ハセミモータースポーツ

有限会社ハセミモータースポーツ(HASEMI MOTOR SPORT)は、元レーシングドライバーの長谷見昌弘が代表を務める日本の企業。

有限会社ハセミモータースポーツ
HASEMI MOTOR SPORT
種類 有限会社
本社所在地 日本の旗 日本
243-0303
神奈川県愛甲郡愛川町中津6758
設立 1981年2月
業種 サービス業
代表者 長谷見昌弘
外部リンク http://www.hasemi-ms.com/
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星野一義率いるホシノインパルと並び、日産系チームとしてNISMOに次ぐ地位を占めるレーシングチームであった。なおインパルが自分以外のドライバーの参戦も世話する業務を行っていたのに対し、ハセミは長谷見が引退するまで長谷見の乗るマシンのみに専念していた点が異なる。

2010年まで後述するようにプロトタイプレーシングカーツーリングカーで争われる各種レースに参戦していたが、2011年のSUPER GT参戦を断念し、現在はレース活動を中断。アフターパーツの販売を中心に企業活動を継続している。

レース参戦実績

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全日本耐久選手権

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1983年から1987年まで、日産のエンジンを搭載するグループCカーで参戦。ワークス活動を再開する前の日産のセミワークス的立場にあった。1988年にNISMOが直接エントリーすることになり、撤退することとなる。

年度 参加マシン ドライバー 最高位
1983年 スカイラインターボC 長谷見昌弘/都平健二
1984年 LM04C/日産 長谷見昌弘/都平健二 4位
1985年 LM04C/日産、マーチ・85G/日産 長谷見昌弘/和田孝夫 5位
1986年 マーチ・85G/日産、マーチ・86G/日産 長谷見昌弘/和田孝夫 3位
1987年 マーチ・86G/日産、マーチ・87G/日産 長谷見昌弘/鈴木亜久里 8位

全日本ツーリングカー選手権

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1986年から1995年まで、日産の車両で参戦(1994年はNISMOワークスのみでハセミの参戦はなし)。日産のセミワークス的立場で、1989年、1991年、1992年にはタイトルを獲得した。1996年からはハセミモータスポーツでの参戦はなくなり、長谷見自身はHKSオペル・ベクトラでシリーズに参戦した。

年度 参加マシン ドライバー 最高位
1986年 スカイラインRSターボ(R30) 長谷見昌弘/舘善泰 2位
1987年 スカイラインRSターボ(R30) 長谷見昌弘/鈴木亜久里 2位
1988年 スカイラインGTS-R(R31) 長谷見昌弘/高橋健二 5位
1989年 スカイラインGTS-R(R31) 長谷見昌弘/アンデルス・オロフソン 1位
1990年 スカイラインGT-R(R32) 長谷見昌弘/アンデルス・オロフソン 1位
1991年 スカイラインGT-R(R32) 長谷見昌弘/アンデルス・オロフソン 1位
1992年 スカイラインGT-R(R32) 長谷見昌弘/福山英朗 1位
1993年 スカイラインGT-R(R32) 長谷見昌弘/福山英朗 1位
1995年 プリメーラ(P10) 長谷見昌弘 3位

全日本GT選手権・SUPER GT

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1994年~2000年は日産・スカイラインGT-RでGT500(GT1)クラスに参戦していた。参戦初年度から好調だったが、成績は次第に低迷した。

2001年~2003年は予算の関係並びに日産の意向により日産・シルビア(2001年・2002年)や日産・フェアレディZ(2003年)でGT300クラスに参戦。2003年はシリーズチャンピオンに輝く。

2004年にフェアレディZでGT500クラスに復帰。2008年より車両が日産・GT-Rに変更。

2010年は、再度日産の意向によりフェアレディZでGT300クラスに参戦、シリーズチャンピオンを獲得した。

長年、ユニシアジェックス(現・日立オートモティブシステムズ)をメインスポンサーとしていたが、2003年はエンドレス、2004年・2005年はG'zox、2006年から2008年はイエローハットがメインスポンサーとなっていた。2009年はメインスポンサーはなくなったが、トミカタカラトミー)とEBBRO(エムエムピー)が車名に冠された。マシンのカラーリングは、シルエットフォーミュラ時代を髣髴させる赤と黒の復刻カラーリングで、長年のスポンサーであるトミカへの感謝を表したものでもある。この年からタイヤをミシュランに変更した。

エンジンチューナーは東名エンジンなど。

年度 参戦クラス 参加マシン ドライバー 獲得ポイント ランキング
1994年 GT-1 (GT500) スカイラインGT-R(R32) 長谷見昌弘 56pts 2位
1995年 スカイラインGT-R(R32、R33) 長谷見昌弘 61pts 2位
1996年 GT500 スカイラインGT-R(R33) 長谷見昌弘/田中哲也 47pts 5位
1997年 スカイラインGT-R(R33) 長谷見昌弘/田中哲也 37pts 7位
1998年 スカイラインGT-R(R33) 長谷見昌弘/田中哲也 37pts 5位
1999年 スカイラインGT-R(R33) 長谷見昌弘/田中哲也 27pts 17位
2000年 スカイラインGT-R(R34) 長谷見昌弘/田中哲也 13pts 16位
2001年 GT300 シルビア(S15) 井出有治柳田真孝 53pts 4位
2002年 シルビア(S15) 山野哲也/柳田真孝 70pts 3位
2003年 フェアレディZ(Z33) 木下みつひろ/柳田真孝 77pts シリーズチャンピオン
2004年 GT500 フェアレディZ(Z33) 金石年弘エリック・コマス 50pts 4位
2005年 フェアレディZ(Z33) 金石年弘/エリック・コマス 42pts 8位
2006年 フェアレディZ(Z33) 横溝直輝ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 32pts 15位
2007年 フェアレディZ(Z33) セバスチャン・フィリップ/柳田真孝 30pts 12位
2008年 GT-R(R35) ロニー・クインタレッリ/横溝直輝 39pts 12位
2009年 GT-R(R35) ロニー・クインタレッリ/安田裕信 49pts 7位
2010年 GT300 フェアレディZ 星野一樹/柳田真孝 64pts シリーズチャンピオン

関連項目

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外部リンク

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