尾頭橋駅

愛知県名古屋市中川区尾頭橋にある東海道旅客鉄道の駅

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尾頭橋駅(おとうばしえき)は、愛知県名古屋市中川区尾頭橋4丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線である。

尾頭橋駅
高架構造の尾頭橋駅(2008年4月)
おとうばし
Otōbashi
金山 (0.9 km)
(2.4 km) 名古屋
所在地 名古屋市中川区尾頭橋四丁目14-1
北緯35度8分49.351秒 東経136度53分27.430秒 / 北緯35.14704194度 東経136.89095278度 / 35.14704194; 136.89095278
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 東海道本線
キロ程 363.6 km(東京起点)
電報略号 オト
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
3,107人/日(降車客含まず)
-2014年-
開業年月日 1995年平成7年)3月16日[1]
備考 業務委託駅
みどりの窓口
名 名古屋市内
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名古屋方から見たホーム。左側に中央本線・名鉄名古屋本線の線路が並行しているが、ホームは設置されていない。

概要

当駅を含む金山駅 - 名古屋駅間は、JR東海の東海道本線・中央本線および名古屋鉄道(名鉄)名古屋本線が並走する三複線区間となっているが、当駅は東海道本線のみにホームが設置されている。通常は普通列車のみ停車するが、中央競馬G1競走開催日には、場外馬券売場ウインズ名古屋)への便を図り、30分に1本の間隔で快速新快速が臨時停車する事もある。また、駅舎にはウインズ名古屋前という副駅名が掲げられている。

1996年(平成8年)3月から2009年(平成21年)3月まで定期運行していた下り「ムーンライトながら」は豊橋駅大垣駅間のほとんどの駅に停車していたが、当駅と三河塩津駅は通過していた(ドアカット#車両にドアカット機能がないことから停車できずに通過していた例)。当駅開設から約1年間は前身の「大垣夜行」であったが、これも通過していた。また1999年(平成11年)までは、名古屋発大府行の最終普通列車は当駅を通過していた。

歴史

 
ナゴヤ球場正門前駅(1994年9月撮影)

当駅の事実上の前身は、ナゴヤ球場におけるプロ野球公式戦開催に伴う観客輸送を担うべく、日本貨物鉄道(JR貨物)が保有する東海道本線の貨物支線(通称「名古屋港線」)に臨時駅として開設したナゴヤ球場正門前駅である[2]中日ドラゴンズ主催試合の開催にあわせてJR東海が名古屋駅から同駅まで臨時列車を運行したが、ナゴヤドームが建設されプロ野球の試合開催が移転することなどにより同駅付近の東海道本線(金山 - 名古屋間)に常設駅の設置が決定したことを受け、当駅開業前年の最後の主催試合(中日ドラゴンズ読売ジャイアンツの「10.8決戦」)をもって、同駅は廃止となった。

当駅は東海道本線の駅として、ナゴヤ球場正門前駅廃止の翌年に開業した。なお、ウインズ名古屋の最寄り駅となることから建設に当たっては競馬振興事業の助成対象事業となった[3]

駅構造

島式ホーム1面2線を有する高架駅であり、改札口・駅舎は高架下にある。1番線が上り岡崎方面、2番線が下り名古屋方面で駅本屋は西側(南側、2番線側)にある。ホームは曲線上にあるため、列車はカント(線路の高低差)の関係で傾いて停車する。高架駅ではあるものの、東側に中央本線・名鉄名古屋本線の線路があるため、西側のみに出入口があり、駅から直接東側に出ることはできない。

東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、名古屋駅が当駅を管理している。駅舎内部にはみどりの窓口自動改札機自動券売機TOICA非対応)、自動精算機(TOICA対応)などが置かれている。改札口とホームを繋ぐエレベーター2009年(平成21年)に新設された。エレベーター設置と同時に、多機能トイレも整備されている。

JRの特定都区市内制度における「名古屋市内」の駅である。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 東海道本線 上り 豊橋武豊方面[5]
2 東海道本線 下り 名古屋大垣方面[5]

利用状況

「名古屋市統計年鑑」によると、当駅の一日平均乗車人員は以下の通り推移している。

年度 一日平均
乗車人員
1994年 1,875[6]
1995年 3,030[7]
1996年 3,593[7]
1997年 3,077[7]
1998年 3,105[7]
1999年 3,040[7]
2000年 3,052[8]
2001年 3,041[8]
2002年 3,022[8]
2003年 3,053[8]
2004年 3,093[8]
2005年 3,159[9]
2006年 3,318[9]
2007年 3,415[9]
2008年 3,479[9]
2009年 3,354[9]
2010年 3,343[10]
2011年 3,289[11]
2012年 3,245[12]
2013年 3,103[13]

駅周辺

駅の東側を江川線(名古屋市道江川線)が通っている。この江川線の上を名古屋市電下江川線が1971年昭和46年)まで敷設されていた。駅名にある「尾頭橋」は駅の南東、堀川を渡る愛知県道115号津島七宝名古屋線の橋である。

隣の駅

東海旅客鉄道
東海道本線
特別快速・新快速・快速・区間快速
通過
普通
金山駅 - 尾頭橋駅 - 名古屋駅

脚注

  1. ^ a b “JR7社14年のあゆみ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 9. (2001年4月2日) 
  2. ^ 昭和30年代にも同様の観客輸送を行ったことがある。※詳しくは、名古屋港線を参照。
  3. ^ 『日本中央競馬会50年史』日本中央競馬会、2005年、313,491頁。 
  4. ^ 2009年3月10日付JR東海ニュースリリース[リンク切れ] による。
  5. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記に準拠。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。
  6. ^ 平成8年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-5.JR東海各駅の乗車人員 総数を16日で除した人数。
  7. ^ a b c d e 平成12年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-5.JR東海各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  8. ^ a b c d e 平成17年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  9. ^ a b c d e 平成22年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  10. ^ 平成23年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365で除した人数。
  11. ^ 平成24年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を366で除した人数。
  12. ^ 平成25年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365で除した人数。
  13. ^ 平成26年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365で除した人数。

関連項目

外部リンク

  • 尾頭橋駅(主な駅のご案内) - 東海旅客鉄道