悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲

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悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲』(あくまじょうドラキュラ ダークナイト プレリュード、英題: Castlevania Legends)は、コナミから1997年11月27日に発売されたゲームボーイ用ソフトのアクションゲーム。開発は、コナミコンピュータエンタテインメント名古屋

悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲
ジャンル アクション
対応機種 ゲームボーイ
開発元 コナミコンピュータエンタテインメント名古屋
発売元 コナミ
人数 1人
メディア 2Mbit+64KSRAMROMカセット
発売日 1997年11月27日
その他 スーパーゲームボーイ対応
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ゲームボーイ用の悪魔城ドラキュラシリーズとしては『ドラキュラ伝説』『ドラキュラ伝説II』に続く3作目。主人公は、シリーズ初の女性主人公となるソニア・ベルモンド。

ストーリーや設定は『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』の流れを汲んでいるが、後のシリーズ展開で設定上の矛盾が生じ整合を取ることも難しいことから、「黙示録」や「サークルオブザムーン」が外伝として扱われているのに対し、本作はパラレルワールドとして扱われる事になった[1]

ストーリー

中世トランシルバニア、悪魔の力を手に入れた男がいた。ドラキュラ伯爵。魔王となったその男が超常の力と魔界より呼び出した忠実な闇の従者達を広げるのにそれ程時間はかからなかった。

時を同じくして片田舎の貴族の家庭で1人の少女が産声を上げた。少女は普通の人間に理解できない大自然の超常的な存在と語り合える不思議な力を持っていた。周囲の誰よりも早く少女の特異な力に気付いた祖父に「お前の力は決してお前のためだけに使ってはならない…」そう言い聞かされながら育った少女が17歳のある夜、生き別れた父を探す旅の途中であるというアルカードと名のる謎の青年と出会う事で運命の歯車はゆっくり動きだすのであった…。

しかし惨劇は突然少女を襲った。館がドラキュラ伯爵の下僕である異形の怪物たちの襲撃に遭い、少女が戻った時そこには息も絶え絶えとなった祖父の姿が残されていただけだった。「…今こそお前の力を役立てる時だ…」こと切れる寸前に残された祖父の遺言を心の中で繰り返し、少女は祖父の形見の鞭を手に悪魔城へと向かった。

少女の名はソニア。後にヴァンパイアハンターとして、ベルモンド家の名を世に残す先駆けとなった存在である。

システム

基本的なシステムはゲームボーイ版の前作を踏襲。しゃがみ歩きも可能である。ステージ構成は長めに作られている。本作は『悪魔城ドラキュラXX』のようなステージ探査要素を持っていることがひとつの特徴である。ステージのどこかにあるスペシャルアイテム(シリーズで定番のサブウェポンの道具)を集めることでエンディングが分岐する。

本作でのサブウェポンは、精霊の力を借りるソウルウェポンと呼ばれるものになっており、ボスを倒していくことで追加されていく。ソウルウェポンは随時切り替え可能。

ソウルウェポンは

  • ウィンド(風、時を止める)
  • アイス(氷、体力を回復する)
  • フレイム(炎、敵全体にダメージ)
  • ライト(聖、威力のある波動を飛ばす)
  • バット(魔、敵を全滅する)

の順で入手できる。バットは隠しウェポン。

体力ゲージの下にあるゲージを消費することでバーニングモードを発動できる。発動中は一定時間無敵になり、移動力と攻撃力が上がる。発動後は、次のステージに行くかミスするまで使用できなくなる。

登場人物

ソニア・ベルモンド
アルカード
ドラキュラ

ボス

クリーチャーズ・バット
ステージ1ボス。巨大なコウモリ男。頭上から襲い掛かってくる。
デスドラゴン
ステージ2ボス。ドラキュラが倒したドラゴンをゾンビ化させ、下僕へと変えたもの。口から炎を吐いたり、瓦礫を降らせてくる。
死神
ステージ3ボス。ドラキュラの腹心。今作では貴族の様な服を着ている。無数の鎌で攻撃してくる。
死刑執行人
隠しステージのボス。頭巾で顔を隠した大男。巨大な斧で攻撃してくる。

脚注

  1. ^ ゲームサイド2009年2月号のインタビューより

外部リンク