イ・ジョンウン (女優)
1970年生の韓国の女優
イ・ジョンウン(朝: 이 정은、李姃垠、1970年1月23日 - )は、韓国の女優。漢陽大学校演劇映画学科卒業[1]。WILLエンターテインメント所属。
イ・ジョンウン 이 정은 | |||||||||
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2019年 | |||||||||
生年月日 | 1970年1月23日(54歳) | ||||||||
出生地 | 韓国・ソウル特別市 | ||||||||
国籍 | 韓国 | ||||||||
職業 | 女優 | ||||||||
ジャンル | 映画、テレビドラマ、舞台 | ||||||||
活動期間 | 1991年 - | ||||||||
事務所 | WILLエンターテインメント | ||||||||
主な作品 | |||||||||
映画 『オクジャ/okja』 『焼肉ドラゴン』 『パラサイト 半地下の家族』 ドラマ 『知ってるワイフ』 『まぶしくて -私たちの輝く時間-』 『椿の花咲く頃』 | |||||||||
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イ・ジョンウン | |
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各種表記 | |
ハングル: | 이 정은 |
漢字: | 李 姃垠 |
発音: | イ・ジョンウン |
ローマ字: | Lee Jung-eun |
人物・来歴
編集大学卒業後、1991年に舞台『真夏の夜の夢』でデビュー[1]。以降、韓国では長年、映画やドラマのバイプレイヤーとして活躍[2]。
2009年の映画『母なる証明』以降ポン・ジュノ監督作品に度々出演し、2017年のNetflix映画『オクジャ/okja』では、オクジャの鳴き声を担当[3]。2019年に韓国映画初のアカデミー賞受賞作品となった『パラサイト 半地下の家族』で、物語のキーマンとなる家政婦役を演じ韓国のアカデミー賞とされる大鐘賞映画祭をはじめ数々の大きな映画賞で助演女優賞を受賞した[4][5][6][7]。
日本でも2018年に映画『焼肉ドラゴン』に出演し、一家の母親役を演じた。映画のPRイベントでは、来日は叶わなかったが「離れていても、わたしたちが家族であることを決して忘れません」というイ・ジョンウンからの手紙が読み上げられた[8]。
出演
編集ドラマ
編集- 女王の教室(2013年、MBC) - ソニョンの母 役
- 青い巨塔ゼロ(2013年、tvN)
- シットコム ロイヤルヴィラ(2013年、JTBC)
- 輝くロマンス(2013年、MBC) - 家政婦 役
- ウンヒの涙(2013年-2014年、KBS2)
- ずる賢いバツイチの恋(2014年、MBC) - 美容院院長 役
- ナイショの恋していいですか!?(2014年、tvN)
- 僕には愛しすぎる彼女(2014年、SBS)
- ずっと恋したい(2014年、SBS) - パク・スンジャ 役
- 恋するジェネレーション(2015年、KBS2)
- ああ、私の幽霊さま(2015年、tvN) - ソビンゴ 役
- 錐(2015年、JTBC) - キム・ジョンミ 役
- リメンバー〜記憶の彼方へ〜(2015年-2016年、SBS) - ヨン・ボミ 役
- 交渉人~テロ対策特捜班~(2016年、tvN) - オ・ハナ 役
- 戦おう、幽霊(2016年、tvN)
- 嫉妬の化身(2016年、SBS) - 医師 役
- 月桂樹洋服店の紳士たち~恋はオーダーメイド!~(2016年、KBS2)- クムチョン 役
- 恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ(2016年-2017年、MBC) - ジュニョンの伯母 役
- 明日、キミと(2017年、tvN) - チャ・ブシム 役
- ピング(2017年、MBC) - イ・ジョンウン 役
- 恋する泥棒~あなたのハート、盗みます(2017年、MBC) - クォン・ジョンヒ 役
- サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜(2017年、KBS2) - クムボク 役
- 恋のパスワード(2017年、JTBC) - キム・ジニョン 役
- あなたが眠っている間に(2017年、SBS) - ジェチャンの母 役
- 優しい魔女(2018年、SBS) - イ・ギョンジャ 役
- ハンムラビ法廷〜初恋はツンデレ判事!?〜(2018年、JTBC)
- ミスター・サンシャイン(2018年、tvN) - ハマン宅 役
- 知ってるワイフ(2018年、tvN) - イ・ウンミ 役
- ボクスが帰ってきた(2019年、SBS) -
- まぶしくて -私たちの輝く時間-(2019年、JTBC)- ヘジャの母 役
- ウラチャチャワイキキ2(2019年、JTBC)
- 悪魔がお前の名前を呼ぶ時(2019年、tvN)
- ドクター探偵(2019年、SBS) - ホームレス 役
- 他人は地獄だ(2019年、OCN) - オム・ボクスン 役
- 椿の花咲く頃(2019年、KBS2) - チョ・ジョンスク 役
- 愛しのホロ(2020年、Netflix)- ソヨンの母 役
- ハイバイ、ママ!(2020年、tvN) - ソビンゴ 役
- 一度行ってきました(2020年、KBS2) - カン・チョヨン 役
- 半分の半分(2020年、tvN) - キム・ミンジョン 役
- ミリオネア邸宅殺人事件(2020年、MBC)
- ロースクール(2021年、JTBC) - キム・ウンスク 役
- 月刊家(2021年、JTBC) - イ・スジョン 役[9]
- 海街チャチャチャ(2021年、tvN・Netflix) - キム・ヨノク 役[10]
- 私たちのブルース(2022年、tvN・Netflix) - チョン・ウニ 役[11]
- 未成年裁判(2022年、Netflix)[12]
- サウンドトラック #1(2022年、Disney+)[13]
- ミッシング~彼らがいた~2(2022年、tvN) - カン・ウンシル役[14]
- 今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー(2023年、Netflix) - ヒョシン役
- Missナイト & Missデイ(2024年、JTBC・Netflix) - イム・スン役(主演)
- 誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる(2024年、Netflix) - ユン・ボミン 役
映画
編集- 不朽の名作 불후의 명작(2000年)
- ワニ&ジュナ ~揺れる想い~ 와니와 준하(2001年)
- 視線1318 시선 1318(2009年)
- 母なる証明 마더(2009年)
- 全国のど自慢 전국노래자랑 (2013年)
- 弁護人 변호인(2013年)
- 私の少女 도희야(2014年)
- 明日へ 카트 (2014年)
- ダイナマイト・ファミリー 덕수리 5형제(2014年)
- 朝鮮名探偵2 失われた島の秘密 조선명탐정: 사라진 놉의 딸(2015年)
- ヘルモニ 헬머니(2015年)
- 造られた殺人 특종: 량첸살인기(2015年)
- ごめん、愛してる、ありがとう 미안해 사랑해 고마워(2015年)
- その日の雰囲気 그날의 분위기(2016年)
- 華麗なるリベンジ 검사외전(2016年)
- ハッピーログイン 좋아해줘(2016年)
- 時間離脱者 시간이탈자(2016年)
- A Break Alone 나홀로 휴가(2016年)
- 哭声/コクソン 곡성(2017年)
- 善惡の刃 재심(2017年)
- 保安官 보안관(2017年)
- オクジャ/okja 옥자(2017年) - オクジャの声/車椅子の女性 役
- 軍艦島 군함도(2017年)
- タクシー運転手 約束は海を越えて 택시운전사 (2017年)
- 焼肉ドラゴン(2018年) - 高英順 役
- 大人図鑑 어른도감(2018年)
- 虐待の証明 미쓰백(2018年)
- マルモイ ことばあつめ 말모이(2019年)- 済州島の教師 役 ※友情出演
- 未成年 미성년(2019年)
- パラサイト 半地下の家族 기생충(2019年) - ムングァン 役
- Let Us Meet Now 우리 지금 만나(2019年) - ジョンウン 役
- SP 国家情報局:Mr.ZOO 미스터 주: 사라진 VIP(2019年) - ゴリラの声
- ひかり探して 내가 죽던 날(2020年) - 順天宅 役
- 茲山魚譜 チャサンオボ(2021年) - 可居宅 役
- オマージュ(2021年)
受賞
編集ドラマ
編集- 第26回大韓民国文化演芸大賞 ドラマ部門女性優秀演技賞(『ミスター・サンシャイン』『知ってるワイフ』)
- 第55回百想芸術大賞 TV部門大賞・助演女優賞(『眩しくて -私たちの輝く時間-』)[15]
- 第33回KBS演技大賞(『椿の花咲く頃』)[16]
- 第4回アジア・アーティスト・アワード チョイス賞・シーンスティラー賞・フォーカス賞[17]
映画
編集- 第53回大鐘賞映画祭 助演女優賞(『パラサイト 半地下の家族』)[4]
- 第40回青龍映画賞 助演女優賞(『パラサイト 半地下の家族』)[5]
- 第24回春史大賞映画祭 助演女優賞(『パラサイト 半地下の家族』)[6]
- 第26回全米映画俳優組合賞キャスト賞(『パラサイト 半地下の家族』)[7]
- シアトル映画批評家協会賞2019 アンサンブルキャスト賞(『パラサイト 半地下の家族』)
脚注
編集- ^ a b “イ・ジョンウン”. 映画.com. 2020年11月24日閲覧。
- ^ “『寄生虫』のイ・ジョンウン、「かわいい顔つきが心配だったが、恐怖感を与えられてよかった」”. KBS WORLD. (2019年6月12日) 2020年11月24日閲覧。
- ^ “『パラサイト』で強烈な存在感!日本映画にも出ていた名バイプレーヤー”. シネマトゥデイ. (2020年2月11日) 2020年11月24日閲覧。
- ^ a b “「パラサイト」大鐘賞で最多5部門制覇!主演女優賞は「82年生まれ、キム・ジヨン」に軍配”. 映画.com. (2020年6月5日) 2020年11月24日閲覧。
- ^ a b “俳優チョン・ウソン、青龍映画賞アフターパーティーを公開 「皆さんへ感謝」”. ワウコリア. (2019年11月22日) 2020年11月24日閲覧。
- ^ a b “映画『寄生虫』など、第24回春史映画祭の受賞者から喜びの声が相次ぐ」”. KBS WORLD. (2019年7月19日) 2020年11月24日閲覧。
- ^ a b “「パラサイト」 全米映画俳優組合賞で最優秀作品受賞”. KBS WORLD. (2020年1月21日) 2020年11月24日閲覧。
- ^ “イベント不参加の大泉洋に、韓国の名優「あの野郎…」と残念がる”. シネマトゥデイ. (2018年5月22日) 2020年11月24日閲覧。
- ^ Moon, Ji-yeon (June 30, 2021). “공식 '대세' 이정은, '월간 집' 특별출연..2개월차 제주도민 변신 [[Official 'Trend' Lee Jung-eun, 'Monthly House' Special Appearance..2 Months Changed as a Jeju Citizen]”] (朝鮮語). Sports Chosun (Naver) June 30, 2021閲覧。
- ^ Shim Eon-kyung (June 14, 2021). “단독 이정은, '갯마을 차차차' 특별출연…유제원 감독과 특급 의리 [[Exclusive Lee Jung-eun to make a special appearance in 'Gae Village Cha Cha Cha'... Director Yoo Je-won and special loyalty]”] (朝鮮語). SpoTV News June 14, 2021閲覧。
- ^ Lee Min-ji (October 7, 2021). “노희경作 '우리들의 블루스' 이병헌 신민아 차승원 이정은 한지민 김우빈 엄정화 출연확정(공식)” [Noh Hee-kyung's 'Our Blues' Lee Byung-hun, Shin Min-ah, Cha Seung-won, Lee Jung-eun, Han Ji-min, Kim Woo-bin, Uhm Jung-hwa confirmed to appear (official)] (朝鮮語). Newsen. October 7, 2021閲覧。
- ^ “韓国ドラマ『未成年裁判』感想(ネタバレ)”. シネマンドレイク (2022年4月13日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ Kang Hyo-jin (February 8, 2022). “단독 이정은, 디즈니+ '사운드트랙#1' 출연…한소희X박형식과 호흡” [[Exclusive] Jungeun Lee to appear on Disney+ 'Soundtrack #1'... Breathing with Han So-hee and Park Hyung-sik] (朝鮮語). SPOTV News. February 8, 2022閲覧。
- ^ “ホ・ジュノ&コ・スら、tvNドラマ「ミッシング~彼らがいた~2」の制作発表会に出席”. WOW!Korea. (2022年12月15日) 2022年12月16日閲覧。
- ^ “チョン・ウソン&キム・ヘジャ「第55回百想芸術大賞」で大賞を受賞…「SKYキャッスル」は4冠(総合)”. Kstyle. (2019年5月2日) 2020年11月24日閲覧。
- ^ “2019 KBS演技大賞~ダイジェスト版”. KBS WORLD. 2020年11月24日閲覧。
- ^ “WINNERS”. 2020年11月24日閲覧。