八王子盆地
八王子盆地(はちおうじぼんち)は、東京都八王子市の中央部分を占める、北西方向から南東方向へ緩やかに傾斜している、長さおよそ3.5キロメートル、幅およそ2.5キロメートルの小規模な盆地[1]。標高は概ね100メートル前後であり、南の多摩丘陵と北の加住丘陵の中間地帯で、浅川が東流しているが[2]、東側には日野台地があるため、盆地の出口は狭くなっている。盆地内は、現在では大部分が市街地化されているが、もともと北浅川、南浅川、川口川などが形成した扇状地が大部分を覆い[1]、砂礫が厚く堆積しているため水田耕作に適さない土地が多く、かつては桑畑を設けて養蚕を行なうことが盛んな地域であった[2]。 気候は盆地の特性上、夏・冬で気温差が激しい。
脚注
編集- ^ a b 日本大學第2中學校社會部陸水班「八王子盆地の地下水 - 生徒の研究報告」『東北地理』第3巻第1-2号、東北地理学会、1951年、35-37頁、doi:10.5190/tga1948.3.35、ISSN 0387-2777、NAID 130001075761。
- ^ a b 多摩川誌編集委員会「2.3.4 八王子盆地の発展」『多摩川誌』財団法人 河川環境管理財団、1986年 。2013年4月7日閲覧。
関連項目
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