ナナクサインコ (学名:Platycercus eximius) は、オウム目インコ科に属する鳥類の一種。オーストラリア固有種

ナナクサインコ
タスマニア亜種
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: オウム目 Psittaciformes
: インコ科 Psittacidae
: Platycercus
: ナナクサインコ
P. eximius
学名
Platycercus eximius
(Shaw1792)
和名
ナナクサインコ
英名
Eastern Rosella

分布

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オーストラリア南東部。クイーンズランド州サウス・イースト・クイーンズランド地域、ニューサウスウェールズ州東部、ビクトリア州南オーストラリア州南東部、タスマニア州

生息域内では、標高1200m以下の疎林、農耕地、川沿いの林、公園に生息している。

形態

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全長29-33cm。

雌雄ほぼ同色。頭部から胸部にかけてと、下尾筒が赤色で、ほおには白い斑がある。腹部は黄色で、下に行くにしたがい黄緑色になる。翼はほぼ青く、小雨覆は黒色。背面の羽毛は基部が黒く先端が黄色で、背面は黄色と黒色のうろこ模様になっている。尾羽の中二枚は、青みがかった緑色で、外側の尾羽は青色で先端が白色。

分類

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3亜種確認されている。

  • P. e. exmius:基亜種。ニューサウスウェールズ州から南オーストラリア州南東部にかけて分布。
  • P. e. elecica:サウス・イースト・クイーンズランド地域からニューサウスウェールズ州の北部にかけて分布。基亜種より大きく、背面の羽毛はより黄色の面積が大きい。Golden-mantled Rosellaとも。
  • P. e. diemenensis:タスマニア亜種。最も大きい亜種で、ほおの白色部分もより大きく、頭部から胸部にかけての赤みもより強い。

生態

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採食は主に地上で行い植物の種子や、実、昆虫などを採食する。

巣は樹洞内に作られる。メスは卵を5個ほど産み、約3週間抱卵する。雛は、孵化から約1ヶ月で巣立ちする。

関連項目

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参考文献

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  • Michael Morcombe,Field Guide to Australian Birds, Steve Panish Publishing, 2004, ISBN 9781740215596
  • Egerton, L. ed. 2005. Encyclopedia of Australian wildlife. Reader's Digest ISBN 9780864491183