「フルメタル・パニック!」の版間の差分

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; [[レーバテイン (フルメタル・パニック!)|レーバテイン]]
: ストーリー終盤になり、相良宗介の乗る機体。アーバレストが大破したことから、AIのみを移植し、大幅なスペックアップを果たした究極のアームスレイブ。しかし、極限まで戦闘に特化して機体性能を引き出すために、ステルス性能などの汎用性を犠牲にしており、駆動時間などが大幅に減っている。
 
== 作風 ==
ストーリーは、対テロ軍事武装組織[[ミスリル (フルメタル・パニック!)|ミスリル]]の西太平洋戦隊に所属する[[相良宗介]]が、[[ソビエト連邦]]東部で一人の少女を保護する所から始まる{{Efn2|後に回復し、ウィスパードの久檀未良と判明。}}。[[ウィスパード]]と呼ばれる能力を持った少年少女と、彼らがもたらした[[ブラックテクノロジー]]によって変わってしまった歴史を巡る相良宗介の戦いを書いたハードでシリアスな「長編」と他に、長編を補完するエピソードを収めた「サイドアームズ」、シリアスな長編とは打って変わった平和な日本社会の中で主人公が引き起こす騒動をコミカルに書いた「短編」の3つのシリーズに分かれる。
 
メインストーリーにあたる「長編」では、ブラックテクノロジーにより異なる歴史を歩んだ冷戦末期の1990年代の各国が舞台になっており、本編シリーズとも呼ばれる。SFとしての軸に当たるウィスパードの謎を巡る戦いの他、人間性にも焦点が当てられており、最終巻最終章のタイトル『[[人間の証明]]』は数々の出来事を通じ、人間らしさを手に入れた宗介とアルを示す[[ダブル・ミーニング]]となっている。
 
「短編」では前述の通り、長編とは異なり、主に日本が舞台となっており、時系列順に進みシリアスなストーリーが展開される長編とは違い、コメディー色が強い単発エピソードが時系列に沿わない形で収録されている。「短編」2巻以降、巻末で長編を補完する書き下ろしエピソードが収録されていたが、作者の「長編と短編は別物である」という強い意向を受けて、「サイドアームズ」と題されたシリーズが生まれ、6巻以降の巻では長編と関わりのある短編は「サイドアームズ」に収録されている。
 
「サイドアームズ」は「長編」を補完するシリアスな短編集となっており、こちらは長編の外伝という位置づけである。「長編」シリーズと「サイドアームズ」を合わせ、'''「本編」シリーズ'''と呼ぶ事もある。
 
1998年より「[[月刊ドラゴンマガジン]]」([[富士見書房]])に掲載・連載された作品を中心に、[[富士見ファンタジア文庫]]から単行本が刊行され、2004年に短編シリーズが終了。以後は長編シリーズとサイドアームズのみの展開となっており、長編最終巻が2010年7・8月に発売され完結した。サイドアームズに関しては今後も発売される予定{{要出典|date=2020年12月}}。
 
== 制作背景 ==