松齢橋
福島市にある橋
松齢橋(しょうれいばし)は福島県福島市の阿武隈川にかかる福島県道308号山口渡利線の橋である。
概要
犠牲者の多かった渡り舟の代わりに架橋するよう、市民らが当時の県令・三島通庸に嘆願し、明治16年、15隻の船を利用した浮き船の橋が架けられた。それが「松齢橋」の起源である。その後、大正14年に永久橋が架けられた。
全長175.8m、幅5.5mの4連下路ボーストリングプラットトラス橋である。かつては歩行者と自動車が行き来するのに苦労していたが、隣に国道4号の大仏橋が架けられたことにより福島市街地から市内渡利に向かう一方通行となった。 戦前に作られた橋が、代替橋が架けられても壊されなかったのは珍しく、こった意匠の街灯等、福島のランドマークのひとつになっている。
この橋へは、国道4号上り線からしか進入できない。