吉林省 (満洲国)

満州国の省
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吉林省(きつりんしょう)は、満洲国にかつて存在した省。現在の中華人民共和国吉林省の一部地域に相当する。

満洲国 吉林省
1932年 - 1945年
簡称:


吉林省の地図(1942年)
吉林省の地図(1942年)
吉林省の地図(1942年)
簡体字 吉林
繁体字 吉林
拼音 Jílín
カタカナ転記 ジーリン
国家 満洲国
行政級別
政府所在地 永吉県
吉林市
建置 1932年
廃止 1945年 
面積
- 総面積(1940年) 83,206.977 km²
人口
- 総人口(1940年) 560.9 万人
- 人口密度 67.4 人/km²
吉林省の市・縣・旗(1940年)

歴史

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1931年民国20年)当時、中華民国吉林省は41県1政治局を管轄していた。満洲事変により日本の支配下に入ると、同年9月26日に熙洽により吉林省長官公署が設置され、9月28日には中華民国からの独立宣言が発表された。

1932年大同元年)3月9日、満洲国は「省公署官制」(大同元年3月9日教令第13号)を公布して省政府を省公署に改編、永吉県に吉林省公署を設置した。1934年康徳元年)10月11日に新たな「省公署官制」(康徳元年10月11日勅令第124号)を公布し、吉林省は吉林、浜江三江間島の4省に分割され、吉林省は吉林市長春県双陽県伊通県徳恵県農安県長嶺県乾安県扶余県永吉県舒蘭県額穆県敦化県樺甸県磐石県楡樹県懐徳県奉天省より移管)の17市県を管轄するようになった。

その後の行政整理を経て満洲国崩壊直前には2市、15県、1旗を管轄するようになっていた。

下部行政区画

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満洲国崩壊直前の下部行政区画

設置

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1932年3月、満洲国政府により吉林省が設置される。

廃止

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1945年8月、満洲国の崩壊と共に自然消滅。

歴代省長

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特記なき場合『世界諸国の制度・組織・人事 : 1840-2000』による[1]

  • (兼)煕洽:1932年3月9日 - 1934年11月30日
  • 李銘書:1934年12月1日 - 1937年7月1日
  • 閻伝紱:1937年7月1日 - 1942年9月28日
  • 金名世:1942年9月28日 - 1944年12月16日
  • 徐家桓:1944年12月16日 - (終戦)

脚注

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  1. ^ 秦 2001, 155頁.

参考文献

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  • 秦郁彦 編『世界諸国の制度・組織・人事 : 1840-2000』東京大学出版会、2001年。ISBN 4130301225 

関連項目

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