一菱内湖
一菱内湖(いちひしないこ、ロシア語名ゴリャチェエ湖(ロシア語: Горячее))は国後島にあるカルデラ湖[1]。
一菱内湖 | |
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一菱内湖 | |
所在地 |
ロシアサハリン州南クリル管区 |
面積 | 4.5 km2 |
最大水深 | 62 m |
水面の標高 | 130 m |
成因 | カルデラ湖 |
淡水・汽水 | 淡水 |
プロジェクト 地形 |
概要
編集湖は泊山のカルデラ内の海抜130mにあり、深さは最大62m、面積4.5㎢でカルデラの3分の1を占める[2]。また、同じカルデラ内にはキピャシュチェエ湖(Кипящее)があり、人口の水路でつながっている。 水質は酸性で、魚類はほとんどいない。しかし、酸性の水質に適応した小さな甲殻類などが生息している。ロシア語名の意味は「温かい」という意味だが、水温が高いのは湖の南側のみで、高温の温泉が湧出している。また、湖や湖岸には硫黄泉があり、かつては硫黄鉱床の探鉱が行われていた[3]。 湖の流出河川はオゼルナヤ川(日本語名:一菱内川)のみで、根室海峡に注いでいる。
註
編集- ^ “コトバンク 一菱内湖”. 2023年5月28日閲覧。
- ^ Template:ГВР
- ^ “一菱内湖の硫黄鉱床”. 2023年5月28日閲覧。
参考文献
編集- “Озёра Горячее и Кипящее в кальдере вулкана Головнина”. 2018年6月26日閲覧。