ティーン・ウルフ
『ティーン・ウルフ』(Teen Wolf)は、1985年にアトランティック・リリーシング・コーポレーションによって公開された、アメリカ合衆国のコメディ映画。監督はロッド・ダニエル、脚本はジェフ・ローブとマシュー・ワイズマンである。
ティーン・ウルフ | |
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Teen Wolf | |
監督 | ロッド・ダニエル |
脚本 |
ジェフ・ローブ マシュー・ワイスマン |
製作 |
マーク・レヴィンソン スコット・M・ローゼンフェルト |
製作総指揮 |
トーマス・コールマン マイケル・ローゼンブラット |
出演者 |
マイケル・J・フォックス ジェームズ・ハンプトン |
音楽 | マイルズ・グッドマン |
撮影 | ティム・サーステッド |
編集 | トゥルーディー・ラミレス |
配給 |
アトランティック・リリーシング・コーポレーション ヘラルド |
公開 |
1985年8月23日 1986年3月8日 |
上映時間 | 91分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $33,086,611[1] |
次作 | ティーン・ウルフ2/ぼくのいとこも狼だった |
この映画は、マイケル・J・フォックス演じる高校生スコット・ハワードが狼男に変身してしまったことによって、自分の家系に特異なものがあることに気づく内容となっている。
2011年から2017年にかけてMTVで放送されたテレビドラマ『ティーン・ウルフ』は本作品にもとづいているが、内容は異なっている。
あらすじ
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キャスト
編集※括弧内は日本語吹替[2]
- スコット・ハワード - マイケル・J・フォックス(三ツ矢雄二)
- ブーフ - スーザン・アルシッティ(冨永みーな)
- ハロルド・ハワード - ジェームズ・ハンプトン(阪脩)
- スタイルズ - ジェリー・レヴィン(井上和彦)
- ルイス - マット・アドラー(中原茂)
- パメラ - ロリー・グリフィン(藤田淑子)
- ソーン教頭 - ジム・マックレル(池田勝)
- ミック - マーク・アーノルド(石丸博也)
- コーチ - ジェイ・ターセス(嶋俊介)
- チャビー - マーク・ホルトン(安西正弘)
- ブラッド - ダグ・サヴァント(山寺宏一)
- カーク・ローリー - スコット・ポーリン(千田光男)
- ティナ - エリザベス・ゴーシー(鷹森淑乃)
- ロンダ - リンダ・ウィエスメアー(小林優子)
- 酒屋の店主 - ハーヴェイ・ヴァーノン(藤本譲)
- ホイト教師 - クレア・ペック(有馬瑞香)
- 英語教師 - グレゴリー・イッツェン(仲木隆司)
- 科学教師 - ドリス・ヘス(片岡富枝)
- 用務員 - ロドニー・カゲヤマ(福田信昭)
- ドラゴンズのコーチ - トロイ・エヴァンス(仲木隆司)
- 犬笛の少年 - カール・スティーヴン(羽村京子)
- ブレーデン - ミーガン・タンディ(竹村知美)
備考
編集- スコットの父親が彼に "With great power comes greater responsibility" と言ったセリフはスパイダーマンからの引用で、この映画の脚本家のジェフ・ローブが漫画好きで、他の漫画の原作者だからである。
- スコットがブーフと一緒に歩いていた通りは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマーティが祖父の車にはねられた通りと同じ場所である。
この作品へのパロディ・ギャグ
編集- テレビアニメシリーズ『クローン・ハイ』に狼男のバスケットプレーヤーが出てくる。
- テレビ映画Totally Awesomeには、ほかの1980年代の映画とともにこの映画のパロディがある。
- ザ・シンプソンズの第11シーズンのエピソード「衝撃映像! ザ・シンプソンズの内幕」には、オフカメラでバートが全員の手を挙げさせ、制作を遅らせる場面がある。その際バートは自分のエージェントに"Fine, I'll do Teen Wolf 3, but only because I have fair-weather friends to feed."と電話した。
- イギリスのスケッチ・コメディー番組『Bo' Selecta!』において、登場人物であるAvid Merrionが狼男としてのスコットと、試合中にしばしば会場をおむつだらけにしてしまうバスケットチームの一員を演じることになっていた。その番組が打ち切りになったと伝えられた際、Avid Merrionが"But we've done this really elaborate Teen Wolf sketch! It's really self-indulgent, we've got nappies on and everything!"と発言した[3]。なお、おむつは番組内でギャグとして使用されており、初期の回では『ハッピーデイズ』の登場人物が履いていたこともあった[4]。
- X-Playのハロウィンエピソードでは、人を殺す狼男と、エレキギターとバスケットボールをたしなむ狼男のことが描かれた。なお、この映画をネタにしていると思われるのは後者のほうである。
- 2006年、フラッシュアニメ『Homestarrunner.com』のハロウィンエピソードでホームスター・ランナーがティーン・ウルフの仮装をした。
- 映画『40歳の童貞男』において、アンディ(スティーヴ・カレル)がジェイ(ロマニー・マルコ)に秘密を打ちあけ、自分がかっこよく見えるかどうか尋ねた。ジェイはかっこいいと答え、健康面での助言をし、 "...that whole Teen Wolf thing, that has to go"と言って、胸にワックスを塗るべきだと悲しそうに言った。
- テレビドラマ『The O.C.』の第3シーズンのエピソード『アフターマス(原題:The Aftermath)』で、ライアン・アトウッドとセス・コーエンがこの映画のDVDを見ている場面がある。セスは、『I know Teen Wolf isn't supposed to be a realistic movie...but I still don't see how becoming a wolf can make you a better basketball player.』と発言した。
- マンデー・ナイト・ロウのある回にて、言語誤用癖のあるWWEのスーパースター、アンソニー・カレッリが「マイケル・J・フォックスは狼男になるために過去に戻ったんじゃないんだ」と発言しているが、これは、どちらもフォックス主演である『ティーン・ウルフ』と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を混同したためである。
参考文献
編集- ^ “Teen Wolf”. Box Office Mojo. 2014年10月9日閲覧。
- ^ 初回放送1988年8月2日 テレビ朝日 『火曜スーパーワイド』※マクザム発売のBD&DVDに収録。
- ^ Leigh Francis, Ben Palmer (16 July 2004). "Episode 5". Bo' Selecta!. シーズン3. Episode 5. Channel 4。
- ^ Leigh Francis, Ben Palmer (13 August 2004). "Episode 9". Bo' Selecta!. シーズン3. Episode 9. Channel 4。