シー・オービット作戦
シー・オービット作戦(Operation "Sea Orbit")とは、1964年にアメリカ海軍が実施した燃料無補給での世界一周航海のこと。
概要
編集航海の実施にあたった第1任務部隊(task force one)は、原子力空母「エンタープライズ(CVAN-65)」、原子力ミサイル巡洋艦「ロングビーチ(CGN-9)」、原子力ミサイル・フリゲート[1]「ベインブリッジ(DLGN-25)」の3隻の原子力推進艦からなり、65日間をかけて、燃料無補給世界一周を達成した。
第1任務部隊は、1964年7月31日に出港した。第1任務部隊は、ラバト(モロッコ)、ダカール(セネガル)、フリータウン(シエラレオネ)、モンロビア(リベリア)、アビジャン(コートジボワール)、ナイロビ(ケニヤ)、カラチ(パキスタン)、フリーマントル、メルボルンおよびシドニー(オーストラリア)、ウェリントン(ニュージーランド)、ブエノスアイレス、モンテビデオ(アルゼンチン)、サントス、リオデジャネイロ、レシーフ(ブラジル)に寄港し、10月3日に帰還した。ただし、エンタープライズは、カラチ、シドニー、リオ・デ・ジャネイロにしか入港していない。
2004年7月30日、シー・オービット作戦40周年記念行事がエンタープライズ艦上で開催され、作戦の元参加者たちが参集した[2]
脚注
編集- ^ 当時。1975年に原子力ミサイル巡洋艦(CGN)に再分類。
- ^ Operation Sea Orbit Veterans Celebrate 40th Anniversary Aboard Big E, from Navy News Stand.