九華公園
三重県桑名市の公園
九華公園(きゅうかこうえん)は、三重県桑名市吉之丸にある公園。桜、つつじ、桑名市の花でもある花菖蒲の名所として知られ、市民の憩いの場として親しまれている。
九華公園 Kyuka Park | |
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九華公園・吉之堀と橋上の休憩所 | |
分類 | 史跡公園(三重県指定史跡) |
所在地 | |
座標 | 北緯35度03分52秒 東経136度41分55秒 / 北緯35.06444度 東経136.69861度 |
面積 | 7.20ha |
設計者 | 小沢圭次郎 |
設備・遊具 | 本丸跡、水堀等 |
駐車場 | あり |
バリアフリー | あり |
告示 | 1928年(昭和3年) |
概要
編集九華公園は桑名城跡を公園として整備したもので、園内では桑名城ゆかりの様々な遺構を見ることができる。堀は公園全体の約6割を占め、水が張られている。堀上には多数の橋が架けられている。
園内には、ソメイヨシノ、しだれ桜、山桜などの桜が約450本あり[1]、三重県下屈指の桜の名所となっている[2]。また、ヒラドツツジ、オオムラサキツツジといったつつじが、伊勢系、肥後系、江戸系といった花菖蒲が数千株ある。花菖蒲の数は約8,000株とも言われているが、庭師でも数え切れない数となっている[3]。
歴史
編集桑名城としての歴史は、桑名城の沿革の節を参照のこと。
明治維新によって桑名城は灰燼に帰し、以後荒廃していたが、1928年(昭和3年)に松平定信(守国公、楽翁)没後百年祭を記念して、本丸・二之丸一帯が九華公園として整備された。公園の設計者は、元桑名藩士で庭園史研究家の小沢圭次郎である[4]。
施設等
編集祭・イベント
編集名称の由来
編集中国には九華扇という扇があり、桑名城の通称が扇城であることから、この公園に関連深いものと考えられる。一方、九華は「くはな(くわな)」と読むことができ、江戸時代には桑名を表すものとして使用された。そこで、城の通称と「くわな」の読みにかけて九華公園と名づけられたと言われている。
ギャラリー
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ニ之丸跡
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本丸跡と辰巳櫓跡(中央)
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天守台
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神戸櫓跡
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鎮国守国神社
脚注
編集- ^ “桑名城跡・九華公園”. 観光三重. 公益社団法人 三重県観光連盟. 2024年10月13日閲覧。
- ^ “桑名市にある旧東海道”. かんこうみえ. 公益社団法人 三重県観光連盟 (2011年6月12日). 2024年10月13日閲覧。
- ^ “諸戸氏庭園と九華公園を散策して花菖蒲・青もみじを満喫。江戸・明治の賓客になった気分で、初夏の風情を楽しんできました!【取材日:2018年6月】”. 観光三重. 公益社団法人 三重県観光連盟 (2018年6月6日). 2024年10月13日閲覧。
- ^ “小沢圭次郎”. 桑名市役所 (2022年4月15日). 2024年10月13日閲覧。
- ^ “桑名城跡”. 桑名市埋蔵文化財整理所 桑名市の指定文化財. 桑名市教育委員会. 2024年10月13日閲覧。
- ^ a b “イベント予定表”. 桑名市観光サイト. 桑名市役所. 2024年10月13日閲覧。
外部リンク
編集- 九華公園 - 桑名市