夜ドラ
解説
NHKでは2022年度から、総合テレビの平日22時45分 - 23時30分を「若年層ターゲットゾーン」と位置付けて、テレビ離れの著しい若年層にみてもらえる内容の番組を放送することにし、その一環として、2005年12月を最後に中断されていた夜の帯ドラマ枠を17年ぶりに再開させることにした[2][注 1]。
放送総局長(当時)の正籬聡は、「朝ドラがSNSや見逃し配信で若い世代に響いていることもあり、時間の短いコンテンツが好まれる傾向にある。朝ドラのように見ていただければ」[2]と説明している。体裁としては、2021年度まで月曜日22時45分 - 23時15分で週1回放送されていた『よるドラ』を発展解消させたものとなる。
また、作品のコンテンツ群も「ハラハラドキドキ、笑って泣けるドラマシリーズ」として、旬な出演者を迎えて、話題の原作のドラマ化や、今回の新設帯ドラマ枠のための書下ろしオリジナル作品を放送して、「明日の続きが見たくなるドラマを届ける」としている[1]。
2002年度 - 2005年度に放送された前回の夜の連続ドラマ枠では実施されなかった視覚障害者・弱視者向けの解説放送(ステレオ2)を当ゾーンでは実施する[注 2]ほか、火曜日に関してはそれまで金曜日の22時台に放送されていた週1回の連続ドラマ枠である『ドラマ10』の放送日が移動(時間は22時 - 22時45分のまま)であるため、ドラマ2本立て連続放送となる[3][注 3]。
2023年度からは、その週に放送した回を翌日の金曜日(原則として23時45分 ー 0時45分。今夜も生でさだまさしの放送がある場合はその終了後から1時間)にまとめて再放送を行っている(2022年度までは当シリーズで放送された作品は殆どが、ミッドナイトチャンネルで放送の中盤に差し掛かったあたりでキャッチアップ放送として前半数回をまとめて再放送している)。
その他、週末を中心に随時「キャッチアップ」(2023年度は「『(作品名)』見逃し2分まとめ』)と称した2分版の週間ダイジェストがミニ番組扱いで放送されている。
放送時間
- 月曜日 - 木曜日 22時45分 - 23時(JST)[1]
- 再放送
- 2022年度 定時での再放送はなし
- 2023年度 原則として金曜日 23時45分 - 24時45分(JST)(「ミッドナイトチャンネル」)
- 当週に放送された4話分を連続して放送。ただし原則最終金曜日は『今夜も生でさだまさし』が放送されるため、それが終了した後の1時間放送
- 2024年度 金曜日深夜時間帯不定1時間枠(「ミッドナイトチャンネル」。「イッキ見ゾーン(1本目)/今夜も生でさだまさし」が終了し次第放送のため、放送時間帯は放送日により異なる。放送時間は番組ホームページ・NHK番組表に記載)
作品一覧
- (製作担当局・プロダクション凡例)
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- 「AK」- NHK放送センター(東京)
- 「BK」- NHK大阪放送局
- 「EP」- NHKエンタープライズ
脚注
注釈
- ^ ただし、2006年1月から3月は過去作のアンコール放送が行われていたため、実質16年ぶり。
- ^ ドラマ新銀河の時代にはアナログの音声多重放送で実施されていた。
- ^ 更に2023年7 - 9月クールでは、若年層ターゲットゾーン23時台枠で、「お笑いインスパイアドラマ ラフな生活のススメ」が放送されるため、ドラマ3本連続編成となった。
- ^ a b c d e f 原則として1話完結。主演も各話交代。
- ^ 2022年4 - 6月の火曜日 21時45分 - 22時にBSプレミアムで放送された作品の中から12作品を選んで、チャンネルを変えた上で実質再放送を行ったもの。
- ^ a b 2022年6 - 7月の火曜日 21時45分 - 22時にBSプレミアムで放送された作品の中から4作品を選んで、チャンネルを変えた上で実質再放送を行ったもの。
- ^ 2023年4 - 5月の日曜日 22時50分 - 23時20分にBSプレミアムで放送された作品の中から7作品・8本(「流血鬼」のみ前後編2本)を選んで、チャンネルを変えた上で実質再放送を行ったもの。
- ^ 2023年6月の日曜日 22時50分 - 23時20分にBSプレミアムで放送された作品の中から2作品・3本(「イヤなイヤなイヤな奴」のみ前後編2本)を選んで、チャンネルを変えた上で実質再放送を行ったもの。
- ^ シーズン2の放送に先駆け、1月9日から1月24日までシーズン1のアンコール放送を実施。
- ^ 松任谷由実の楽曲の中から3作品を選び1作品当たり4話のオムニバス形式でつづったもの。
- ^ 第3弾放送前の8月26日から9月12日まで、第1,2弾(計12話。第2弾一部を除く)もアンコール放送
- ^ シーズン2の放送に先駆け、9月23日から9月26日までシーズン1のアンコール放送を実施。
- ^ 2023年4 - 5月の日曜日 21時45分 - 22時15分にBSプレミアムで放送された作品8本、チャンネルを変えた上で実質再放送を行ったもの。
出典
- ^ a b c d “NHK平日夜15分ドラマ枠「夜ドラ」新設へ 第1弾は青春ミステリー「卒業タイムリミット」”. nikkansports.com (日刊スポーツNEWS). (2022年2月9日) 2022年2月9日閲覧。
- ^ a b デイリースポーツ (2022年2月9日). “NHK「夜ドラ」スタート 若者層へアプローチ「朝ドラのように見て頂ければ」”. Yahoo!ニュース. Yahoo!JAPAN. 2022年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月10日閲覧。
- ^ “2022年度放送番組時刻表” (PDF). NHK. 2022年2月13日閲覧。
- ^ 【夜ドラ】卒業タイムリミット - NHK放送史
- ^ “井上祐貴さん主演 夜ドラ『卒業タイムリミット』制作開始のお知らせ”. ドラマトピックス (NHK). (2022年2月9日) 2022年2月9日閲覧。
- ^ 夜ドラ カナカナ - NHK放送史
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- ^ 事件は、その周りで起きている - NHK放送史
- ^ NHK夜ドラ『事件は、その周りで起きている』 [@nhk_yorudora] (2022年7月25日). "\公式ハッシュタグは #じけおき で/「LIFE!」チームが送る4夜連続スペシャルコメディー 「事件は、その周りで起きている」 刑事ものだけど、事件を一切解決しない! 事件のまわりで起きるトラブル、"小事件"にスポットを当てた 新感覚の1話15分のコメディードラマ✨ 人に頼ることが苦手な若手刑事・真野一花(小芝風花)と、個性豊かな新月(しんげつ)署の仲間たちとのコミカルなやりとりにご期待くさい🚔 #じけおき #nhk_life #事件はその周りで起きている #小芝風花 #笠松将 #中野周平(#蛙亭) #倉科カナ #北村有起哉". Instagramより2022年7月26日閲覧。
- ^ 【夜ドラ】あなたのブツが、ここに - NHK放送史
- ^ “夜ドラ『あなたのブツが、ここに』制作開始のお知らせ”. ドラマトピックス (NHK). (2022年4月14日) 2022年4月14日閲覧。
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- ^ 夜ドラ ミワさんなりすます - NHK放送史
- ^ “夜ドラ「ミワさんなりすます」制作開始のお知らせ”. ドラマトピックス (NHK). (2023年6月27日) 2023年6月27日閲覧。
- ^ “夜ドラ「作りたい女と食べたい女」続編制作決定のお知らせ”. ドラマトピックス (NHK). (2023年6月12日) 2023年6月12日閲覧。
- ^ 夜ドラ ユーミンストーリーズ - NHK放送史
- ^ “夜ドラ「ユーミンストーリーズ」制作開始のお知らせ”. ドラマトピックス (NHK). (2023年10月5日) 2023年10月6日閲覧。
- ^ 【夜ドラ】VRおじさんの初恋 - NHK放送史
- ^ “夜ドラ「VRおじさんの初恋」制作開始のお知らせ”. ドラマトピックス (NHK). (2024年1月10日) 2024年1月10日閲覧。
- ^ 【夜ドラ】柚木さんちの四兄弟。 - NHK放送史
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- ^ “星新一の不思議な不思議な短編ドラマ” 2024年8月21日閲覧。
- ^ “夜ドラ「事件は、その周りで起きている」シリーズ2の放送が決定!”. ドラマトピックス (NHK). (2024年9月9日) 2024年9月9日閲覧。
- ^ 【夜ドラ】未来の私にブッかまされる!? - NHK放送史
- ^ “夜ドラ「未来の私にブッかまされる!?」制作開始!綱啓永・久保史緒里 出演”. ドラマトピックス (NHK). (2024年7月3日) 2024年7月3日閲覧。
- ^ “「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」シーズン2 地上波放送日決定のお知らせ”. ドラマトピックス (NHK). (2024年11月13日) 2024年11月13日閲覧。
- ^ “夜ドラ「バニラな毎日」制作開始!蓮佛美沙子さん・永作博美さん 出演決定!”. ドラマトピックス (NHK). (2024年10月17日) 2024年10月17日閲覧。
- ^ “「ワタシってサバサバしてるから シーズン2」制作開始・主演発表のお知らせ”. ドラマトピックス (NHK). (2024年10月22日) 2024年10月22日閲覧。
関連項目
- 過去に放送されたゴールデン・プライムタイム枠の帯ドラマ枠(銀河テレビ小説のみ月 - 金曜、他は月 - 木曜に放送され、銀河・新銀河は翌日日中、夜の連続ドラマは週末の金曜深夜枠のミッドナイトチャンネル[* 1]で再放送があった)
- その他
- ^ 4本分を1時間にまとめたもの。土曜朝にBS2(当時)でも同様の再放送があった。
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