札幌大谷中学校・高等学校
北海道札幌市にある私立中学校・高校
札幌大谷中学校・高等学校(さっぽろおおたにちゅうがっこう・こうとうがっこう、英: Sapporo Otani Junior High School・Sapporo Otani High School)は、北海道札幌市東区にある私立中学校・高等学校である。学校法人札幌大谷学園が運営している。
札幌大谷中学校・高等学校 | |
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過去の名称 |
私立北海女学校 私立北海高等女学校 北海高等女学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人札幌大谷学園 |
校訓 |
学び知ることの楽しみを味わおう。 すなおな心で真実を求めよう。 身体をすこやかに鍛えよう。 限りなき恵みに感謝しよう。 |
設立年月日 | 1906年4月 |
創立者 | 大谷光演 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型(外部混合有) |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
中学校 高等学校 普通科(30学級)音楽科(3学級) 美術科(6学級) |
学科内専門コース |
中学校医進選抜コース 中学校英数選抜コース 中学校プログレスコース 中学校アスリートコース 中学校アートコース 高校Gコース 高校Sコース(プログレッシブSクラス ・アスリートSクラス) 高校英数選抜コース 高校音楽コース 高校美術コース |
学期 | 2学期制 |
高校コード | 01510F |
所在地 | 〒065-0016 |
北緯43度4分55.4秒 東経141度21分53.8秒 / 北緯43.082056度 東経141.364944度座標: 北緯43度4分55.4秒 東経141度21分53.8秒 / 北緯43.082056度 東経141.364944度 | |
外部リンク | 札幌大谷中学校・高等学校 |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
特色
- 元々は女子校だったが,中学校が2008年度に共学化,高校が2009年度に共学化。中学校共学化に合わせ道内中学校では初となる硬式野球部が発足。
- バレーボール部・水泳部・卓球部・陸上競技部・フェンシング部は全国大会常連。
教育目標
札幌大谷中学校・高等学校では、自分をそのまま受け入れ、容認し、感謝する心に支えられた 「慈愛に満ちた人格」を形成することを目指し、心の教育の実践の中で「学習習慣」「生活習慣」を確立し、その教育を推進している。
教訓
- 学び知ることの楽しみを味わおう。
- すなおな心で真実を求めよう。
- 身体をすこやかに鍛えよう。
- 限りなき恵みに感謝しよう。
学校施設
- 中学・高校・大学校舎が繋がっており、高校生は、中高図書室以外にも、札幌大谷大学内にある、図書館を使用する事ができる。
- 第1体育館,第2体育館,札幌大谷大学内の第3体育館,全天候型人工芝の他にも、多目的コート,トレーニングルームや、丘珠に有する人工芝,天然芝サッカー部練習グラウンドなど、部活動の練習施設が充実している。
- 和室や、全5室あるデッサン室や、ピアノ室、100周年記念館など、文化系の部活動の施設も充実している。
校章
東本願寺の紋章である牡丹紋を取り入れ、東本願寺設立の趣旨をあらわしたものである。
沿革
- 1899年(明治32年) - 東本願寺 彰如上人(真宗大谷派第23代)来札の際に,学校用地(現・中央区南6条西7丁目)を購入。
- 1906年(明治39年) - 私立北海女学校創立。初代校長清川円誠。70名余入学。
- 1910年(明治43年) - 高等女学校に昇格。私立北海高等女学校に組織変更。
- 1922年(大正11年) - 現校地である札幌村仲通(現・東区北16条東9丁目)に移転。移転を機会に,洋式の制服を採用(北海道では最初)。
- 1923年(大正12年) - 「私立」を削除して,校名を「北海高等女学校」に改称。
- 1944年(昭和19年) - 財団法人北海高等女学校に組織変更。
- 1948年(昭和23年) - 学制改革により,北海高等女学校併置中学校開設(2月)。北海高等女学校・北海高等女学校併置中学校を「札幌大谷高等学校」と「札幌大谷高等学校附設中学校」に改称(4月)。
- 1951年(昭和26年) - 学校法人札幌大谷学園に組織変更。
- 1993年(平成 5 年) - 附属中学校で3コース制募集開始。
- 2001年(平成13年) - 附属中学校を札幌大谷中学校に改称。
- 2003年(平成15年) - 中学校で6か年一貫英数コースを設置。高校で音楽科と美術科設置。
- 2006年(平成18年) - 札幌大谷学園開校百周年式典挙行。
- 2008年(平成20年) - 高校でブレザー型新制服制定。 中学校で男女共学化,英数選抜コース設置。
- 2009年(平成21年) - 高校で男女共学化,英数選抜コース設置。
- 2021年 (令和3年) - 中学校で医進選抜コース設置。
学科
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コース制
- 高等学校
- Gコース - それぞれの個性を大切に、目標に向かってさらに上をめざしていくコースである。学力をしっかり磨きながら、「人間力」を育成している。
- Sコース - 高いレベルで意欲的に学習するコースである。発展問題、応用力に力を入れており、令和2年より、プログレッシブSクラス(PSコース),アスリートSクラス(ASコース)に分化した。
- PSコース - 7時間授業、土曜授業、講座など、週33時間授業で難関大学合格を目指している。
- ASコース - 運動系強化クラブが在籍し、「文武両道」を目指し、週30時間授業を確保し、難関大学合格を目指している。
- 英数選抜コース - 3ヶ年専用の、放課後講座,週39時間授業で、難関大学の受験に対応する実力を養成している。
- 音楽科 - 音楽系大学への進学をめざし、音楽の基礎から実技まで学べる専門性の高い授業を展開している。また、札幌大谷大学との高大連携や、講座、鑑賞会なども充実している。
- 美術科 - 北海道で唯一の美術科である。1週間の1/3が美術専門科目であり、美術系大学への進学を視野に入れながらも専門的に学ぶ。実技制作を重視した密度の濃い授業を展開している。
- 中学校
- 医進選抜コース - 週3回の7時間授業と土曜4時間授業、週37時間授業により、中2段階で中学課程を修了、高2段階で高校内容を修了し、医学部受験対策に専念する。放課後には「講座制」によって医学部受験の基礎を作り上げるのが特色である。
- 英数選抜コース - 週3回の7時間授業と土曜4時間授業、週37時間授業を展開する。「国語」「数学」「理科」「英語」は中学2年生段階で中学過程を修了し、高2段階で高校課程のほとんどを修了し、高校3年では、受験勉強に専念する。
- プログレスコース - 週2回程度、放課後オンライン英会話と土曜日に、ネイティブの先生との指導の下、英語力に磨きをかける。また、土曜日にプログラミング講座を行なっているのも特色である。
- アスリートコース - 中高6年間継続してスポーツに取り組む。高校受験で活動を中断することがないため、部活動の他にも、学習も効率的に取り組むことができる。
- アートコース - 最大5時間の美術の授業で絵画や造形、デザインなど幅広い専門分野の知識と技術を学ぶ。土曜活動や、鑑賞会など、美術に触れられる機会が豊富である。
学校行事
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部活動
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部活動の功績
交通アクセス
- 地下鉄(札幌市営地下鉄)
- バス(北海道中央バス)
- 東17 北光線「大谷学園前」より徒歩1分
- 東19 北光・北口線「大谷学園前」より徒歩1分
著名な出身者
スポーツ
- 中村コウ - 円盤投げ、ベルリン五輪4位入賞
- 種田恵 - 水泳選手
- 佐藤瞳 - 卓球選手
- 藤本那菜 - アイスホッケー選手
- 阿部剣友 - プロ野球選手
- 木村太哉 - プロサッカー選手
- 高向隼人 - プロサッカー選手
- 阿部星架=青木桃
文化
芸能
関係者
系列校
脚注
- ^ “札幌大谷が初優勝 創部10年初の甲子園切符手中に - 高校野球 : 日刊スポーツ” (日本語). nikkansports.com 2018年10月25日閲覧。
- ^ “札幌大谷が初優勝 左腕エース森谷大誠が5安打2失点完投 打線も13安打7得点/南北海道” 2022年7月26日閲覧。