プロジェクトBB
『プロジェクトBB』(プロジェクトビービー、原題:寶貝計劃、英題:Rob-B-Hood)は、2006年の香港映画。
プロジェクトBB | |
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寶貝計劃 Rob-B-Hood | |
監督 | ベニー・チャン |
脚本 |
ベニー・チャン ジャッキー・チェン アラン・ユン |
製作 |
ベニー・チャン ウィリー・チェン ソロン・ソー |
製作総指揮 |
ジャッキー・チェン アルバート・ヤン |
出演者 |
ジャッキー・チェン マイケル・ホイ ルイス・クー ユン・ピョウ カオ・ユェンユェン シャーリーン・チョイ |
音楽 | チェン・フェイヨン |
撮影 | アンソニー・プーン |
配給 | UIP |
公開 |
2006年9月29日 2007年4月7日 |
上映時間 | 126分 |
製作国 | 香港 |
言語 | 広東語 |
プロジェクトBB | |
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各種表記 | |
繁体字: | 寶貝計劃 |
簡体字: | 宝贝计划 |
拼音: | bǎobèi jìhuà |
発音: | バオベイ ジーファ |
広東語拼音: | bou2 bui3 gai3 waak6 |
英文: | Rob-B-Hood |
概要
編集ベニー・チャン監督、ジャッキー・チェン主演のアクションコメディ。BBとは赤ちゃん (Baby) のこと。
ジャッキー・チェン主演の『プロジェクトA』(原題:A計劃、1983年)、『プロジェクトA2 史上最大の標的』(原題:A計劃續集、1987年)を連想させる題名だが、この2作とは関連のない独立した作品である。
第26回香港電影金像奨にて最優秀新人賞(赤ちゃん役のマシュー・メドヴェデフ)と最優秀アクションデザイン賞にノミネートされた。
2006年9月8日に第63回ヴェネツィア国際映画祭にて招待作品として上映された。香港では同年9月29日に公開され、週間興行成績では初登場から3週連続で1位となった。興行収入は、香港で2006年に公開された香港映画作品中1位(全作品中では7位、中国作品中では『SPIRIT』に次いで2位)。
日本では2007年4月7日にシネマート六本木・新宿オデヲン座ほかにて全国公開された。配給はUIP映画。
興行収入は公開最初の5日間で10,690,554香港ドル(≒約1億6636万2000円)、日本公開前の全世界では2006年10月現在で20,434,179USドル(≒約24億5210万円)。
ストーリー
編集プロの泥棒サンダル(ジャッキー・チェン)は、ギャンブル好きが高じて、賭場からの借金が返せなくなっていた。女好きの相棒フリーパス(ルイス・クー)もお金に困っていたところ、二人を泥棒に育てた大家(マイケル・ホイ)が大きな仕事をもってきた。
ところが、3人そろって盗みに入った大富豪リー家から、大家は生まれたばかりの赤ん坊を連れてきてしまう。赤ん坊をその子の祖父であるギャングのボス(チェン・バオグォ)へ送り届けるのが今回の仕事だった。
しかし、大家が交通違反を起こしたことで警察に拘留されてしまい[1]、その間サンダルとフリーパスの二人で赤ん坊の面倒をしばらく見ることになってしまう。
キャスト
編集- サンダル - ジャッキー・チェン (石丸博也)
- フリーパス - ルイス・クー (小山力也)
- 大家 - マイケル・ホイ (広川太一郎)
- スティーブ・モク警部 - ユン・ピョウ (古谷徹)
- メロディ(看護師) - カオ・ユェンユェン (黒河奈美)
- パッイン(フリーパスの妻) - シャーリーン・チョイ (佐々木亜紀)
- 大家の妻 - テレサ・カルピオ
- サンダルの父 - クー・フェン
- マニ(赤ちゃんの母) - チェリー・イン
- リー奥様(マニの義母) - キャンディ・ユー
- 洪峰(ギャングのボス) - チェン・バオグォ (野島昭生)
- テレサ・トー
- Lisa S.
- 輸送車運転手A - ニコラス・ツェー (浪川大輔)
- 輸送車運転手B - ダニエル・ウー (三木眞一郎)
スタッフ
編集日本語吹替版制作スタッフ
編集- 演出:市来満
- 翻訳:中村久世
- 制作・著作:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
その他
編集- 中国語題の「寶貝計劃」(日本の漢字で宝貝計画)の寶と貝の字の「目」の部分の色・形をアルファベットのBにして「BB計劃」とデザインされている。
- 日本語吹き替え版では、劇中でのセリフに、ジャッキーがこれまでに出演した作品の題名が頻繁にでてくる。「ヤングマスターがデッドヒートの末に・・・」、「頼むからもう降りてこないでくれ。まぁ時計台よりはましだが…」(『プロジェクトA』を連想させるセリフ)、「とんだラッシュアワーだな」、「香港国際警察にだって追いつかれる」、「キャノンボール かよ!」、「そりゃ~、サイクロンZ!!」、「クレイジーモンキーだな」、また日本のアニメ作品のタイトルや関連した台詞も出てきている。ほかにもスタッフロールで流れるNG集では、フリーパスが米ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』の主人公、ジャック・バウアーを連想させるセリフを言うシーンがある(こちらは吹き替えを担当した小山力也繋がり)。