佐々木卓
佐々木 卓(ささき たかし、1959年〈昭和34年〉7月5日 - )は、日本の実業家。株式会社TBSホールディングス[1]・株式会社TBSテレビ取締役会長。元代表取締役社長[2]。
ささき たかし 佐々木 卓 | |
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生誕 |
1959年7月5日(65歳) 日本 東京都 |
出身校 | 早稲田大学法学部 |
職業 | 実業家 |
肩書き |
TBSホールディングス・ TBSテレビ代表取締役社長 |
任期 | 2018年6月 - 2024年6月 |
前任者 | 武田信二 |
後任者 |
阿部龍二郎(TBSホールディングス) 龍宝正峰(TBSテレビ) |
経歴
編集学生時代
編集東京都出身[3]。中学3年の時、当時住友銀行に勤務していた宿澤広朗(早稲田大学政治経済学部出身)がラグビー日本代表に選出されたことに触発され、早稲田大学高等学院を受験し入学[4]。大西鐵之祐ヘッドコーチらの指導で第57回全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場した[4]。
早稲田大学法学部[5]在学中は体育会ラグビー蹴球部に所属(ポジションはスクラムハーフ)。早大ラグビー部の1年後輩に、自身とハーフ団を形成した本城和彦やスポーツライターの藤島大がいる。
TBS
編集1982年、東京放送(旧法人、現:TBSHD)入社。北京支局長、『筑紫哲也 NEWS23』プロデューサー、編成局編成部長、経理局長、グループ経営企画局長、編成局長、常務取締役を経て2017年に専務取締役、2018年6月28日よりTBSホールディングス・TBSテレビ代表取締役社長に就任した[3]。2024年6月27日より取締役会長[6]。
赤坂エンタテインメント・シティ構想
編集社長就任翌年の2019年1月30日、TBSHDはTBSシナジーを生む総合メディア戦略の一環として『赤坂エンタテインメント・シティ構想』を発表。三菱地所と共同事業協定を締結し、国際新赤坂ビルの再開発や、赤坂サカス及び周辺施設のリニューアルを計画すると報じられた[7]。この構想に伴い、1996年から休業期間を経て24年間続いたライブハウス『赤坂BLITZ』(末期の名称はマイナビBLITZ赤坂)は2020年9月22日をもって営業を終了した[8]。
ブランドプロミスとロゴマーク変更
編集2020年1月6日、TBSは翌年(2021年)に迫った創立70周年に向け、TBSグループにおける企業理念とブランドプロミスを制定することを発表。日本だけでなく世界に向けた、あらゆるサービスを提供していくとされた[9]。この理念を受け、現放送センターが完成した1994年から26年間親しまれてきたローマン体ロゴ[9]と、2000年4月から20年間使われたネットワークシンボル『ジ〜ン』の使用を終了し、ブルーを基調としたTBSロゴに生まれ変わった。
また同年10月1日には、持株会社の東京放送ホールディングスが「TBSホールディングス」に名称変更されている。
『東京マガジン』存続を巡って
編集2021年4月改編では、平成改元後の1989年10月にスタートした長寿情報バラエティ『噂の!東京マガジン』を終了させる方針だった。背景には、司会の森本毅郎を始めとするレギュラー出演者の高齢化が主な理由とされている[10][11]。折しも、ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ・Snow Manの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』が『東京マガジン』の後番としてレギュラー放送されることが決定しており、視聴者層の若返りも求められていた。話し合い及び調整の末、『東京マガジン』は地上波からBS-TBSへ移行する形で打ち切りを免れた[10]。
その後『それスノ』は2023年4月改編で金曜20時枠に移動。『東京マガジン』はレギュラー出演者だった風見しんごの降板[12]と笑福亭笑瓶の死去[13]を乗り越え、2024年5月現在も継続している。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “役員一覧|TBSホールディングス”. 2021年9月21日閲覧。
- ^ “役員一覧|TBSテレビ”. 2021年9月21日閲覧。
- ^ a b “TBS佐々木卓社長に聞く、地方局の東京支社をシェアオフィスに移転する狙い 「JNN系列をさらに強い集団に」”. ITmedia. 2021年9月21日閲覧。
- ^ a b 毎日新聞(インタビュアー:黒川優)「ラグビーから学んだ経営理念/上 TBS社長 「個性を認めてこそ組織だ」」『毎日新聞社』、2020年12月22日 。2021年9月23日閲覧。
- ^ “TBSに注入される「早大ラグビー部」の魂”. 現代ビジネス. 講談社 (2018年6月2日). 2019年6月23日閲覧。
- ^ 代表取締役の異動及び役員人事に関するお知らせ 日本経済新聞 2024年5月14日
- ^ 『「赤坂エンタテインメント・シティ構想」の実現に向けて』(PDF)(プレスリリース)TBSホールディングス、2019年1月30日 。2021年9月23日閲覧。
- ^ “「マイナビBLITZ赤坂」が閉館 最終はファン見守る中、人気グループがライブ”. 赤坂経済新聞 (みんなの経済新聞ネットワーク). (2020年9月30日) 2021年9月23日閲覧。
- ^ a b 『TBSグループ、企業理念及びブランドプロミスを制定 ブランドロゴも刷新』(PDF)(プレスリリース)TBSホールディングス、2020年1月6日 。2021年9月23日閲覧。
- ^ a b “「噂の!東京マガジン」地上波からBSへの移行は“格下げ”ではない”. ZAKZAK (産業経済新聞社). (2021年3月30日) 2021年9月23日閲覧。
- ^ ““時代錯誤の老害番組”の批判も!『噂の!東京マガジン』終了はあのコーナーのせい?”. サイゾー (2020年11月13日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “「噂の!東京マガジン」風見しんごが卒業 「最後まで『やめとけ』って言ったのは笑瓶さんだけ」”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ). (2021年12月18日) 2024年5月14日閲覧。
- ^ “落語家の笑福亭笑瓶さん死去、66歳…「噂の!東京マガジン」などで活躍”. 読売新聞 (読売新聞社). (2023年2月22日) 2023年5月8日閲覧。