セブンソード
『セブンソード』(原題:七劍)は、2005年公開の中国・香港・韓国合作の映画。香港アクション映画の第一人者であるツイ・ハーク監督の作品。梁羽生の武俠小説『七剣下天山』の映画化だが、かなり改変されており、作品の名を借りた監督オリジナル作品に近い。
セブンソード | |
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七劍 | |
監督 | ツイ・ハーク |
脚本 |
ツイ・ハーク チョン・チーセン チュン・ティンナム |
製作 |
ツイ・ハーク マー・ジョンジュン パン・ジージョン |
製作総指揮 |
レイモンド・ウォン ホン・ボンチュル チャン・ヨン |
出演者 |
レオン・ライ ドニー・イェン |
音楽 | 川井憲次 |
撮影 | キョン・クォッマン |
編集 | アンジー・ラム (HKSE) |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
2005年7月29日 2005年10月1日 |
上映時間 | 153分 |
製作国 |
香港 中国 韓国 |
言語 |
普通話 広東語 韓国語 |
製作費 | $140,000,000[1] |
2013年に亡くなったラウ・カーリョンにとっては事実上最後の出演作品でもあり、第42回金馬奨において「最優秀アクション設計賞」を、ラウ・カーリョン、トン・ワイ、ホン・ヤンヤンが連名で受賞した。
あらすじ
編集この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
1600年代、清の時代の中国。圧政による反乱が増す中、清朝の王は反抗勢力を一掃すべく、「禁武令」という武術を習う者全てを斬首刑に処す禁令を出し、益々世は厳しいものになる。そんな中、反抗する武術家は仲間を集め7人となり、伝説の7本の剣と共に清の軍隊に立ち向かう。
キャスト
編集役名、俳優、日本語吹替。
- ヤン・ユンツォン - レオン・ライ(東地宏樹)
- チュウ・チャオナン - ドニー・イェン(山野井仁)
- ウー・ユエンイン - チャーリー・ヤン(高山みなみ)
- フォンフォリェンチョン - スン・ホンレイ(山路和弘)
- ハン・ジィバン - ルー・イー(土田大)
- リュイジュ - キム・ソヨン(藤原美央子)
- フー・チンジュ - ラウ・カーリョン(佐々木敏)
- リィウ・ユイファン - チャン・チンチュー(松谷彼哉)
- シン・ロンツ - タイ・リーウー(伊藤健太郎)
- ムーラン - ダンカン・チョウ(浪川大輔)
- リィウ・ジンイー - バイ・ビアオ
- チィウ・トンルオ - チー・クワンチュン
- グワン・サンダオ - ホアン・ペン
- フイミンダーシ - マー・ジンウー
- ドゥオゴードゥオ - マイケル・ウォン
原作との相違点として、一部の登場人物の設定が大幅に変更されている。
- チュウ・チャオナン
- 高麗出身の元奴隷で口数は少なく、やる事が荒療治だが仲間を思いやる硬派なヒーロー的人物に変更。
- 原作では天山派の弟子だったが、由龍剣を欲した親王の策略でのちに清朝に帰順。同門の弟子たちを裏切り、彼らを凶刃にかける(但し、チャオナン自身は清朝への復讐も兼ね、敢えて帰順している)。
- ウー・ユエンイン
- 性別を女性に変更。
- 原作では男性である。
- シン・ロンツ
- 狼に育てられた青年に変更。
- 原作では傲慢かつ凶暴など、性格にかなり難のある中年。
- ムーラン
- ポジションを脇役に、かつ名前を変更。
- 原作では主人公の立場で、名は「凌未風」。
スタッフ
編集- 監督・製作 - ツイ・ハーク
- アクション監督 - ラウ・カーリョン
- 製作 - リー・ジョウイ、マー・ジョンジュン、パン・ジージョン
- 音楽 - ウィリアム・フー、レイモンド・ウォン
- 脚本 - ツイ・ハーク、チェン・チー・シン、チュン・ティンナム
- 原作 - 梁羽生『七剣下天山』
- 製作総指揮 - レイモンド・ウォン、ホン・ボンチュル、チャン・ヨン
- 撮影 - キョン・クォッマン
- 美術 - エディ・ウォン
- 編集 - アンジー・ラム (HKSE)
- 衣装 - プーン・ウィンヤン
- 音楽 - 川井憲次
- 共同制作 - チョン・チーセン
- プロダクション・コーディネーター - ソン・グー、チャリー・フー、キム・ユンドク
- ラインプロデューサー - フォン・チーワイ
- 武術指導 - トン・ワイ、ホン・ヤンヤン
- イメージ・デザイナー - シャーリー・チャン