セリエA (サッカー) 2010-2011
セリエA (サッカー) 2010-2011は、現在の形になった1929-1930シーズンから79シーズン目のセリエA。2010年8月28日に開幕し、2011年5月22日まで行われた。優勝戦線ではミランが2節を残して7シーズンぶり18回目のスクデットを獲得し、インテルの6連覇を阻止。また、ナポリが3位と躍進し、翌年のCLグループリーグ出場権を得た。一方、サンプドリア、ブレシア、バーリがセリエBに降格した。
シーズン | 2010-11 |
---|---|
優勝 |
ミラン 18回目 |
降格 |
サンプドリア ブレシア バーリ |
チャンピオンズリーグ |
ミラン インテルナツィオナーレ ナポリ ウディネーゼ |
ヨーロッパリーグ |
ラツィオ ローマ パレルモ |
試合数 | 380 |
ゴール数 | 955 (1試合平均2.51) |
得点王 |
アントニオ・ディ・ナターレ (28得点) |
最大差勝利ホーム試合 | |
4得点 (8試合) | |
最大差勝利アウェー試合 | |
パレルモ 0–7 ウディネーゼ (2011年2月27日)[1] | |
最多得点試合 | |
ミラン 4–4 ウディネーゼ (2011年1月9日) インテルナツィオナーレ 5–3 ローマ (2011年2月6日) | |
← 2009-10 2011-12 → |
EU外獲得枠の改正
編集2010年7月2日に、イタリアサッカー連盟は2010-11シーズン開幕前の移籍市場より、EU外(加盟申請国を含むEUとEFTA)の国籍を持つ選手の獲得枠を、従来の2から1に減少することを発表した[2]。これは2010年FIFAワールドカップ・南アフリカ大会におけるイタリア代表のグループリーグ敗退を受けて急遽取り決められたものであり、リーグやクラブからは反発を受けた[2]。また、一部のクラブは選手の獲得を諦めるなどチーム構想を見直さざるを得なくなった。
順位表
編集順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権または降格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ミラン (C) | 38 | 24 | 10 | 4 | 65 | 24 | +41 | 82 | チャンピオンズリーグ グループステージに出場 |
2 | インテルナツィオナーレ | 38 | 23 | 7 | 8 | 69 | 42 | +27 | 76 | |
3 | ナポリ | 38 | 21 | 7 | 10 | 59 | 39 | +20 | 70 | |
4 | ウディネーゼ | 38 | 20 | 6 | 12 | 65 | 43 | +22 | 66[注 1] | チャンピオンズリーグ プレーオフに出場 |
5 | ラツィオ | 38 | 20 | 6 | 12 | 55 | 39 | +16 | 66[注 1] | ヨーロッパリーグ プレーオフに出場[注 2] |
6 | ローマ | 38 | 18 | 9 | 11 | 59 | 52 | +7 | 63 | |
7 | ユヴェントス | 38 | 15 | 13 | 10 | 57 | 47 | +10 | 58 | |
8 | パレルモ | 38 | 17 | 5 | 16 | 58 | 63 | −5 | 56 | ヨーロッパリーグ 予選3回戦に出場[注 2] |
9 | フィオレンティーナ | 38 | 12 | 15 | 11 | 49 | 44 | +5 | 51[注 3] | |
10 | ジェノア | 38 | 14 | 9 | 15 | 45 | 47 | −2 | 51[注 3] | |
11 | キエーヴォ | 38 | 11 | 13 | 14 | 38 | 40 | −2 | 46[注 4] | |
12 | パルマ | 38 | 11 | 13 | 14 | 39 | 47 | −8 | 46[注 4] | |
13 | カターニア | 38 | 12 | 10 | 16 | 40 | 52 | −12 | 46[注 4] | |
14 | カリアリ | 38 | 12 | 9 | 17 | 44 | 51 | −7 | 45 | |
15 | チェゼーナ | 38 | 11 | 10 | 17 | 38 | 50 | −12 | 43 | |
16 | ボローニャ | 38 | 11 | 12 | 15 | 35 | 52 | −17 | 42[注 5] | |
17 | レッチェ | 38 | 11 | 8 | 19 | 46 | 66 | −20 | 41 | |
18 | サンプドリア (R) | 38 | 8 | 12 | 18 | 33 | 49 | −16 | 36 | セリエBに降格 |
19 | ブレシア (R) | 38 | 7 | 11 | 20 | 34 | 52 | −18 | 32 | |
20 | バーリ (R) | 38 | 5 | 9 | 24 | 27 | 56 | −29 | 24 |
出典: Lega Serie A
順位の決定基準: 1) 勝点; 2) 当該チーム間の勝点; 3) 当該チーム間の得失点差; 4) 当該チーム間の得点数; 5) 総得失点差
(C) 優勝; (R) 降格.
注釈:
順位の決定基準: 1) 勝点; 2) 当該チーム間の勝点; 3) 当該チーム間の得失点差; 4) 当該チーム間の得点数; 5) 総得失点差
(C) 優勝; (R) 降格.
注釈:
- ^ a b ウディネーゼとラツィオは、直接対決の結果に基づいて順位が決定された (UDI 2-1 LAZ/LAZ 3-2 UDI 【アウェーゴールの比較】UDI:2, LAZ:1)。
- ^ a b コッパ・イタリア2010-11優勝チームであるインテルナツィオナーレが、リーグ戦の結果により既にチャンピオンズリーグの出場権を獲得しているため、リーグ戦5位のラツィオと6位のローマにヨーロッパリーグ プレーオフの出場権が与えられ、カップ戦準優勝のパレルモにヨーロッパリーグ 予選3回戦の出場権が与えられた。
- ^ a b フィオレンティーナとジェノアは、直接対決の結果に基づいて順位が決定された (FIO 1-0 GEN/GEN 1-1 FIO)。
- ^ a b c キエーヴォとパルマとカターニアは、直接対決の結果に基づいて順位が決定された(【勝点の比較】CHV:6、PAR:5、CTN:4)。
- ^ ボローニャは、税金の滞納により1ポイント[3]、報酬や拠出金の未払いにより2ポイント[4]、計3ポイントの勝ち点を剥奪された。
戦績表
編集得点ランキング
編集順位 | 選手 | 所属クラブ | 得点 |
---|---|---|---|
1 | アントニオ・ディ・ナターレ | ウディネーゼ | 28 |
2 | エディンソン・カバーニ | ナポリ | 26 |
3 | サミュエル・エトオ | インテル | 21 |
4 | アレッサンドロ・マトリ | カリアリ/ユヴェントス | 20 |
5 | マルコ・ディ・ヴァイオ | ボローニャ | 19 |
6 | ジャンパオロ・パッツィーニ | サンプドリア/インテル | 17 |
7 | フランチェスコ・トッティ | ローマ | 15 |
8 | ズラタン・イブラヒモビッチ | ミラン | 14 |
アレシャンドレ・パト | ミラン | ||
ロビーニョ | ミラン |
脚注
編集- ^ “Palermo-Udinese”. Legaseriea.it (27 February 2011). 4 May 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。13 June 2011閲覧。
- ^ a b イタリア、外国人枠減少へGoal.com 2010年7月3日
- ^ “Bologna deducted one point for unpaid taxes”. FourFourTwo. (2 December 2010) 4 January 2011閲覧。
- ^ “Bologna docked more points”. Sky Sports. (13 December 2010)