西洋古典叢書

西洋古典の翻訳叢書

これはこのページの過去の版です。Tomoshibiasahi (会話 | 投稿記録) による 2022年5月2日 (月) 19:58個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ギリシア語著作)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

西洋古典叢書(せいようこてんそうしょ)とは、京都大学学術出版会による、西洋古典(ギリシア語・ラテン語著作[1])の翻訳叢書1997年から刊行開始[2]

特色

西洋古典叢書の特色は、以下の5つとして説明されている[1]

  1. 西洋の「知」の源泉であるギリシア・ラテンの主要な著作・作品を可能な限り網羅し、諸外国のこの種の叢書に匹敵する、西洋古典の一大書林の形成をめざした。
  2. すべての専門研究者による厳正な原典理解を基にした新訳により、正確でわかりやすい日本語訳の定訳をめざした。
  3. 訳註は、本文と同時に対照できるよう、読みやすい脚註方式を採用した。
  4. 著作・作品ごとに訳者による平明な解説を付した。
  5. 造本はハンディな四六判変型・布貼り上装仕上げとし、一般読者にも親しみやすいものとした。

1997年から刊行が開始され、当初は月1冊のペースで刊行されたりもしたが、後に年5〜6冊程度のペースへと落ち着いている。年代順/巻数順の計画的な刊行というわけではなく、同一タイトルでも巻数がバラバラで刊行されたりするため、注意が必要。

刊行

ギリシア語著作

No. 書名 著者 訳者 出版年
G001 モラリア 14 プルタルコス 戸塚七郎 1997/06
G002 食卓の賢人たち 1 アテナイオス 柳沼重剛 1997/08
G003 天について アリストテレス 池田康男 1997/10
G004 モラリア 13 プルタルコス 戸塚七郎 1997/11
G005 ピュロン主義哲学の概要 セクストス・エンペイリコス 金山弥平
金山万里子
1998/02
G006 自省録 マルクス・アウレリウス 水地宗明 1998/04
G007 ギリシア史 1 クセノポン 根本英世 1998/05
G008 食卓の賢人たち 2 アテナイオス 柳沼重剛 1998/06
G009 自然の機能について ガレノス 種山恭子 1998/08
G010 弁論集 1 イソクラテス 小池澄夫 1998/10
G011 ギリシア史 2 クセノポン 根本英世 1999/04
G012 歴史 1 トゥキュディデス 藤縄謙三 2000/05
G013 小品集 クセノポン 松本仁助 2000/06
G014 モラリア 6 プルタルコス 戸塚七郎 2000/07
G015 フラックスへの反論/ガイウスへの使節 フィロン 秦剛平 2000/10
G016 食卓の賢人たち 3 アテナイオス 柳沼重剛 2000/11
G017 初期ストア派断片集 1 ゼノン 中川純男 2000/12
G018 政治学 アリストテレス 牛田徳子 2001/02
G019 魂について アリストテレス 中畑正志 2001/06
G020 弁論集 リュシアス 細井敦子 2001/07
G021 祝勝歌集/断片選 ピンダロス 内田次信 2001/09
G022 哲学者・ソフィスト列伝 ピロストラトス
エウナピオス
戸塚七郎 他 2001/11
G023 モラリア 2 プルタルコス 瀬口昌久 2001/12
G024 弁論集 アンティポン
アンドキデス
高畠純夫 2002/01
G025 初期ストア派断片集 2 クリュシッポス 水落健治
山口義久
2002/02
G026 食卓の賢人たち 4 アテナイオス 柳沼重剛 2002/05
G027 弁論集 2 イソクラテス 小池澄夫 2002/06
G028 ニコマコス倫理学 アリストテレス 朴一功 2002/07
G029 初期ストア派断片集 3 クリュシッポス 山口義久 2002/09
G030 ギリシア合唱抒情詩集 アルクマン
ステシコロス
イビュコス
シモニデス
バッキュリデス
丹下和彦 2002/11
G031 歴史 2 トゥキュディデス 城江良和 2003/01
G032 弁論集 4 デモステネス 木曽明子
杉山晃太郎
2003/07
G033 学者たちへの論駁 1 セクストス・エンペイリコス 金山弥平
金山万里子
2004/02
G034 弁論集 3 デモステネス 北嶋美雪 2004/02
G035 キュロスの教育 クセノポン 松本仁助 2004/02
G036 食卓の賢人たち 5 アテナイオス 柳沼重剛 2004/03
G037 モラリア 11 プルタルコス 三浦要 2004/05
G038 コンスタンティヌスの生涯 エウセビオス 秦剛平 2004/06
G039 修辞学論集 ディオニュシオス
デメトリオス
木曽明子 他 2004/08
G040 牧歌 テオクリトス 古澤ゆう子 2004/10
G041 歴史 1 ポリュビオス 城江良和 2004/12
G042 動物部分論/動物運動論/動物進行論 アリストテレス 坂下浩司 2005/02
G043 初期ストア派断片集 4 クリュシッポス 中川純男
山口義久
2005/03
G044 ピレボス プラトン 山田道夫 2005/06
G045 ヒッポクラテスとプラトンの学説 1 ガレノス 内山勝利
木原志乃
2005/10
G046 初期ストア派断片集 5 クリュシッポス 他 山口義久
中川純男
2006/03
G047 弁論集 1 デモステネス 加来彰俊 2006/05
G048 学者たちへの論駁 2/論理学者たちへの論駁 セクストス・エンペイリコス 金山弥平
金山 万里子
2006/08
G049
G050
G051
G052
G053
G054
G055
G056
G057
G058
G059
G060
G061
G062
G063
G064
G065
G066
G067
G068
G069
G070
G071
G072
G073
G074
G075
G076
G077
G078
G079
G080
G081
G082
G083
G084
G085
G086
G087
G088
G089
G090
G091
G092
G093
G094
G095
G096
G097
G098
G099
G100
G101
G102
G103
G104
G105
G106
G107
G108
G109
G110
G111
G112
G113
G114
G115
G116
G117
G118

ラテン語著作

No. 書名 著者 訳者 出版年
L001 悲劇集 1 セネカ 小川正廣 1997/07
L002 悲劇集 2 セネカ 大西英文 1997/09
L003 地中海世界史 ポンペイウス・トログス
ユニアヌス・ユスティヌス
合阪學 1998/01
L004 悲しみの歌/黒海からの手紙 オウィディウス 木村健治 1998/09
L005 ローマ喜劇集1 プラウトゥス 木村健治 他 2000/09
L006 ローマ喜劇集 2 プラストゥス 小川正廣 他 2001/03
L007 アエネーイス ウェルギリウス 岡道男
高橋宏幸
2001/04
L008 ローマ喜劇集 3 プラウトゥス 木村健治 他 2001/10
L009 ローマ喜劇集 4 プラウトゥス 小林標 2002/04
L010 ローマ喜劇集 5 テレンティウス 木村健治 他 2002/08
L011 アレクサンドロス大王伝 クルティウス・ルフス英語版 谷栄一郎
上村健二
2003/09
L012 ローマ皇帝群像 1 アエリウス・スパルティアヌス英語版 南川高志 2004/01
L013 牧歌/農耕詩 ウェルギリウス 小川正廣 2004/05
L014 弁論家の教育 1 クインティリアヌス 森谷宇一 2005/05
L015 ローマ皇帝群像 2 アエリウス・スパルティアヌス 他 桑山由文
井上文則
南川 高志
2006/06
L016
L017
L018
L019
L020
L021
L022
L023
L024
L025
L026
L027
L028
L029
L030
L031
L032
L033
L034
L035
L036

脚注

外部リンク