^ 『大宮市史調査報告書 第1集 大宮市歴史年表』126頁。
  6. ^ 『大宮市史調査報告書 第1集 大宮市歴史年表』133頁。
  7. ^ 『大宮市史調査報告書 第1集 大宮市歴史年表』140頁。
  8. ^ 『大宮市史調査報告書 第1集 大宮市歴史年表』143頁。
  9. ^ 津覇車輌工業株式会社 その他の事業~建築・建材部門”. www.tsuha.co.jp. 2020年2月24日閲覧。
  10. ^ a b さいたま市/都市局概要 4.交通” (PDF). さいたま市. 2021年6月6日閲覧。
  11. ^ a b JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(土呂駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月8日閲覧。
  12. ^ 最寄り駅の人気・不人気で住む場所を選ぶ(1.山手線) | ファイナンシャルフィールド”. 2020年4月4日閲覧。
  13. ^ 最寄り駅の人気・不人気で住む場所を選ぶ(6.宇都宮線・高崎線方面)”. ファイナンシャルフィールド. 2019年11月18日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
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利用状況

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JR東日本の2000年度以降の乗車人員
埼玉県統計年鑑

参考文献

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  • 『大宮市史調査報告書 第1集 大宮市歴史年表』大宮市企画財政部統計資料課、1997年3月28日。 

関連項目

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外部リンク

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