ムネフサハワイミツスイ

ムネフサハワイミツスイ(学名:Moho nobilis)は、全長約32cmで、アメリカ合衆国ハワイ州ハワイ島に生息していた、スズメ目フサミツスイ科英語版に属する鳥類の一種。を吸って暮らしていた。見た目が美しいことやを使ったケープハワイ先住民のみならず観光客の土産として人気を呼んだことから人間に捕獲され[1]、また移入種からの鳥マラリア原虫に感染したため1934年絶滅した。モロカイ島オアフ島にいた近縁種も同様の理由ですでに絶滅している[2]

ムネフサハワイミツスイ
保全状況評価
EXTINCT
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: フサミツスイ科 Mohoidae
: ムネフサハワイミツスイ M. nobilis
学名
Moho nobilis
(Merrem, 1786)
和名
ムネフサハワイミツスイ
英名
Hawaiʻi ʻōʻō

全身黒色で、胸部左右に黄色い房状の飾り羽を生やす。尾が長く白色と黄色が入っている。

出典

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  1. ^ 今泉忠明「絶滅野生動物事典」、角川ソフィア文庫、2020年、467~468頁
  2. ^ 今泉忠明「絶滅野生動物事典」、角川ソフィア文庫、2020年、467~468頁