スタディオン・カラジョルジェ
スタディオン・カラジョルジェ(セルビア語: Стадион Карађорђе, Stadion Karađorđe)は、セルビアのヴォイヴォディナ・ノヴィ・サドにある多目的競技場である。
スタディオン・カラジョルジェ Стадион Карађорђе | |
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施設情報 | |
所在地 |
Ignjata Pavlasa 8 Novi Sad, Vojvodina, 21000, Serbia |
位置 | 北緯45度14分48秒 東経19度50分32秒 / 北緯45.24667度 東経19.84222度座標: 北緯45度14分48秒 東経19度50分32秒 / 北緯45.24667度 東経19.84222度 |
開場 | 1924年6月28日 |
修繕 | 1967年, 2004年, 2009年, 2011年, 2013年 |
拡張 | 1931年, 1991年 |
所有者 | FKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サド |
運用者 | FKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サド |
グラウンド | 芝 |
スコアボード | LED (フィリップスブランド) |
ピッチサイズ | 105 × 68 m (115 × 75 yd) |
旧称 | |
スタディオン・ヴォイヴォディナ | |
使用チーム、大会 | |
FKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サド (1928-) FKプロレテル・ノヴィ・サド (2018-2022) FKムラドスト・ノヴィ・サド (2022-) サッカーU-21セルビア代表 UEFA U-17欧州選手権2011 | |
収容人員 | |
14,853[1] |
現在は主にFKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サドの本拠地として使用されている。セルビアで最も近代的でピッチ状態の良い競技場として知られている。また2013年の改修工事で収容人数が14,853人となった[2]。
歴史
編集2007年5月、シニシャ・ミハイロヴィチの引退試合が行われた。2009年には、新しい陸上競技のトラックが完成、スタンドの南東側にはフィリップス製のスコアボードが導入された。2009年の改修後は、2009 ヨーロッパジュニア陸上競技選手権大会や、UEFA U-17欧州選手権2011の会場として用いられた。 2011年、FKヴォイヴォディナによって1,400ルクスの投光照明が導入された。最多観客動員記録は、1967年3月1日に行われたUEFAチャンピオンズカップ 1966-67準々決勝・セルティック戦で、その時は30,000人が詰めかけた。[3]
かつてスタディオン・ヴォイヴォディナ (セルビア語: Стадион Војводина, Stadion Vojvodina)や、グラズキ・スタディオン (セルビア語: Градски стадион, Gradski stadion)として知られていた。 2007年、第一次セルビア暴動の指導者のカラジョルジェ・ペトロヴィッチに因み、現在の名称に変更された。しかし、1924年から第二次世界大戦終結までの間、スタディオン・カラジョルジェという名称が使われていた[4]。
近年の拡張および改修
編集2012年始め、スタジアムの改修工事を行うことを発表した。当初の計画では南スタンドの建設、東側と南西側の観客席を建てなおすというものであった。翌2013年5月、UEFAがUEFAヨーロッパリーグ出場に必要な要件を満たした。それによりノヴィ・サド市当局はFKヴォイヴォディナが出場するUEFAヨーロッパリーグ・予選ラウンドの開催に合意した[5]。
主なイベント
編集サッカーの国際試合
編集親善試合 1971年 4月21日 | ユーゴスラビア | 0 – 1 | ルーマニア | ノヴィ・サド | |
レポート | デムブロヴスキ 57分 | 競技場: スタディオン・ヴォイヴォディネ 観客数: 20,000人[6] 主審: Papavassiliou |
UEFA欧州選手権1980予選 1979年11月14日 | ユーゴスラビア | 5 – 0 | キプロス | ノヴィ・サド | |
クラニチャール 33分, 50分 ヴヨヴィッチ 61分 ペトロヴィッチ 75分 サヴィッチ 87分 |
レポート | 競技場: スタディオン・ヴォイヴォディネ 観客数: 14,134人[7] 主審: ヨルダン・ゼゼフ |
1982 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選 1981年11月21日 | ユーゴスラビア | 5 – 0 | ルクセンブルク | ノヴィ・サド | |
ハリルホジッチ 1分, 45分 シュリャク 68分 パシッチ 72分 ヴヨヴィッチ 76分 |
レポート | 競技場: スタディオン・ヴォイヴォディネ 観客数: 20,000人[8] 主審: Ch. Scerri |
親善試合 1989年 9月20日 | ユーゴスラビア | 3 – 0 | ギリシャ | ノヴィ・サド | |
ブルノヴィッチ 8分 プロシネチキ 16分 パンチェフ 83分 |
レポート | 競技場: スタディオン・ヴォイヴォディネ 観客数: 8.000人[9] 主審: プラシェク・ガーボル |
2014 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選 2012年9月11日 | セルビア | 6 – 1 | ウェールズ | ノヴィ・サド | |
20:30 (UTC+2) | コラロヴ 16分 トシッチ 24分 ジュリチッチ 39分 タディッチ 55分 イヴァノヴィッチ 80分 スレイマニ 90分 |
レポート | ベイル 31分 | 競技場: スタディオン・カラジョルジェ 観客数: 10,660人[10] 主審: ドゥアルテ・ゴメス |
2014 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選 2013年3月26日 | セルビア | 2 – 0 | スコットランド | ノヴィ・サド | |
20:30 (UTC+1) | ジュリチッチ 60分, 65分 | レポート | 競技場: スタディオン・カラジョルジェ 観客数: 6,500人[11] 主審: ヴァド・イシュトヴァーン |
親善試合 2013年10月11日 | セルビア | 2 – 0 | 日本 | ノヴィ・サド | |
17:34 (UTC+2) | タディッチ 59分 ヨイッチ 90+1分 |
レポート | 競技場: スタディオン・カラジョルジェ 観客数: 10,000人[12] 主審: アイディヌス・フラット |
UEFA EURO 2016予選 2015年9月4日 | セルビア | 2 - 0 | アルメニア | ノヴィ・サド | |
20:45 (UTC+2) | ハイラペティアン 22分 (o.g.) リャイッチ 53分 |
レポート | 競技場: スタディオン・カラジョルジェ 観客数: 0人[note 1] 主審: ミロスラフ・ゼリンカ |
ギャラリー
編集-
"Firma"という落書き
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東スタンドからの眺め、右側には2013年5月の改修時に取り壊されたロッカールームがあった
ノート
編集- ^ 2014年10月14日に実施したセルビア vs アルバニア戦において、前半41分、大アルバニア主義を掲げた小型無人飛行機が競技場内を飛行した。それをきっかけに、選手とファンが入り混じっての乱闘が発生。0 - 0のスコアのまま打ち切られた[13][14]。10月23日UEFA管理・倫理・規律委員会は、この試合を没収試合(3-0でセルビアの勝利)とし、アルバニアサッカー連盟(FShF)に対し10万ユーロの罰金を科した。一方セルビアサッカー協会(FSS)に対しては、10万ユーロの罰金に加え、勝ち点3を剥奪、UEFA主催大会のホームゲームについて、今後2試合を無観客で行うよう命じられた [15]。しかし、両サッカー協会はUEFAの決定を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えを提起し[16]、2015年7月10日にCASはアルバニア側の主張を支持し、当該試合を3-0でアルバニアの勝利とし、セルビアに対しては勝点3を剥奪するとの決定を下した[17]。
脚注
編集- ^ [1]
- ^ “GRADONAČELNIK POSETIO „KARAĐORĐE” (セルビア語). FK Vojvodina (2013年8月20日). 2013年10月11日閲覧。
- ^ “Ticket rush as Scotland play Serbia in Novi Sad” (英語). sport.scotsman.com. Johnston Publishing (2013年1月5日). 2013年10月11日閲覧。
- ^ “Stadion detaljno” (セルビア語). FK Vojvodina. 2013年10月11日閲覧。
- ^ “МОНДО: Пао договор, Воша гради стадион” (セルビア語). Дневник (2013年5月23日). 2013年10月11日閲覧。
- ^ Југославија - Румунија, www.reprezentacija.rs
- ^ Југославија - Кипар, www.reprezentacija.rs
- ^ Југославија - Луксембург, www.reprezentacija.rs
- ^ Југославија - Грчка, www.reprezentacija.rs
- ^ Србија - Велс, www.reprezentacija.rs
- ^ Нови Сад поново таличан за орлове, пали и Шкоти, www.sportal.rs
- ^ Србија - Јапан, www.reprezentacija.rs
- ^ “Qualifier in Serbia abandoned because of drone carrying Albanian flag” (英語). ESPNFC.com (2014年10月14日). 2015年9月8日閲覧。
- ^ Ames, Nick; Ibrulj, Saša (2014年10月14日). “Serbia v Albania abandoned after players and fans brawl on pitch” (英語). The Guardian 2015年9月8日閲覧。
- ^ “セルビアとアルバニアの懲戒処分が決定”. UEFA (2014年10月24日). 2015年9月8日閲覧。
- ^ “MEDIA RELEASE” (PDF) (英語). CAS. 2015年9月8日閲覧。
- ^ “Albania awarded victory in Euro 2016 qualifier with Serbia abandoned due to violence sparked by political banner” (英語). Daily Mail (2015年7月10日). 2015年9月8日閲覧。