アルクイユ
アルクイユ (Arcueil、フランス語発音: [aʁkœj])はフランス中央部、イル=ド=フランス地域圏のヴァル=ド=マルヌ県のコミューン。アルクイユ・エ・カシャン水道橋 (fr:Aqueducs d'Arcueil et de Cachan) で有名である。アルクイユの水道橋はアルマン・ギヨマンによって描かれている。
アルクイユ | |
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行政 | |
国 | フランス |
地域圏 (Région) | イル・ド・フランス |
県 (département) | ヴァル=ド=マルヌ県 |
郡 (arrondissement) | ライ=レ=ローズ郡 |
小郡 (canton) | アルクイユ小郡 |
INSEEコード | 94003 |
郵便番号 | 94110 |
市長(任期) |
ダニエル・ブリュレ (2008年-2014年) |
自治体間連合 (fr) | メトロポール・デュ・グラン・パリ |
人口動態 | |
人口 |
20 100人 (2011) |
人口密度 | 人/km2 |
住民の呼称 | Arcueillais |
地理 | |
座標 | 北緯48度48分27秒 東経2度20分10秒 / 北緯48.8075度 東経2.336111112度座標: 北緯48度48分27秒 東経2度20分10秒 / 北緯48.8075度 東経2.336111112度 |
標高 |
平均:80 最低:42 最高:105 |
面積 | 2.33km2 |
公式サイト | arcueil.fr |
名称
編集アルクイユという地名は1073年にラテン語で「in pago Arcolei」(アルクイユの村で)として初出する[1]。フランス語での初出は1265年の「en la ville d'Arcuel」(アルクイユの村で)である[2]。
アルクイユという名前はラテン語でアーチを意味するarcusにガリア語の接尾辞 ialo(村、土地)を加えたもので、「アーチの場所」を意味し、水道に関連した名称である[3]。カシャン水道は1757年の地図にまだ描かれていた[4]。
地理
編集2010年時点で面積の90%が市街地で、そのうち約45%が公営住宅である。数十年にわたる都市化の進行で、レンガ造りやコンクリート建築といった新旧様々な様式の建築物が乱立している。
交通
編集- 道路 - A6、高速道路N20
- 鉄道 - RER B線ラプラス駅(Laplace)、アルクイユ=カシャン駅(Arcueil-Cachan)
観光
編集居住その他ゆかりある人物
編集- アドリエンヌ・ボーラン - 女性パイロット。同市出身。
- ピエール=シモン・ラプラス - 数学者、物理学者。1806年にこの地に移住し、科学の研究会であるアルクイユ会 (Society of Arcueil) を創った。メンバーにはクロード・ルイ・ベルトレー、ジョセフ・ルイ・ゲイ=リュサック、アレクサンダー・フォン・フンボルト、ジャン=バティスト・ビオなどがいた。
- エリック・サティ - 作曲家。居住・埋葬の地。1920年代にサティは4人の作曲家からなるアルクイユ楽派 (fr:École d'Arcueil) の成立を宣言した。