主計町 (金沢市)

金沢市の町
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主計町(かずえまち)は、石川県金沢市浅野川沿いにある町名1999年10月1日、旧町名として復活した地域で、旧町名復活運動のさきがけとなった。

主計町
主計町
主計町
主計町の位置(金沢市街内)
主計町
主計町
主計町の位置
主計町の位置(金沢市内)
主計町
主計町
主計町 (金沢市)
主計町の位置(石川県内)
主計町
主計町
主計町 (石川県)
北緯36度34分20.27秒 東経136度39分47.92秒 / 北緯36.5722972度 東経136.6633111度 / 36.5722972; 136.6633111
日本の旗 日本
都道府県 石川県
市町村 金沢市
人口
2018年(平成30年)4月1日現在)[1]
 • 合計 25人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
920-0908[2]
市外局番 076 (金沢MA)[3]
ナンバープレート 金沢
主計町 Googlemaps
暗がり坂(主計町3)は久保市乙剣宮(くぼいちおとつるぎぐう)へ続く

地理・歴史

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加賀藩士・富田主計(とだかずえ)の屋敷があったことに由来[4]。金沢市では東山ひがしとともに、種別茶屋町で重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。

主計町は北国街道が浅野川を渡る地点に架かる浅野川大橋の近くに位置する。茶屋町として明治期から昭和戦前期にかけて栄え、当時の建造物が多く残っている。金沢の茶屋街は東山地区の「ひがし」と、野町地区の「にし」と、浅野川の近くで「ながれ」とも呼ばれた主計町の3つがある。どこも石畳が敷かれ、料亭や茶屋が並び、「木虫籠」(きむずこ)と呼ばれる格子窓から、三味線の音が聞こえてくる情緒ある町並みである。

五木寛之1978年に主計町を舞台に新聞記者と少女との恋愛を描いた小説『浅の川暮色』(あさのがわぼしょく)を出した。2010年には「金沢ものがたり 主計町あかり坂」(『オール讀物』2010年4月号)を書いた。主計町の芸妓になった高木凜(りん也)と、泉鏡花の研究家で老詩人の高橋冬二郎のやり取りの中で、高橋に名無しの坂に触れて「暗、と、明。泉鏡花にはあけの明星をよんだ句があります。そこで、あかり坂。よし、これできまった」と語らせている[5]

 
主計町の夕景

「住居表示に関する法律」のモデル都市指定

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旧町名復活の条件

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  • 歴史と由来のある町名であること
  • 住民の総意が得られること
  • 法の枠を超えない範囲であること(街区方式にのっとっているかどうか)

世帯数と人口

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2018年(平成30年)4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
主計町 18世帯 25人

小・中学校の学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[6]

番・番地等 小学校 中学校
全域 金沢市立兼六小学校 金沢市立兼六中学校

脚注

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  1. ^ a b 町丁別人口・世帯数【改正後】”. 金沢市 (2018年4月1日). 2018年4月24日閲覧。
  2. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2018年4月24日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年4月24日閲覧。
  4. ^ a b c 旧町名”. 金沢市. 2024年8月27日閲覧。
  5. ^ 暗がり坂に平行する名無し坂だった。あかり坂の石段の脇に標柱があり、五木の言葉が刻まれている。「暗い夜のなかに明かりをともすような美しい作品を書いた鏡花を偲んで、あかり坂と名づけた。あかり坂は、また、上がり坂の意(こころ)でもある」。
  6. ^ 金沢市立小中学校通学区域一覧”. 金沢市. 2018年4月24日閲覧。

外部リンク

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