「学園特捜ヒカルオン」の版間の差分

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『'''学園特捜ヒカルオン'''』(がくえんとくそうヒカルオン)は、[[1987年]][[1月28日]]にエモーション(現:[[バンダイナムコビジューツ]])から発売された[[OVA]]。30分。
 
== 概要 ==
本作は、OVAブーム中の当時における大人の[[特撮]]ファンにも大人気だった[[宇宙刑事シリーズ]]への[[オマージュ]]要素の濃い、学園SFアクション作品である{{efn2|当時は多くのファンが同人やコスプレ、自主映画などでオリジナルの宇宙刑事を作っており、本作にもプロの手による二次創作(パロディ)という側面がある。}}。ただし、エモーションの[[ヤングアダルト]]向けレーベル「C-MOON」向けに制作されたため、主人公・四方堂光のパートナーにしてヒロインの美女教師・葉月あづみが[[チンピラ]]たちに襲われて衣服を破られるといった、原典では描けない[[性的暴行]]調のエロ要素も盛り込まれている。
 
[[原作]]、[[脚本]]、[[絵コンテ]]、[[作画監督]]など大半の主要役職は、宇宙刑事好きシリーズ大ファンである[[アニメーター]]・[[越智一裕]]が1人で担当した。[[音楽]]は宇宙刑事シリーズと同じく[[渡辺宙明]]が担当した(詳細は[[#LPレコード]]を参照)ほか、[[主題歌]]も同じく[[串田アキラ]]が参加担当した。また、[[声優]]も敵・妖魔獣役は宇宙刑事シリーズの悪役で知られる[[飯塚昭三]]が起用され担当した。
 
越智によれば、光役の声優だけはベテランから新人まで10人ほどが参加した[[オーディション]]を経て、本作が初主役となる当時新人の[[関俊彦]]が起用された。このオーディションには[[水島裕 (声優)|水島裕]]も参加しており、上手さでは当時ベテランの彼が一番だったが、主役は新人でという視点から関の起用になったそうである。また、本作は[[高山みなみ]]の声優デビュー作でもあり、女子生徒役で出演している{{efn2|その後、越智が制作した[[PCエンジン]]ゲーム『[[コズミックファンタジー]]』では高山が主人公・ユウ役で、水島がライバル・シルフ役で、2作目の『コズミックファンタジー2』では関が主人公・バン役で出演している。}}。音響制作は、当時[[81プロデュース]]の代表者であった[[なかのとおる|中野徹]]が担当した<ref name="mazinger20090525">[https://megalodon.jp/2009-0518-1757-54/mazinger.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/-25--17c5.html (cache) 昔話-その25-: 漫画映画家@越智一裕のblog](ウェブ魚拓2009年5月18日分キャッシュ)</ref>。
 
[[アイキャッチ]]に映っている実写キャラクターは、越智が『[[アニメージュ]]増刊 [[ザ・モーションコミック]]』に連載していた漫画『ひらきなおってマイヒーロー』<ref>{{Cite web|url=http://mazinger.cocolog-nifty.com/blog/comic.html|title=■コミックワークスリスト|website=まんが映画家@越智一裕のblog|accessdate=2022-05-24|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161126103146/http://mazinger.cocolog-nifty.com/blog/comic.html|archivedate=2016-11-26}}</ref>の主人公・宇宙戦士ギャリバン{{efn2|[[日本物産]]の[[アーケードゲーム]]『[[コスモポリス ギャリバン]]』の主役ヒーローとは同名の別人。}}であり、本作に登場する超人戦士ヒカルオンのデザインベースにもなっている。越智の自主映画用に制作されたこのスーツは彼自身が着ており、撮影は本作の[[原画#アニメーション|原画]]にも参加している[[亀垣一]]が担当した<ref name="mazinger20090525"/>。