プラ

プラ（pula）は、ボツワナの通貨単位。国際通貨コード（ISO 4217）は、BWP。補助通貨単位はテベ（thebe）で、1プラ=100テベ。プラとテベはそれぞれ、Pとtに略される。1プラ=11.47円（2014年3月5日現在）。

概要

ツワナ語でプラは、雨を意味している。カラハリ砂漠の影響で雨は非常に希少なため、通貨単位になった。なお、補助通貨単位のテベは「雨粒」を意味する。また、プラは雨の降るときの喜びから「万歳」という意味でも使われる言葉であり、国のモットーともなっている。

ボツワナは南アフリカのランドを通貨として使用していたが、当時南アフリカで行われていたアパルトヘイトへの反発にくわえ、ダイヤモンドによる経済成長で独自通貨を発行できる経済基盤が整ったとして、1975年に中央銀行のボツワナ銀行（英語版）が設立され、1976年にプラの発行が開始された。

現在のBWPの為替レート
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^ ジンバブエ・ドルが2009年4月12日をもって無期限使用停止となったことに伴い、2019年6月までユーロ, アメリカ合衆国ドル, イギリス・ポンド, ランド, インド・ルピー, オーストラリア・ドル, 人民元、日本円とともに使用可能となっていた。ジンバブエ政府の取引通貨としてはアメリカドルが使用されていた。
^ セシル・ローズによるベチュアナランド併合を阻止するため、1895年にイギリス本国へ渡り、当時の植民地大臣ジョゼフ・チェンバレンとの会談やイギリス中での遊説を行ったツワナ人部族の首長たち。