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六曜の起源については孔明六輝と呼ばれ[[諸葛亮]]が発案したとの俗説まである{{sfn|佐藤|1999|p=226}}。しかし、[[三国時代 (中国)|三国時代]]から六曜があったということは疑わしい。一説には[[唐]]の[[李淳風]]の『六壬承訣(りくじんしょうけつ)』にある大安、留連、速喜、赤口、将吉、空亡が六曜の起源との説がある{{sfn|佐藤|1999|p=226}}。
 
六曜が中国大陸から日本に伝来したのは[[14世紀]]の[[鎌倉時代]]とされる{{sfn|佐藤|1999|p=226}}。[[江戸時代]]に入って六曜の暦注は流行した{{sfn|佐藤|1999|p=226}}。しかし、その名称や解釈・順序は少しずつ変化している。例えば小泉光保の『頭書長暦』では大安、立連、則吉、赤口、小吉、虚妄となっている{{sfn|佐藤|1999|p=226}}。六曜の先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の術語が確定するのは江戸後期のことである{{sfn|佐藤|1999|p=226}}。
 
仏滅や友引という、仏事と関連のあるように見える言葉が多く使われているが、仏教との関係はない。仏事と関連のあるように見える言葉が多いのは当て字によるものである。占いを盲信して本質がおろそかになればかえって悪い結果になるとして、仏教では占いを否定している。また、[[日本の仏教|日本仏教]]の宗派の一つである[[浄土真宗]]では[[親鸞]]が「日の吉凶を選ぶことはよくない」と[[和讃]]で説いたため、迷信、俗信一般を否定して、仏教においては本質的に因果関係によって物事が決まり、六曜が直接原因として物事を左右することはないとする。