「トラック野郎・爆走一番星」の版間の差分
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須間田三四郎([[山城新伍]])と邂逅後、東京に戻った2人は荷下ろしで汗を流す。その後、桃次郎は写真屋([[由利徹]])で見合い写真を撮る。その写真をソープ嬢たちに見せ、「見合いする」、「結婚は神聖」、「一度は処女とセックスしたい」と、まだ見ぬ出会いに期待を寄せていた。
後日。[[姫路市|姫路]]の台貫場では、警官・赤塚周平([[なべおさみ]])<!--隣の警官が[[山浦栄]]-->に運転手の宮崎(宮崎靖男)が苦しめられていた。その横を、一番星号を牽引したジョナサン号が通過する。一番星号には「故障車」の張り紙が。しかし、赤塚は偽装と見抜き、原付で追跡。嫌がらせに排ガスを浴びせた一番星号だったが、偶然通りかかった[[バキュームカー]]雲
桃次郎とジョナサンはドライブイン「おふくろ」で停車、大をするためトイレに駆け込む。紙がないため、桃次郎が店内に貰いにいく羽目に。店主の蝶子([[園佳也子]])が取りに行く間に、女子大生の高見沢瑛子([[あべ静江]])が紙を差し出す。その瞬間、星がチカチカと輝き、一目惚れする桃次郎。紙を持ってきてくれた蝶子に「僕はウンチなんかしない」、「下品な!」とカッコつけてしまう。瑛子はこの店でアルバイトしており、[[太宰治]]のファンだった。津軽出身のジョナサンと意気投合する瑛子。だが桃次郎は「ダザイ」という名の果物と勘違いし、失笑を買ってしまう。
店を出て野外で排便する桃次郎だったが、紙がないのは解消されていなかった。ジョナサンは通りがかった雲
桃次郎とジョナサンは博多へ。そこでやっと太宰治が小説家だと理解する。桃次郎は「紙をくれた女(瑛子)」に見合い写真を渡すようジョナサンに頼むが、ジョナサンは千秋のことと勘違いしてしまう。
太宰治全集を揃えた桃次郎は、詰襟の学生服に身を包み「おふくろ」へ。外で待っている間に、ジョナサンが見合い写真を渡す手はずだった。ジョナサンから「うまくいきそう」と聞かされ、店内の様子から誤解した桃次郎は、瑛子との仲を取り持って貰おうと雲
千秋のアパートで風呂に入った桃次郎。服も洗濯され軒先に掛かっている。そこへ赤塚が帰宅。彼は隣の部屋だった。今日は千秋の誕生日であり、バースデーケーキを持っていた彼だったが、釜太郎から桃次郎を「フィアンセ」といわれ、さらに室内の会話を誤解し、「千秋が桃次郎に処女を捧げた」と思い込む。意気消沈する赤塚だったが、一緒に聞いていた釜太郎は喜んでいた。迎えにきたジョナサンにも誤解が伝わってしまう。階下から祝福するジョナサン。
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; 挿入歌
: 西来路ひろみの歌う「残り火の恋」であるが、実際はほとんど聞こえない。これには長年、ファンから監督の鈴木則文に問い合わせがあった。鈴木の記した『新トラック野郎風雲録』([[ちくま文庫]]、[[2014年]])103頁によると、「製作途中で挿入歌とする決定がされたが、脚本を直す間がなく、作品にも合わない。仕方なく、「町のどこかから聞こえてくる」という設定にしようしたが、音を絞りに絞ったので、ほぼ聞こえない状態」に仕上がったという。作詞を依頼してきたのは西来路の事務所の社長であり、根負けして引き受けたが、映画で使用するとは聞いてなかった(同101-102頁)。なお、西来路ひろみは「土産物店の店員」として出演している。
; バキュームカー「雲
: 本シリーズの車両は、原則として一番星号・ジョナサン号のみ東映で所有しており、他の車両は実在する車両を借り受けて撮影されていた。本作に登場するバキュームカー「雲
; 関連玩具
: [[ポピー (玩具メーカー)|ポピー]](現:[[バンダイ]])の「[[ポピニカ]]」より、本作で桃次郎が乗るトラックが「トラック野郎 生れてすみません」としてキット化された。[[乾電池]]によりコンテナ部のライトが光るギミックが付いている<ref>「超合金・ポピニカ大図鑑」(グリーンアロー出版社)104頁 1997年</ref>。
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