ベラのワンダフル・ホーム
『ベラのワンダフル・ホーム』(原題:A Dog's Way Home)は2019年にアメリカ合衆国で公開されたドラマ映画である。監督はチャールズ・マーティン・スミス、主演はアシュレイ・ジャッドが務めた。本作はW・ブルース・キャメロンが2012年に発表した小説『A Dog's Way Home』を原作としている。
ベラのワンダフル・ホーム | |
---|---|
A Dog's Way Home | |
監督 | チャールズ・マーティン・スミス |
脚本 |
W・ブルース・キャメロン キャスリン・ミション |
原作 | W・ブルース・キャメロン『A Dog's Way Home』 |
製作 |
W・ブルース・キャメロン ギャヴィン・ポローン |
製作総指揮 |
ジェフリー・チャン ロバート・J・ドーマン T・D・ジェイクス ユ・ドン デリック・ウィリアムズ |
出演者 |
アシュレイ・ジャッド ジョナ・ハウアー=キング エドワード・ジェームズ・オルモス アレクサンドラ・シップ |
音楽 | マイケル・ダナ |
撮影 | ピーター・メンジース・ジュニア |
編集 | デヴィッド・S・クラーク |
製作会社 |
コロンビア ピクチャーズ ボナ・フィルム・グループ パライアー |
配給 |
ソニー・ピクチャーズ イオンエンターテイメント |
公開 |
2019年1月11日 2019年11月8日 |
上映時間 | 102分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | 1800万ドル[2] |
興行収入 | $76,087,556[2] |
概略
編集犬のベラは飼い主のルーカスと離ればなれになってしまった。ルーカスと再会するには400マイルもの距離を自力で移動する必要があった上に、道中には険しい山岳地帯が横たわっていた。絶望的な状況だったが、ベラは「ルーカスに会いたい」という一心で歩き始めた。その旅の途中、ベラは様々な人々と出会い、彼/彼女らに慰めや幸福を与えていった。本作はベラがルーカスに再会するまでの旅模様を描き出した作品である。
キャスト
編集字幕版と吹替版が同時公開されているが、吹替え専門サイト『吹きカエル大作戦』では発売ソフト収録作品扱いとなっている。
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
テリー | アシュレイ・ジャッド | 髙梨愛 |
ルーカス | ジョナ・ハウアー=キング | 木村良平 |
アクセル | エドワード・ジェームズ・オルモス | 臼木健士朗 |
オリヴィア | アレクサンドラ・シップ | 志田有彩 |
ベラ | シェルビー (犬) | |
ベラの声 | ブライス・ダラス・ハワード | 悠木碧 |
ミカ | ウェス・ステュディ | 宮﨑聡 |
ギャヴィン | バリー・ワトソン | 金城大和 |
レオン | タミー・ギリス |
製作
編集2017年11月7日、アシュレイ・ジャッドとエドワード・ジェームズ・オルモスが本作に出演するとの報道があった[3]。2018年1月24日、バリー・ワトソンがキャスト入りした[4]。
撮影
編集マーケティング・興行収入
編集2018年10月12日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[6][7]。
本作は『レプリカズ』及び『人生の動かし方』と同じ週に封切られ、公開初週末に900万ドルから1000万ドルを稼ぎ出すと予想されていたが[8]、実際の数字はそれを若干上回るものとなった。2019年1月11日、本作は全米3090館で公開され、公開初週末に1125万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場3位となった[9]。
評価
編集本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには76件のレビューがあり、批評家支持率は62%、平均点は10点満点で5.44点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「ファミリー層向けの動物ドラマが好きな人たちにとっても、『ベラのワンダフル・ホーム』は最高の一本ではないかもしれない。しかし、同作における犬の冒険譚は万人受けするものであり、ハートウォーミングなものでもある。」となっている[10]。また、Metacriticには14件のレビューがあり、加重平均値は50/100となっている[11]。なお、本作のCinemaScoreはA-となっている[12]。
出典
編集- ^ “A Dog's Way Home AMC Theaters”. 2019年1月9日閲覧。
- ^ a b “A Dog's Way Home”. 2019年8月8日閲覧。
- ^ “Ashley Judd, Edward James Olmos to Star in ‘A Dog’s Way Home’” (2017年11月7日). 2019年1月9日閲覧。
- ^ “Barry Watson Joins Ashley Judd In Sony’s ‘A Dog’s Way Home’” (2018年1月24日). 2019年1月9日閲覧。
- ^ “A Dog’s Way Home Movie From W. Bruce Cameron to Film in Vancouver” (2017年9月8日). 2019年1月9日閲覧。
- ^ “A Dog's Way Home Trailer: Bryce Dallas Howard Voices a Sweet Puppy in 'Emotional' Adventure” (2018年10月12日). 2019年1月9日閲覧。
- ^ “A DOG'S WAY HOME - Official Trailer (HD)”. 2019年1月9日閲覧。
- ^ “‘The Upside’ to Lead Quiet Box Office Otherwise Dominated by Holiday Holdovers” (2019年1月8日). 2019年1月9日閲覧。
- ^ “January 11-13, 2019”. Box Office Mojo. 2019年1月15日閲覧。
- ^ “A Dog's Way Home”. Rotten Tomatoes. 2019年8月8日閲覧。
- ^ “A Dog's Way Home (2019)”. Metacritic. 2019年8月8日閲覧。
- ^ “Why Kevin Hart’s Oscar Host Noise Didn’t Upset ‘The Upside’ At B.O.: STX Posts First No. 1 Opener With $19.5M+”. Deadline.com (2019年1月13日). 2019年8月8日閲覧。