ジョン・C・ライリー

アメリカの俳優 (1965-)

ジョン・クリストファー・ライリー(John Christopher Reilly, 1965年5月24日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身の俳優

ジョン・C・ライリー
John C. Reilly
John C. Reilly
2009年6月
本名 John Christopher Reilly
生年月日 (1965-05-24) 1965年5月24日(59歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 イリノイ州シカゴ
活動期間 1988年 -
主な作品
ハードエイト
ブギーナイツ
シン・レッド・ライン
マグノリア
シカゴ
おとなのけんか
シュガー・ラッシュ』シリーズ
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
キングコング:髑髏島の巨神
受賞
ゴールデンラズベリー賞
最低助演男優賞
2018年俺たちホームズ&ワトソン
全米映画俳優組合賞
キャスト賞
2002年シカゴ
その他の賞
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来歴

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父親はアイルランド系、母親はリトアニア系で6人兄弟の5番目[1][2]。8歳からアマチュアの舞台に立っていた。グッドマン・スクール・オブ・ドラマで学んだ後、ステッペンウルフ・シアター・カンパニーのメンバーとなる[3]

映画デビューは1989年の『カジュアリティーズ』で、以来脇役として多くの話題作に出演。特にポール・トーマス・アンダーソン監督作品の常連として知られている。

シカゴ』(2002年)では歌声も披露した。この役を得るために、歌っている姿を自分でビデオに撮って監督のロブ・マーシャルに送ったという[4]。この作品でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。

舞台にも出演しており、フィリップ・シーモア・ホフマンとの2人舞台『True West』は高い評価を得てトニー賞にもノミネートされた。2005年にはテネシー・ウィリアムズの『欲望という名の電車』にスタンリー役で出演した[5]

私生活

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1992年にプロデューサーの女性と結婚、息子が2人いる[6]

出演作品

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公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1989 カジュアリティーズ
Casualties of War
ハーバート・ハッチャー上等兵 玄田哲章(ソフト版)
中田和宏(テレビ朝日版)
俺たちは天使じゃない
We're No Angels
若い僧 大塚芳忠
1990 デイズ・オブ・サンダー
Days of Thunder
バック 辻親八(ソフト版)
小室正幸(TBS版)
TBA(機内上映版)
ステート・オブ・グレース
State of Grace
スティーヴイー 江原正士(VHS版)
岩崎ひろし(テレビ東京版)
1992 ホッファ
Hoffa
ピート・コネリー 高宮俊介(VHS版)
TBA(機内上映版)
1993 ギルバート・グレイプ
What's Eating Gilbert Grape
タッカー・ヴァン・ダイク 佐久田修
1994 激流
The River Wild
テリー 西村知道(ソフト版)
辻つとむ(テレビ朝日版)
1995 黙秘
Dolores Claiborne
フランク・スタンショー 喜多川拓郎(ソフト版)
大川透(テレビ東京版)
ジョージア
Georgia
ハーマン
1996 ハードエイト
Hard Eight
ジョン・フィネガン (吹き替え版なし)
1997 ブギーナイツ
Boogie Nights
リード・ロスチャイルド 古澤徹
1998 シン・レッド・ライン
Thin Red Line
ストーム 坂口哲夫
1999 25年目のキス
Never Been Kissed
オーガスタス・ストラウス 大川透
ラブ・オブ・ザ・ゲーム
For Love of the Game
ガス・シンスキー 田中正彦(ソフト版)
喜多川拓郎(テレビ朝日版)
マグノリア
Magnolia
ジム 大川透
2000 パーフェクト ストーム
The Perfect Storm
デール・マーフィー 金子由之
2001 アニバーサリーの夜に
The Anniversary Party
マック・フォーサイス 石住昭彦
2002 グッド・ガール
The Good Girl
フィル・ラスト 内田直哉
ギャング・オブ・ニューヨーク
Gangs of New York
ハッピー・ジャック 廣田行生(ソフト版)
宝亀克寿(日本テレビ版)
シカゴ
Chicago
エイモス・ハート 相沢まさき
めぐりあう時間たち
The Hours
ダン・ブラウン 巻島康一
2002 N.Y.式ハッピー・セラピー
Anger Management
アーニー・シャンクマン クレジットなし 木村雅史
2004 アビエイター
The Aviator
ノア・ディートリッヒ 岩崎ひろし
クリミナル
Criminal
リチャード・ガディス 宗矢樹頼
2005 ダーク・ウォーター
Dark Water
マーレイ 相沢まさき
2006 今宵、フィッツジェラルド劇場で
A Prairie Home Companion
レフティ
タラデガ・ナイト オーバルの狼
Talladega Nights: The Ballad of Ricky Bobby
カル・ノートン 山野井仁
テネイシャスD 運命のピックをさがせ!
Tenacious D in The Pick of Destiny
Sasquatch クレジットなし 楠見尚己
2007 ラブ・ザ・ドッグ 犬依存症の女
Year of the Dog
アル (吹き替え版なし)
ウォーク・ハード ロックへの階段
Walk Hard: The Dewey Cox Story
デューイ・コックス 兼脚本 江原正士
2008 俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-
Step Brothers
デイル 兼脚本
2009 9 〜9番目の奇妙な人形〜
9
5 声の出演 落合弘治
ゾンビランド
Zombieland
バスルームのゾンビ クレジットなし TBA
ダレン・シャン
Cirque du Freak: The Vampire's Assistant
ラーテン・クレプスリー 内田直哉
2010 僕の大切な人と、そのクソガキ
Cyrus
ジョン 山野井仁
2011 バッドトリップ! 消えたNO.1セールスマンと史上最悪の代理出張
Cedar Rapids
ディーン・ジグラー 江原正士
少年は残酷な弓を射る
We Need to Talk About Kevin
フランクリン
おとなのけんか
Carnage
マイケル 山野井仁
テリー
Terri
ジェイコブ
2012 ディクテーター 身元不明でニューヨーク
The Dictator
クレイトン クレジットなし 辻新八
シュガー・ラッシュ
Wreck-It Ralph
レック・イット・ラルフ 声の出演 山寺宏一
2013 俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク
Anchorman 2: The Legend Continues
ストーンウォール・ジャクソンの幽霊 カメオ出演 (吹き替え版なし)
2014 ディズニーネイチャー クマの親子の物語
Bears
ナレーター 声の出演 小澤征悦
ライフ・アフター・ベス
Life After Beth
モーリー・スローカム 山岸治雄
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
Guardians of the Galaxy
ローマン・デイ 大滝寛
2015 ロブスター
The Lobster
ロバート 菊池康弘
五日物語 -3つの王国と3人の女-
Tale of Tales
ロングトレリスの王 石住昭彦
2016 SING/シング
Sing
エディ 声の出演 宮野真守
2017 キングコング:髑髏島の巨神
Kong: Skull Island
ハンク・マーロウ 石田圭祐
2018 シュガー・ラッシュ:オンライン
Ralph Breaks the Internet: Wreck-It Ralph 2
レック・イット・ラルフ 声の出演 山寺宏一
僕たちのラストステージ
Stan & Ollie
オリヴァー・ハーディ (吹き替え版なし)
ゴールデン・リバー
The Sisters Brothers
イーライ・シスターズ
2021 リコリス・ピザ
Licorice Pizza
フレッド・グウィン
2022– ウイニング・タイム -レイカーズ帝国の誕生-
Winning Time: The Rise of the Lakers Dynasty
ジェリー・バス 全10話出演 堀内賢雄

出典

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  1. ^ Interview: John C. Reilly. Retrieved 2009-05-19.
  2. ^ Life of Reilly. Retrieved 2009-05-19.
  3. ^ John C. Reilly, this is your Chicago life”. Time Out Chicago (December 12, 2007). 2012年8月16日閲覧。
  4. ^ Biography for John C. Reilly”. 2012年8月16日閲覧。
  5. ^ John C. Reilly to Wail "Stella!" in Broadway's A Streetcar Named Desire”. Playbill (2004年11月15日). 2012年8月16日閲覧。
  6. ^ http://celebritybabies.people.com/2008/07/23/john-c-reilly-i/

参考文献

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  • アダム・ネイマン『ポール・トーマス・アンダーソン ザ・マスターワークス』井原慶一郎訳、2021年10月、DU BOOKS

外部リンク

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