アイボリー・ウィリアムズ
アイボリー・ウィリアムズ(Ivory Williams、1985年5月2日 ‐ )は、アメリカ合衆国・ジェファーソン郡出身で短距離走が専門の陸上競技選手。100mで9秒93の自己ベストを持ち、4×100mリレーでは38秒66のジュニア世界記録保持者である。2011年大邱世界選手権男子4×100mリレーのアメリカ代表。
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アイボリー・ウィリアムズ(オレンジのユニフォームの選手、2009年) | |||||||||||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||||||||||
ラテン文字 | Ivory Williams | ||||||||||||||||||||
国籍 | アメリカ合衆国 | ||||||||||||||||||||
競技 | 陸上競技 (短距離走) | ||||||||||||||||||||
種目 | 60m, 100m, 200m | ||||||||||||||||||||
大学 | ヒューストン大学 | ||||||||||||||||||||
生年月日 | 1985年5月2日(39歳) | ||||||||||||||||||||
出身地 | テキサス州ジェファーソン郡 | ||||||||||||||||||||
身長 | 173cm | ||||||||||||||||||||
体重 | 77kg | ||||||||||||||||||||
成績 | |||||||||||||||||||||
国内大会決勝 |
全米選手権 100m 3位 (2010年) 200m 4位 (2009年) | ||||||||||||||||||||
自己ベスト | |||||||||||||||||||||
60m | 6秒51 (2010年) | ||||||||||||||||||||
100m |
9秒93 (2009年) 9秒88w (2010年) | ||||||||||||||||||||
200m |
20秒62 (2006年) 20秒05w (2009年) | ||||||||||||||||||||
400m | 46秒25 (2005年) | ||||||||||||||||||||
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編集 |
経歴
編集2002年7月、キングストンで開催された世界ジュニア選手権(現・世界U20選手権)の男子4×100mリレー決勝で3走(Ashton Collins、ウェス・フェリックス、ウィリアムズ、Willie Hordge)を務め、ジュニア世界記録(当時)となる38秒92をマークしての金メダル獲得に貢献した[1]。
2004年7月、グロッセートで開催された世界ジュニア選手権に2大会連続の出場を果たすと、個人種目初出場となった男子100mは決勝を10秒29(+0.1)で制して金メダルを獲得した[2]。男子4×100mリレーは3走(トレル・キモンズ、アビデミ・オモーレ、ウィリアムズ、ラショーン・メリット)を務め、決勝ではジュニア世界記録となる38秒66をマークしての金メダル獲得に貢献した[3]。
2008年6月、全米選手権(兼北京オリンピックアメリカ代表選考会)の男子100m2次予選を自身初の9秒台となる9秒94(+1.6)で突破。しかし、準決勝では10秒09(+2.2)の組5着に終わり、わずか0秒001差で決勝進出を逃した[4]。
2009年6月、全米選手権の100mと200mで初の決勝に進出したが、男子100mは10秒16(+3.1)の7位、男子200mは20秒05(+3.3)の4位に終わり、ベルリン世界選手権アメリカ代表の座を逃した[5]。
2010年2月、全米室内選手権の男子60m決勝で今季世界最高記録となる6秒49をマークし、マイク・ロジャース(6秒52)やトレル・キモンズ(6秒56)を抑えて初優勝を成し遂げた[6]。ところが、大会後のドーピング検査でカルボキシ・テトラヒドロカンナビノールが検出され、3ヶ月の資格停止処分が下った。全米室内選手権の記録は抹消され、メダル候補だった3月の世界室内選手権にも出場できなかった[7]。
2010年6月、全米選手権の男子100m決勝で10秒29(-1.5)をマークし、ウォルター・ディックス(10秒04)、トレル・キモンズ(10秒27)に次いで3位に入った[8]。
2011年6月、全米選手権の男子100m予選で9秒95(+2.3)、準決勝で9秒96(+2.9)と、追い風参考記録ながら連続で9秒台をマークして決勝に進出したが、決勝はフライングのため失格となった[9]。
自己ベスト
編集記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
種目 | 記録 | 年月日 | 場所 | 備考 |
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屋外 | ||||
100m | 9秒93 (+1.1) | 2009年7月20日 | レティムノ | |
9秒88w (+3.7) | 2010年4月3日 | オースティン | 追い風参考記録 | |
200m | 20秒62 (+1.3) | 2006年5月6日 | ヒューストン | |
20秒05w (+3.3) | 2009年6月28日 | ユージーン | 追い風参考記録 | |
400m | 46秒25 | 2005年4月16日 | ウィチタ | |
室内 | ||||
60m | 6秒51 | 2010年2月6日 | ボストン | |
200m | 20秒81 | 2009年1月17日 | リンカーン |
主要大会成績
編集備考欄の記録は当時のもの
年 | 大会 | 場所 | 種目 | 結果 | 記録 | 備考 |
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2002 | 世界ジュニア選手権 | キングストン | 4x100mR | 優勝 | 38秒92 (3走) | ジュニア世界記録 |
2004 | 世界ジュニア選手権 | グロッセート | 100m | 優勝 | 10秒29 (+1.0) | |
4x100mR | 優勝 | 38秒66 (3走) | ジュニア世界記録 |
脚注
編集- ^ “2002年世界ジュニア選手権男子4×100mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月14日閲覧。
- ^ “第10回世界ジュニア選手権男子100m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月14日閲覧。
- ^ “第10回世界ジュニア選手権男子4×100mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月14日閲覧。
- ^ “2008年全米選手権フルリザルト”. 全米陸上競技連盟. 2016年4月14日閲覧。
- ^ “2009年全米選手権フルリザルト”. 全米陸上競技連盟. 2016年4月14日閲覧。
- ^ “Cantwell, Campbell win Visa Championship Series titles at 2010 USA Indoor Championships”. 全米陸上競技連盟 (2010年2月28日). 2016年4月14日閲覧。
- ^ “Ivory Williams ban boosts gold hopes for Dwain Chambers”. BBCスポーツ (2010年3月10日). 2016年4月14日閲覧。
- ^ “2010年全米選手権フルリザルト”. 全米陸上競技連盟. 2016年4月14日閲覧。
- ^ “2011年全米選手権フルリザルト”. 全米陸上競技連盟. 2016年4月14日閲覧。
外部リンク
編集- アイボリー・ウィリアムズ - ワールドアスレティックスのプロフィール
- アイボリー・ウィリアムズ - 全米陸上競技連盟のプロフィール