国道263号

福岡県から佐賀県に至る一般国道
国道263号線から転送)

国道263号(こくどう263ごう)は、福岡県福岡市城南区[注釈 1]から佐賀県佐賀市に至る一般国道である。

一般国道
国道263号標識
国道263号
地図
地図
総延長 57.7 km
実延長 57.6 km
現道 52.5 km
制定年 1963年昭和38年)
起点 福岡県福岡市城南区[注釈 1]
荒江交差点(北緯33度34分13.49秒 東経130度21分24.03秒 / 北緯33.5704139度 東経130.3566750度 / 33.5704139; 130.3566750 (荒江交差点)
終点 佐賀県佐賀市
SAGAアリーナ前交差点(北緯33度16分27.54秒 東経130度17分37.60秒 / 北緯33.2743167度 東経130.2937778度 / 33.2743167; 130.2937778 (SAGAアリーナ前交差点)
接続する
主な道路
記法
国道202号標識 国道202号
国道323号標識 国道323号
E34 長崎自動車道
国道34号標識 国道34号
国道264号標識 国道264号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
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概要

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福岡市の市街地の西部、城南区[注釈 1]荒江交差点を起点とし、旧早良町域を通り、福岡・佐賀県境の三瀬峠を越えて佐賀市域に入り、旧三瀬村大和町を抜け、佐賀市中心市街地の北部にあるSAGAアリーナ前交差点が終点で、概ね南北に延びている。

県庁所在地である福岡市佐賀市を直接つなぐ国道である。しかし、三瀬峠とその前後は脊振山地を越えるため車線こそ2車線であるが、急勾配と急カーブが連続し、かつてはローリング族が多かった。三瀬峠のバイパス道路として、三瀬トンネル有料道路が供用されている。

路線データ

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一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 2]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

歴史

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路線状況

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愛称

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重複区間

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バイパス

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  • 三瀬トンネル有料道路 - 三瀬峠付近での冬季交通規制や急カーブ・急勾配を解消するために建設された。1986年昭和61年)にトンネル部分、2008年平成20年)に福岡側のループ橋部分が供用開始された。歩行者は無料で通行可能であるが、トンネル以外に歩道は無い。軽車両以上は有料である。料金徴収期間は2030年2月までの予定。佐賀県道路公社が管理している。
  • 佐賀市大和町の肥前国庁前交差点から佐賀市高木瀬町の佐賀工場団地交差点までの区間はバイパスが整備されており、重複している。

整備

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  • 宿拡幅
  • 大和拡幅

道路施設

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トンネル

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起点から

道の駅

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  • 佐賀県

交通量

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2005年度(平成17年度道路交通センサスより)

平日24時間交通量(台)
地点 台数
福岡市早良区大字飯場 08,089
佐賀市三瀬村大字三瀬字岸高2851 09,678
佐賀市大和町尼寺佐賀外環状線高架下 28,123

地理

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早良区早良。奥は脊振山地方面
 
佐賀市大和町松瀬・三瀬村杠の向合峠(観音峠)から福岡方面
 
佐賀市高木瀬町から福岡方面。中央がバイパス、右が旧道。

通過する自治体

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交差する道路

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交差する道路 都道府県名 市町村名 交差する場所
国道202号 / 今宿新道
別府橋通り
福岡県 福岡市 城南区 荒江1丁目 荒江交差点[注釈 1] / 起点
早良区 荒江2丁目
福大通り 城南区 干隈1丁目 干隈三差路交差点[注釈 4]
早良区 干隈3丁目
国道202号 / 福岡外環状道路 野芥1丁目 野芥口交差点
福岡県道49号大野城二丈線 野芥1丁目 野芥交差点
福岡県道136号入部中原停車場線・佐賀県道136号早良中原停車場線 東入部8丁目 早良平尾交差点
福岡県道558号内野次郎丸弥生線 / 旧早良街道 早良6丁目 内野交差点
福岡県道56号福岡早良大野城線 重複区間起点 早良6丁目 内野大橋交差点
福岡県道56号福岡早良大野城線 重複区間終点 / 旧三瀬街道 大字曲渕 曲渕小入口交差点
三瀬トンネル有料道路(2期) 大字曲渕
三瀬トンネル有料道路 佐賀県 佐賀市 三瀬村三瀬
佐賀県道299号三瀬栗並線 富士町大字下合瀬
佐賀県道275号松尾湯の原線 三瀬村杠
佐賀県道46号中原三瀬線 三瀬村三瀬 三瀬郵便局前交差点
佐賀県道39号富士三瀬線 三瀬村藤原
佐賀県道21号三瀬神埼線 三瀬村藤原 池田交差点
佐賀県道209号広滝大和富士線 大和町大字松瀬 三反田(さんただ)交差点
国道323号 重複区間起点 大和町大字梅野
E34 長崎自動車道 大和町大字久池井(くちい) 3 佐賀大和IC
国道263号 / 旧道 大和町大字久池井 肥前国庁前交差点
佐賀県道48号佐賀外環状線 大和町大字尼寺 尼寺南小路交差点[注釈 5]
国道263号 / 旧道 高木瀬町大字長瀬 佐賀工場団地交差点
佐賀県道31号佐賀川久保鳥栖線 高木瀬東2丁目 下高木交差点
国道34号
国道203号
国道264号
国道323号 重複区間終点
日の出1丁目 SAGAアリーナ前交差点 / 終点

沿線

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福岡市

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城南区[注釈 1]の北側にある荒江交差点が起点で、概ね南南西に延びている。同交差点から東西方向には国道202号が通り、北方向には福岡市道西新荒江線が西新方面に延びている。住宅や商店などが建ち並ぶ北行2車線・南行1,2車線の区間を通る。城南郵便局を左手に見て早良区に入り野芥口交差点で福岡外環状道路と交差し、野芥交差点では福岡県道49号大野城二丈線と交差する。福岡市道西新荒江線と起点の荒江交差点からこの野芥交差点までの区間は早良街道という愛称が付けられている。

野芥交差点以南も引き続き住宅・商業地の中を南南西に進む。途中、西鉄バス早良自動車営業所と早良区役所入部出張所を過ぎると真南に向きを変え、住宅がやや少なくなる。早良平尾交差点で福岡県道136号入部中原停車場線・佐賀県道136号早良中原停車場線が左側に分岐し、当道路はやや右にカーブし、すぐに室見川を大井手橋で越える。そこから2 kmほど進み住宅地の内野・陽光台地区を通る。

陽光台地区を過ぎると再び南南西に向きを変え、住宅が少なくなる。そして間もなく今度は右にカーブして西北西に向きを変え、脊振山地の山間部に入り上り坂となる。トンネルを抜け曲渕ダムを右手に見、曲渕集落を抜け再び南南西に向きを変えると三瀬峠の峠越え区間となる。三瀬峠にはループ橋とトンネルで構成される三瀬トンネル有料道路(やまびこロード)が通っているが、旧道は急勾配とヘアピンカーブが連続する。三瀬峠が福岡・佐賀両県の県境となっており、峠を越えて(三瀬トンネル有料道路はトンネル内で)佐賀市に入る。

佐賀市

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佐賀市三瀬村に入り、三瀬トンネル有料道路と旧道の合流点を過ぎると間もなく佐賀市役所三瀬支所や佐賀市立小中一貫校三瀬校などがある三瀬村の中心地域を通る。当道路に沿ってはいないが三瀬村の中心から西側に行くと北山ダムがある。三瀬村の中心から南進し、三瀬ルベール牧場 どんぐり村を過ぎると向合峠を越え佐賀市大和町に入る。向合峠から南側は急勾配となっており、福岡方面には登坂車線が設置されている。

松瀬地区を過ぎると嘉瀬川を右手に見ながら川沿いに進む。川向こうでは国道323号が並行している。南東に向きを変え、道の駅大和川上峡を通り、脊振山地を抜けて佐賀平野に入ると沿線は住宅地・商業地に一変する。長崎自動車道をくぐり佐賀大和IC肥前国庁跡・佐賀県立高志館高等学校・佐賀市役所大和支所・イオンモール佐賀大和を経てSAGAサンライズパーク独立行政法人国立病院機構佐賀病院のあるSAGAアリーナ前交差点が終点となる。SAGAアリーナ前交差点から東西方向には国道34号が延びており、南側は国道264号であり佐賀市中心部に向かう。

起点から

  • 福岡県
    • 三瀬峠(福岡市早良区 - 佐賀県佐賀市)
  • 佐賀県
    • 向合峠(佐賀市)

脚注

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注釈

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  1. ^ a b c d e f 荒江交差点は城南区早良区の境に位置する。
  2. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  3. ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
  4. ^ 干隈三差路交差点は城南区と早良区の境に位置する。
  5. ^ 旧道で直接接続、現道では側道を経由して接続

出典

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  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2022年1月24日閲覧。
  2. ^ 2005年10月1日、佐賀市神埼郡三瀬村佐賀郡富士町・佐賀郡諸富町・佐賀郡大和町が合併して、新佐賀市発足。
  3. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月15日閲覧。
  4. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年10月26日閲覧。
  5. ^ 市報さが昭和60年4月号 p.1、佐賀市、1985年、2022年7月14日閲覧
  6. ^ 市道三溝線の道路愛称「サンライズストリート」について」佐賀市、2022年5月24日、2022年7月14日閲覧

関連項目

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外部リンク

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