スターアジア
スターアジア(Star Asia)、スターアジアグループ(Star Asia Group)は、日本の不動産を主に投資対象とする非上場、独立系の投資運用会社・グループである。
概要
編集2006年(平成18年)にマルコム・F・マクリーン4世と増山太郎によって創業され、2007年(平成19年)から投資を開始した[1]。
日本及び米国を拠点に、米国や欧州の大学基金、財団、年金基金等の投資家の資金を、主に日本の不動産等関連資産に投資することで運用している。2023年(令和5年)1月末日現在の運用資産は合計2,057億円で、そのうち過半はホテルである[1]。
上場REIT(J-REIT)であるスターアジア不動産投資法人を運用しており、2020年(令和2年)にさくら総合リート投資法人に対するJ-REIT初の敵対的買収を成立させた。
グループ会社
編集日本における拠点は、スターアジア・マネジメント・ジャパン・リミテッド東京支店で、住所は東京都港区愛宕二丁目5番1号 愛宕グリーンヒルズMORIタワー18階である[2]。
- スターアジア・グループ・エルエルシー[1]
- スターアジア・マネジメント・ジャパン・リミテッド - 登記地はケイマン諸島。東京支店も登記あり[3]。
- スターアジア投資顧問株式会社 - スターアジア不動産投資法人の資産運用会社
- スターアジア・アセット・アドバイザーズ株式会社
- SAGLアドバイザーズ株式会社
- スターアジア総合開発株式会社
- ポラリス・ホールディングス株式会社
- GSAスターアジア株式会社 - 学生寮
- 株式会社スターアジア・ファイナンス - スターアジア・ジャパン・インカム・ファンド
主な投資案件
編集- 総合型上場REIT(J-REIT)であるスターアジア不動産投資法人のスポンサーを務めている。2016年(平成28年)東証上場。さくら総合リート投資法人に対して、J-REIT初の敵対的買収を仕掛け[4]、2020年(令和2年)8月にスターアジア不動産投資法人がさくら総合リート投資法人を吸収合併した[5]。
- ポラリス・ホールディングス(旧・価値開発)
- 2018年(平成30年)10月、東証2部上場の価値開発株式会社とスターアジアグループが資本業務提携を行うことが発表された[6]。同年11月、価値開発はスターアジアグループが運用するファンド「Star Asia Opportunity III LP」に対して、第三者割当増資を実施し、スターアジアはそれまで筆頭株主であったレンブラントホールディングスなどからも株式を取得し、筆頭株主となった。2019年(平成31年)3月、価値開発は「Star Asia Opportunity III LP」に対して第三者割当増資を実施し、スターアジアの子会社となった。なお、2021年(令和3年)5月に「ポラリス・ホールディングス株式会社」に商号変更した[7]。
- 2022年(令和4年)8月、上場しているホテル運営会社2社、株式会社グリーンズ及びワシントンホテル株式会社のそれぞれ株式6%超に戦略的投資を実施したと発表した[8]。
脚注
編集- ^ a b c スターアジア不動産投資法人 有価証券報告書
- ^ スターアジアグループによるスターアジア・ジャパン・インカム・ファンド設立のお知らせ 2020年6月5日
- ^ スターアジア・マネジメント・ジャパン・リミテッドの情報|国税庁法人番号公表サイト
- ^ リート初の「敵対的買収」意外な結末の一部始終 | 不動産 | 東洋経済オンライン 2019年9月4日
- ^ さくら総合リート投資法人との合併成立に関するお知らせ 2020年8月3日 スターアジア不動産投資法人
- ^ 資本業務提携、第三者割当による新株式の発行、主要株主である筆頭株主の異動及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ | ポラリス・ホールディングス株式会社 (旧社名:価値開発株式会社) 2018年10月25日
- ^ 商号変更完了に関するお知らせ | ポラリス・ホールディングス株式会社 (旧社名:価値開発株式会社) 2021年5月6日
- ^ スターアジアグループ、上場ホテルオペレーター2社に戦略的投資|スターアジア・マネジメント・ジャパン・リミテッドのプレスリリース 2022年8月2日
- ^ いちごオフィスリート投資法人に対する提案について 2023年3月17日 Berkeley Global, LLC
- ^ 投資主による臨時投資主総会の招集請求のお知らせ 2023年3月17日 いちごオフィスリート投資法人