アカボウシインコ

アカボウシインコ（赤帽子鸚哥、Amazona rhodocorytha）は、オウム目インコ科に分類される鳥類。

アカボウシインコ

アカボウシインコ

アカボウシインコ Amazona rhodocorytha

保全状況評価

VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))

ワシントン条約附属書I

ドメイン	:	真核生物 Eukaryota
界	:	動物界 Animalia
門	:	脊索動物門 Chordata
亜門	:	脊椎動物亜門 Vertebrata
綱	:	鳥綱 Aves
目	:	オウム目 Psittaciformes
科	:	インコ科 Psittacidae
属	:	Amazona
種	:	アカボウシインコ A. rhodocorytha

Amazona rhodocorytha
(Salvadori, 1890)

アカボウシインコ

英名

Red-browed amazon

分布

ブラジル（エスピリトサント州、サンパウロ州、バイーア州、ミナスジェライス州、リオデジャネイロ州）^[1]

形態

全長35cm。^[1]尾羽は短い。^[1]上面は緑色、下面は淡緑色の羽毛で被われる。^[1]頭部は赤、頬は青、い羽毛で被われる。^[1]尾羽の先端は黄色。^[1]外側尾羽の羽軸の内側（内弁）基部には赤い斑紋が入る。^[1]人間でいう手首（翼角）を被う翼の色彩は黄色。^[1]初列風切の色彩は暗青色。^[1]

虹彩はオレンジ色。^[1]嘴の色彩は黄白色^[1]後肢の色彩は灰色。^[1]

生態

熱帯雨林に生息する。^[1]季節によっては標高1,000m以下の内陸部まで移動する。^[1]昼行性で、夜間になると大木の樹上に集まり休む。^[1]ペアもしくは群れを形成して生活する。^[1]

食性は植物食で、果実などを食べる。^[1]

繁殖形態は卵生。9-11月に卵を産むと考えられ、飼育下では4個の卵を産んだ例がある。^[1]抱卵期間は24日。^[1]育雛期間は34日。^[1]

人間との関係

開発による生息地の破壊、ペット用の乱獲などにより生息数は激減している。^[1]以前はアラゴアス州にも分布していたが、生息地が消失したため絶滅したと考えられている。^[1]

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、アカボウシインコに関連するメディアがあります。

ウィキスピーシーズにアカボウシインコに関する情報があります。

参考文献

[脚注の使い方]

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o ^p ^q ^r ^s ^t ^u ^v 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著『動物世界遺産レッド・データ・アニマルズ2 アマゾン』、講談社、2001年、138頁。

外部リンク

CITES homepage
- Appendices I, II and III
The IUCN Red List of Threatened Species
- BirdLife International 2008. Amazona rhodocorytha. IUCN 2009. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2009.2.

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