ブラックマジックデザイン
ブラックマジックデザイン(英語:Blackmagic Design Pty Ltd)は、オーストラリアに本社を置く総合映像機器メーカーである。
種類 | Proprietary company |
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業種 | 電子機器 |
設立 | 1984 |
創業者 | グラント・ペティ |
本社 | 、 |
拠点数 | アメリカ合衆国、イギリス、シンガポール、日本 |
事業地域 | 全世界 |
主要人物 | Grant Petty (CEO) |
製品 | Blackmagic URSA, BMPCC, BMPC, DaVinci Resolve, Cintel, ATEM, etc. |
サービス | 映画、放送機器 |
ウェブサイト |
www |
創業者は現CEOのグラント・ペティー。2015年10月現在、日本(東京、福岡)、アメリカ、イギリス、シンガポールにオフィスを持つ。
概要
編集オーストラリアのメルボルンに本拠地を有する映像機器メーカーである。
2009年、Da Vinci Systems社を買収。Da Vinci Systems社はエミー賞を受賞し、カラーコレクションとフィルム修復のソフトウェアを保有するメーカーであった。2010年には、スイッチャーメーカーのEcholab社、2011年には、Jupiter Systemsより映像変換機器メーカーのTeranex Systems Inc.社を買収[1]。2012年にはテレシネ、フィルムスキャナの老舗 英国 Cintel International社を買収[2]。2014年にはカナダのeyeon Software社を買収。eyeon社はビジュアルエフェクト合成ソフト、Fusionで知られている。
同社の標語は、"Leading the creative video revolution"。
主な製品
編集デジタルシネマカメラ
編集カラーコレクション・ノンリニア編集
編集- DaVinci Resolve:カラーコレクション、DI及びノンリニア映像編集システム。
ライブプロダクションスイッチャー
編集- ATEM Television Studio
- ATEM Production Studio 4K
- ATEM 1 M/E Production Studio 4K
- ATEM 2 M/E Production Studio 4K
- ATEM 2 M/E Broadcast Studio 4K:ブラックマジックデザイン初の4K60p対応スイッチャー
「ATEM」は「エイテム」と発音。[3]
I/O
編集- DeckLink 4K Extreme 12G:PCI Express対応I/Oボード。
- DeckLink 4K Pro
- DeckLink 4K Extreme
- DeckLink Studio 4K
- DeckLink SDI 4K
- UltraStudio 4K Extreme:Thunderbolt及びPCI Express対応I/Oボード。4K60pに対応。
- UltraStudio 4K:Thunderbolt対応I/Oボード。4K30pに対応。
フィルムスキャナー
編集- Cintel Film Scanner:35mm/16mmフィルム向けスキャナー
デジタルシネマカメラ製品
編集Blackmagic URSA
編集2014年、「NAB Show 2014」で、ブラックマジックデザインは 世界初のユーザーによるカメラマウントユニット換装でのアップグレードが可能な4Kデジタルシネマカメラの"Blackmagic URSA(アーサ)"を発表した。
また、2015年の「NAB Show 2015」では DCI 4Kにも対応する4.6Kセンサー搭載モデルを発表した。
センサー | Modes | FPS | 最大解像度 | RAWモード 80FPS時最速記録スピード (平均) |
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CMOS EF マウント | RAW, ProRes 4444 and 422 | 23.98, 24, 25, 29.97, 30, 50, 59.94, 60, 80, 90, 120, 240 | 4000 x 2160 (4Kモデル)、4608 x 2592 (4.6Kモデル) | 8MB/Frame (640MB/Second - 1min 40sec on 64GB / 3min 20sec on 128GB) |
CMOS PL マウント | RAW, ProRes 4444 and 422 | 23.98, 24, 25, 29.97, 30, 50, 59.94, 60, 80, 90, 120, 240 | 4000 x 2160 (4Kモデル)、4608 x 2592 (4.6Kモデル) | 8MB/Frame (640MB/Second - 1min 40sec on 64GB / 3min 20sec on 128GB) |
CMOS B4 マウント | ProRes 4444 and 422 | 23.98, 24, 25, 29.97, 30, 50, 59.94, 60 | 3840 x 2160 | 6MB/Frame (360MB/Second - 2min 58sec on 64GB / 5min 54sec on 128GB) |
センサーなし - HDMI | RAW, ProRes 4444 and 422 | --- | 3840 x 2160 | 6MB/Frame (360MB/Second - 2min 58sec on 64GB / 5min 54sec on 128GB) |
Blackmagic URSA Mini
編集2015年、「NAB Show 2015」で、Blackmagic URSA Miniを発表した。 Blackmagic URSAとは異なり、マウントユニットの換装はできない。
センサー | Modes | FPS | 最大解像度 |
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CMOS EF マウント | RAW, ProRes 4444 and 422 | 23.98, 24, 25, 29.97, 30, 50, 59.94, 60 | 4000 x 2160 (4Kモデル)、4608 x 2592 (4.6Kモデル) |
CMOS PL マウント | RAW, ProRes 4444 and 422 | 23.98, 24, 25, 29.97, 30, 50, 59.94, 60 | 4000 x 2160 (4Kモデル)、4608 x 2592 (4.6Kモデル) |
2015年、「IBC 2015」で、PLマウントを採用したモデル向けに、放送用B4マウントを装着するマウントアダプタを発表した。
Blackmagic Cinema Camera
編集2012年の 「NAB Show」において、 キヤノンEFマウントを採用したBlackmagic Cinema Cameraが発表された。[4]2.5K解像度のセンサーが内蔵されているため、13ストップのダイナミックレンジで1080pや2Kの出力が可能となった。
2012年の「IBC 2012」では、パッシブ方式マイクロフォーサーズシステム採用のモデルが追加されることが示唆された。これにより、オリンパスやパナソニックなどが製造する豊富なマイクロフォーサーズレンズでの利用が可能となった。さらにマイクロフォーサーズシステムのフランジバックが短いことから、サードパーティ製のレンズマウントアダプターの利用によりCanon FDマウントなど他規格のレンズを使用できるようになった。同年12月、パッシブ方式のマイクロフォーサーズシステムレンズマウントを採用したモデルが発表され、2013年初夏に出荷開始された。また、「IBC 2014」で、PLマウントを採用したモデルも発表された。
2.5インチSSDに、非圧縮DNG RAW及び、Apple ProRes、Avid DNxHDの圧縮フォーマットで収録する。
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Blackmagic Cinema Camera.
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Blackmagic Cinema Cameraとレンズ
Blackmagic Production Camera 4K
編集2013年のNAB Showで、同社初[5]の4Kカメラ製品となるBlackmagic Production Camera 4Kを発表した。 4K30pでの撮影に対応し、また世界で初めて6G-SDIビデオ出力を搭載した。従来製品のCinema Cameraのものより大きいスーパー35mm撮像素子を搭載した。[6]
2.5Kセンサーを有した従来のCinema Cameraと比較すると、いくつかの技術仕様の点でCinema Cameraよりも下位の点がある。 The Production Cameraのセンサーの常用ISO感度は400(Cinema Cameraの常用ISO感度は800)である。[7][8] Production Camera 4Kは12ストップのダイナミックレンジを有するが、Cinema Cameraでは13ストップのダイナミックレンジであった。一般的にダイナミックレンジが狭いことは、広いダイナミックレンジと比較してハイライトのディテールの表現の点に影響し得る。[9][10]
Blackmagic Pocket Cinema Camera
編集Production Camera 4Kと並んで、Blackmagic Pocket Cinema Cameraが発表された。これは1,000米ドル以下のコンパクトなカメラであり、SDカードに13ストップのダイナミックレンジを持つスーパー16ミリセンサーで1080p RAWまたはProResで収録でき、アクティブマイクロフォーサーズマウントとの互換性を有する。[11]このカメラはSuper 16mmイメージセンサー(12.48mmx7.02mm)を搭載し、これはマイクロフォーサーズシステムのセンサーサイズの僅か36%ほどの大きさである。35ミリフルサイズ換算でおおよそ2.88倍のクロップファクターとなるため、広角レンズを使用してのワイドな画角での撮影が、その倍率の関係上容易ではない。 23.976p, 24p, 25p, 29.97p, 30pの動画撮影に対応。また、ステレオマイクと3.5mm音声ジャックを持つ。 静止画撮影はできないが、タイムラプス収録機能を持つ。[12]
Blackmagic Micro Cinema Camera
編集2015年の「NAB Show」で、Blackmagic Micro Cinema Cameraが発表された。Pocket Cinema Camera同様に13ストップのダイナミックレンジを擁するスーパー16センサーを搭載した。
関連項目
編集脚注
編集- ^ http://www.tvtechnology.com/business/0011/blackmagic-design-acquires-teranex/210956
- ^ http://www.tvtechnology.com/business/0011/blackmagic-design-acquires-cintel-international/214686
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=pSNHnNYWdy8
- ^ “Blackmagic Cinema Camera aims to make pro video more affordable”. CNET (17 April 2012). 18 April 2012閲覧。
- ^ “Blackmagic's Production Camera 4K gets full size cinema sensor, $3,995 price tag”. Engadget (8 April 2013). 8 April 2013閲覧。
- ^ http://www.blackmagicdesign.com/press/pressdetails?releaseID=38169
- ^ http://www.eoshd.com/2014/03/4k-is-here-blackmagic-production-camera-review/
- ^ https://vimeo.com/90530653
- ^ http://www.4kshooters.net/2014/08/14/bmpc-4k-awesomeness-beautiful-cinematic-blackmagic-production-camera-4k-raw-samples/
- ^ https://vimeo.com/96892771
- ^ http://cinemacamera.net/2013/04/blackmagic-design-announced-pocket-cinema-camera-production-camera-4k/
- ^ Jeremy Starnas. “Blackmagic Pocket Cinema Camera First Impressions Review”. January 15, 2014閲覧。