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=== 主要人物 ===
; レゴシ(Legoshi)
: 声 - [[小林親弘]]<ref name="oricon190708">{{Cite news|publisher=oricon ME|newspaper=[[ORICON NEWS]]|url=https://www.oricon.co.jp/news/2139509/full/|title=アニメ『BEASTARS』キャスト情報解禁 レゴシ役を小林親弘、ハル役を千本木彩花|date=2019-07-08|accessdate=2019-07-08}}</ref>
: 種族 - [[オオカミ|ハイイロオオカミ]]
82行目:
: ジャック以外には表沙汰にはしていないが、純血種でないハイイロオオカミとコモドオオトカゲのクォーターであり、実の祖父であるゴーシャに似ているとされている。しかし、母親・レアノが自殺してからは長らくゴーシャとは直接会っておらず、退学後、ジャックに居場所を教えられたゴーシャが訪ねてきたことにより再会を果たしている。その際には、以前からゴーシャに対して平然と種族差別が行われるような社会のあり方へ違和感や疑問を抱いていたことを打ち明けている。
: 名前の由来は俳優の[[ベラ・ルゴシ]]から{{R|vol1|page1=204}}。
; ルイ(Louis)
: 声 - [[小野友樹]]<ref name="natalie0806">{{Cite web|url=https://natalie.mu/comic/news/342725|title=アニメ「BEASTARS」ルイは小野友樹、ジュノは種﨑敦美、ゴウヒンは大塚明夫|work=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]]|date=2019-08-06|accessdate=2019-08-06}}</ref>、[[田村睦心]](幼少期)
: 種族 - [[アカシカ]]
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: 当初はビースターを目指していたが、食殺犯を見つけた表向きの功労者として青獣ビースターの候補に選ばれた際には「作り話の上で青獣ビースターを名乗る気はない」として固辞した。
: 休学中から卒業後に至るまでたびたび学校外で自分と関わるレゴシを疎ましがる発言も多いが、レゴシが骨肉麻薬の売人を捕えた際に負傷したと知った際は菓子折りを持参して見舞うなど、それなりに気にかけている。
; ハル(Haru)
: 声 - [[千本木彩花]]{{R|oricon190708}}
: 種族 - [[ネザーランド・ドワーフ|ドワーフ種のウサギ]]
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: ルイとは恋仲であり、異種族であるため結ばれないということを寂しく感じている。また、レゴシのことは当初「不思議な子」「(種族の違いから)相容れない存在」と見ていたが、付き合いを重ねていくうちに惹かれ始めていき、食殺の危機から救われたことでさらに距離が縮まった。しかしその後レゴシが退学することになり、彼が警察にリズの逮捕に至る真相を内密にするように言われていたため、事情を知らないまま別れることになった。その後ジャックにレゴシの居場所を教えられて一度は訪ねようとしたが、一緒にいたセブンの姿を見て誤解し、その時は会わずに去った。
: 卒業後は大学に進学する。同級生の異種族カップルに訪れた悲劇を目の当たりにしてレゴシへの思いを断ち切ろうとするが、そのタイミングでその日がレゴシの18歳の誕生日であることを思い出し、それを祝うため再会。その際にセブンに対する誤解も解け、レゴシから真相を聞かされる。そしてレゴシに裏市を案内させ、彼を受け入れる自身の覚悟が本気であることを示す。
; ジュノ(Juno)
: 声 - [[種﨑敦美]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - ハイイロオオカミ
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: 自他ともに認める美貌の持ち主であり、当初はその恵まれたルックスのせいで一部の生徒から妬まれがちだったが、明朗活発な言動や周囲への気配りを忘れない振る舞いによって少しずつ信頼と人気を得ていく。その一方では、「日の当たる場所でないと肉食獣は輝けない」という価値観を持っており、普段の言動もこうした思想や自身に対する絶対的な自信に由来している。このため、ルイからはその本心を見透かされ、「自信過剰で自分は全てを手に入れられると思い込んでいる強欲な女」と指摘されている。
: 入部時より、同種族ということもあってレゴシを認知して以来強烈な恋愛感情を抱いており、またそれを周囲に隠そうとしていない。また、市内で発生したオオカミによる食殺事件を背景に学園の生徒たちからいじめを受けていたところをレゴシに救われたことがきっかけでさらに好意を強め、「草食獣と肉食獣は距離を置くべき」という思想的立場もあってレゴシと同族種のカップルになることをしきりに望むようになる。隕石祭の出し物では失踪したルイの代わりに主役を務めた際には、肉食獣の強さ・正しさをアピールすると同時にレゴシに告白するも、レゴシの鈍感さもあってはぐらかされてしまった。ルイが裏市にいることを知って以降は徐々にルイに惹かれていき、卒業式の日にファーストキスを捧げる。ルイには突き放した態度をとられるが諦められず、「異種族恋愛の大先輩」としてレゴシに助言を仰いでいる。
; ゴウヒン(Gohin)
: 声 - [[大塚明夫]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[ジャイアントパンダ]]
: 裏市で活動する心療内科医で、食殺を犯した肉食獣の捕獲、カウンセリング、治療を行っている。性別はオスで年齢は39歳。既婚者だがには逃げられている。
: 強面で粗野な振る舞いが目立つが、面倒見の良い性格。顔面にある複数の傷跡は、治療中の患者から何度も暴行を受けたことによるものである。そういった経験から患者の暴力に負けないよう笹を食べ鍛錬に励んだ結果、筋骨隆々の肉体を手に入れた。
: レゴシからは慕われており、修行を申し出てきたレゴシを鍛え上げ、肉食獣の捕獲サポートができるまでに育てた。
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=== 演劇部 ===
チェリートン学園のクラブ。毎年、中等部から10匹から20匹ほどが顧問からのスカウトという形で新たに入部する{{R|vol2|page1=61}}。これは演劇部が持つ「生き様を見せる」という裏テーマを徹底するためであり、スカウトされる動物たちは何らかの事情を抱えたものだけとなっている{{R|vol2|page1=65}}。部内では演出係が頂点であり、部長の下に台本担当、音響チーム、役者チーム、ダンスチーム、美術チームと分けられている{{R|vol2|page1=61}}。
; サヌ(Sanu)
: 声 - [[落合福嗣]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[ペリカン属|ペリカン]]
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==== 役者チーム ====
ルイがリーダーを務めるチーム。
; ビル(Bill)
: 声 - [[虎島貴明]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[トラ|ベンガルトラ]]
131行目:
: そのため、正反対の考えを持つレゴシとは度々衝突しているが、退学して一人暮らしを始めたレゴシをアオバたちと共に訪ねるなど、それなりに友好的な一面もある。また、草食獣である部の仲間については大切に考えており、特にエルスに対しては、頻繁に話しかけたり、シシ組襲撃の際は真っ先に安否を確認するなど、気にかけている。
: リズが逮捕された後、復学したルイによって次期部長に任命される。
; テム(Tem)
: 声 - [[大塚剛央]]<ref>{{Twitter status2|TakeoooOtsuka|1176480564473319424|4=大塚剛央@TakeoooOtsuka、2019年9月24日のツイート|accessdate=2019-10-05}}</ref>
: 種族 - [[アルパカ]]
: 高等部2年生。性別はオス。レゴシとは仲が良く、また同じ演劇部に所属するアンゴラ[[ヒツジ]]のエルスに片思いをしていた。演劇部の舞台『アドラー』に「水の精 オディー」役に抜擢されるも、何者かに食殺されてしまう。悪意なしに見たままの事を口にする性格で心根が優しいが、その性格が裏目に出たことで食殺されてしまう。
; ピナ(Pina)
: 声 - [[梶裕貴]]<ref>{{Cite web|url=https://natalie.mu/comic/news/397660|title=アニメ「BEASTARS」第2期に梶裕貴が出演、容姿端麗なプレイボーイ・ピナを演じる|work=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]]|date=2020-09-24|accessdate=2020-09-24}}</ref>
: 種族 - ドール[[ビッグホーン]]
141行目:
: 大晦日の決闘では、レゴシのやる気を引き出そうとするリズに殺されたかと思われたが、実際は拘束されて傷を付けられただけだった{{Refnest|group=注|リズはピナを食殺したかのような発言をしていたが、レゴシには匂いですぐにそれが嘘だと見抜かれた。}}。自力で脱出した後、警察に通報してリズを逮捕させるが、その時レゴシも食肉を犯していたことまでは知らず、結果的にレゴシも逮捕させることになってしまった。
: その後は他の部員たちにも内緒でリズとの面会を続けており、レゴシがメロンとの決着をつけるころにはリズを友達と呼んでいる。
; アオバ(Aoba)
: 声 - [[兼政郁人]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[ハクトウワシ]]
: 高等部2年生。同学年で同じ肉食獣ということで、レゴシやビル、タオとよくつるんでいるが、ビルが裏市で肉を購入しようとした際はレゴシと共に思い止まって引き下がるなど、肉食獣のメンバーでは比較的良識を持ち合わせている。
: また、長く付き合っている彼女がおり、ハルに対するレゴシの感情を「信仰」に近いものと評し、その恋愛観が他人とズレていることを指摘している。
; エレン(Ellen)
: 声 - [[大内茜]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[シマウマ]]
: 高等部2年生。演劇部の舞台『アドラー』では、ヒロインの「エレン」役に抜擢されるなど、普段は可憐な役柄を演じているが、素の顔は勝ち気で物怖じしない性格であり、テムが殺害された際には、ビルと激しい口論を交わしている。
; タオ(Tao)
: 声 - [[小林直人 (声優)|小林直人]]
: 種族 - [[ヒョウ|クロヒョウ]]
: 高等部の2年生。新歓祭の舞台では主役アドラーを襲う敵役を演じていた。ストレッチ中に勢い余ってキビの腕をもいでしまうという事故を起こして停学処分を受け、意気消沈していたが、最終的には和解している。
; ゾーイ(Zoe)
: 声 - [[室元気]]<ref>[https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1570051766 TVアニメ『BEASTARS』レゴシ役・小林親弘さんインタビュー | アニメイトタイムズ]</ref>
: 種族 - [[ヤギ|オヤギ]]
160行目:
 
==== ダンスチーム ====
; シイラ(Sheila)
: 声 - [[原優子]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[チーター]]
: 高等部3年生。誕生日は6月21日。性別はメス。ダンスチームのリーダーで、肩書は振り付け長。14歳のころ、金欠のため「肉食メスクラブ」で女王様のアルバイトをしていたところを演劇部にスカウトされた。
; エルス{{R|vol2|page1=61}}(Els)
: 声 - [[渡部紗弓]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - アンゴラヤギ
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==== 美術チーム ====
レゴシが所属するチーム。仕事内容は細分化されており、照明、衣装、小道具・大道具に分かれる。
; ドーム(Dom)
: 声 - 室元気{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[クジャク]]
: 美術チームのリーダー。女性的な口調で話すが、性別はオス{{Refnest|group=注|男子の制服を着た姿で描かれている。}}。周囲への気配りが上手く、和を大事にする性格で、不器用で口下手なレゴシのことを気にかけている。
: また、徐々に心を開き成長しているレゴシの近況についてジュノに教えるなど、ジュノの恋を応援している。
; カイ(Kai)
: 声 - [[岡本信彦]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[マングース科|マングース]]
: 美術チームの照明係。性別はオス。生まれた直後に実親から捨てられ、[[ハイエナ]]一家に育てられた過去を持つ。荒々しい口調で話すが、根は実直でコミュニケーション能力に長けている。
: 元は役者チーム所属で、テムの死亡を受けて彼とオーディションで争っていた「水の精 オディー」の役を得るチャンスが訪れたと期待するが、過去に犯した本番中の2度に渡るミスを理由に美術チームへ異動させられる。美術チームに異動した直後はその境遇を嘆いていたが、徐々に裏方の仕事にも楽しみを見出し、チームの動物たちとも友好的な関係になっていく。
; キビ(Kibi)
: 声 - [[井口祐一]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[アリクイ]]
: 美術チームの衣装係のオス。アリシェイクが好物。基本的には穏やかで懐が広く、レゴシとも友好的だが、噂を鵜呑みにしたり、厄介事を嫌ったりするなど、流されやすく臆病な一面も持ち合わせている。
: ハルが性に奔放である噂を耳にしており、園芸部の部室を訪ねた際は本人と関わり合いになることを恐れてレゴシを置き去りにして逃亡し、レゴシが園芸部から戻ってきた際にその悪評について教えている。ストレッチ中にタオに腕を千切られてしまい、一時は恐怖のあまり肉食獣を拒絶するようになるが、手術で神経が繋がったことにより回復に向かっている。タオに悪意がなかったことは理解しており、「いつまでも肉食獣を怖がっていたくない」という思いから、タオが見舞いに来た際には彼の謝罪を受け入れ、和解する。
; リズ(Riz)
; ファッジ
: 声 - 榎木淳弥
: 種族 - [[レッサーパンダ]]
: 美術チームの衣装係。性別はオス。一言多い性格でドームによく窘められている。
; リズ
: 声 - [[白熊寛嗣]]
: 種族 - [[ヒグマ]]
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=== チェリートン学園の面々 ===
; ジャック(Jack)
: 声 - [[榎木淳弥]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[ラブラドール・レトリバー]]
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: [[オオカミ]]に品種改良を加えて生み出された種族([[イヌ]])ということもあって、闘争心が抑えられているためか、明朗活発で人懐っこく心優しい性格である反面、知能が高く、学園トップクラスの成績を誇る優等生でもある。しかしながら、幼少期はこうした品種改良を経て誕生した出自から「作り物」のイヌという自らの種族に強い劣等感を持っており、改良前である「本物」のオオカミに対して屈折した憧れや嫉妬心を抱いていた。
: こうした経緯もあって、幼少期はレゴシとしばしば衝突していたが、後にお互い良き理解者となり、周囲から誤解されがちなレゴシを心配している。
; ミズチ(Mizuchi)
: 声 - [[山村響]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - {{仮リンク|ハーレクイン (ウサギ)|en|Harlequin rabbit|label=ハーレクイン種のウサギ}}
: 自らを絶滅危惧種と自負する高等部の少女。左右対称に白と黒で縞がはっきり別れているのが特徴。取り巻きである[[モモンガ]]の女子生徒(声 - [[小澤亜李]])と[[黒猫]]の女子生徒(声 - [[本渡楓]])を常に引き連れている。
: 同種族の男子(声 - 榎木淳弥)と恋人関係にあったが、その恋人がハルとも関係を持ったことがきっかけで破局し、「絶滅危惧種のカップルを壊された」ことでプライドを傷付けられた嫉妬と逆恨みから、取り巻きの女子生徒と共に、ハルに苛烈ないじめを繰り返している。
; レゴム(Legom)
: 声 - [[あんどうさくら]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[ニワトリ|メンドリ]]
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: アルバイトとして水曜日のみ学校の売店に自分が産んだ無精卵を卸しており、レゴシが「水曜日のタマゴサンドイッチは特に美味しい」と褒めているのを聞いたことがきっかけで真剣に体調管理を行い、産む卵に責任と矜持を持つようになる。なお、レゴシ自身は褒めていたタマゴサンドイッチがレゴムの卵で作られていることに終始気づかないままだった。
: 2018年に行われた[[マンガ大賞#第11回(2018年)|第11回マンガ大賞]]の授賞式では、作者の板垣はレゴムの被り物を着用して登壇した{{R|大賞}}。
; ゴン(Gon)
: 声 - [[佐々健太]]
: 種族 - [[アムールトラ|シベリアトラ]]
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: 選ばれた者に重圧を強いることになるビースター制度には消極的だが、評議会でチェリートン学園が5年間ビースターを輩出していないことを指摘され、「食殺事件の犯人を見つけた者を次のビースターにする」という約束をさせられてしまう。しかし、該当者となったレゴシはその際に食肉を犯したためその功績を公表できず、表向きの該当者にされたルイも固辞したため、またしてもビースターの輩出は叶わなかった。
: 『BEAST COMPLEX』で発表された「トラとビーバー」は、彼の少年時代を描いたエピソードである。
; ロクメ(Rokume)
: 声 - [[くじら (声優)|くじら]]
: 種族 - [[ガラガラヘビ]]
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=== シシ組 ===
裏市を仕切る犯罪集団。構成員はすべて[[ライオン]]で、メンバーは35頭だったが、メロンがボスになって以降は徐々に数を減らし、ルイと再会した時にはボスとイブキを除く8頭のみになっている。食殺をビジネスとしており、殺した草食動物を見せしめとしてアジトの前に吊るしている。表社会だけでなく裏市でも恐れられる存在。レゴシとはたびたび顔を合わせる因縁の相手だが、メロンを倒すという目的のために手を組むことになる。
; イブキ(Ibuki)
: 声 - [[楠大典]]
: 種族 - マサイライオン
: シシ組の実質No.2で年齢は35歳。縁なしの眼鏡を掛け、冷静な風格。シシ組のイメージ向上のためにルイをシシ組のボスに据えることを提案する。元は表社会の貧しい家の生まれだったが、12歳のときに裏市の店に売られてしまい、そこから逃げ出して18歳でシシ組に入る。ルイを組に引き込んだことに責任を感じており、境遇が類似していることも相まって、ルイに対して色々と世話を焼いている。
: ルイの組抜けの意思を聞き、その覚悟を迫るためにルイを襲おうとした結果、フリーに射殺される。戒名は「獅子眼鏡」。
; フリー(Free)
: 声 - [[木村昴]]{{R|natalie372123}}
: 種族 - インドライオン
: 30歳。右目に三本線の傷跡を持つ。武闘派らしく、他組との小競り合いでは真っ先に突っかかっていった。「ボス(ルイ)を食いそうになったら俺を撃て」という約束に従い、イブキを射殺しルイをシシ組から解放する。その際に「次に見かけたら殺す」と宣言しており、実際にルイと再会した直後は殺すつもりだったが、ルイの角が生え変わりのために落ちて容姿が変わった途端に殺意は消え失せ、ルイを迎え入れる。胸部から腹部にかけて「猫邪羅死」という大きなタトゥーを入れている。
; ボス(名前不詳)(Boss)
: 声 - [[土師孝也]]
: 種族 - ライオン
: 本名は不明。顔に傷跡があり、縁なしの眼鏡を掛け、ライオンの手が彫刻された杖を突いている。全身が白い毛の動物を食べることを趣味としている。手下にハルをさらわせて食べようとするが、寸前でレゴシに顔面を殴られ阻止される。逃げようとするレゴシをピストルで撃とうとしたところをルイに逆に射殺される。
 
=== コーポ伏獣の住人 ===
家賃は安いが建物は古く、裏市まで徒歩10分と治安の悪い場所に建つアパートの住人たち。
; セブン(Seven)
: 種族 - [[ヒツジ]]([[メリノ種]])
: 大手スポーツメーカーに勤める会社員。性別はメスで年齢は29歳。
: オス肉食獣の比率が高い職場に学歴とスポーツ用品に対する熱意で就職したが、名前ではなく「[[ラム (子羊)|ラムちゃん]]」という不本意な愛称で呼ばれるなどのいじめを受けていた。営業部からの移動を期にいじめを受け入れざるを得なくなり、それまで住んでいた高級マンションからの転居を決意。レゴシの隣室に住むことになる。当初はろくに挨拶もしない上に毎晩自室で暴れて騒音を立てるレゴシに苛立っていたが、食肉の禁断症状に耐えるレゴシに牙を向けられながらも名前で呼ばれたことで、徐々に受け入れていく。レゴシの禁断症状が治まって以降は隣人同士として良好な関係を築いている。
; サグワン(Sagwan)
: 種族 - [[ゴマフアザラシ]]
: 302号室の住人。性別はオス。1月7日生まれ。年齢は不明。血液型はB型。身長201センチメートル、体重は350キログラム。
: 半年前まで海で暮らしていたが、陸の書物を海洋語に翻訳する仕事に就くため、現在は陸で勉強中。カタコトでしゃべる。
: 海洋出身のため陸の生物とは異なる思想を持っているが、お互いの文化・信仰を尊重するおおらかな性格。
; フィーナ(Fina)
: 種族 - [[スナネズミ]]
: 602号室の住人。性別はメス。31歳。広告代理店勤務。肝が据わった性格で、肉食獣であるライカと同居し、ヒモとして養っている。
; ライカ(Raika)
: 種族 - [[オオワシ]]
: 602号室の住人。性別はオス。21歳。フィーナにいい加減な性格と言われているが飛行免許を持ち、運転が得意のため通勤の送迎する持ちつ持たれつの関係にある。
; エビス(Ebisu)
: 種族 - [[カラス]]
: 304号室の住人。性別はオス。[[アルビノ]]。稀少種として捕獲しようとする団体と立ち向かうため日々鍛えている。
; ムギ(Mugi)
: 種族 - [[シバイヌ]]
: 202号室の住人。性別はオス。カレンダーのグラビアによる収入で生計を立てている。
; ボーグ(Bogue)
: 種族 - [[ツキノワグマ]]
: 201号室の住人。性別はオス。種族を偽ってウサギの小説家として活動している。
; オイゲン(Eugen)
: 種族 - [[ヨークシャー種|ヨークシャーブタ]]
: 403号室の住人。性別はオス。剥製師で、生き物を美しい姿のまま剥製にしている
 
=== レゴシの親類 ===
; ゴーシャ(Gosha)
: 種族 - [[コモドオオトカゲ]]
: レゴシの母方の祖父であり、育ての親。年齢は53歳<ref group="注">第12巻の巻末の書き下ろし(P197)より。第103話では36年前は17歳だったことが明かされており、現在の年齢が53歳であることの裏付けになっているが、第106話では54歳を自称している。</ref>。大柄で圧倒的な強さをもつ兵士だったが、戦場でメスのハイイロオオカミ・トキと恋に落ち、失踪したという噂を持つ。36年前はヤフヤと共に「ビースターズ」を目指していたが、恋愛を期にその道を降りた。毒を持つ種族であるため法的にはハイイロオオカミとの結婚が認められておらず、レゴシとは血の繋がりはあるが戸籍上は他人同士となっている<ref group="注">そのため、学園からは単に「レゴシの学費を払っている者」という扱いしかされておらず、通常は退学の際に必要な親族の署名を求められることもなく、レゴシが連絡していなかったこともあって、学費が払い戻されるまではレゴシの退学を知らなかった。</ref>。レゴシには平和主義を教えていたが、その裏には「それは強い者が唱えてこそ意味を持つ」という信念がある。
: 普段は温厚な性格だが、レゴシがメロンに重傷を負わされた時には、間接的にその原因を作ったヤフヤに対して激しい怒りを見せた。また、レゴシのことで心配事が起こると、分泌される毒がコンクリート製の塀をも溶かすほど強力になる。
; レアノ(Leano)
: 種族 - ハイイロオオカミ
: レゴシの母で、ゴーシャの娘。レゴシが12歳のときに自殺したが、メロンに狙撃されて重体に陥った際に見た幻覚の中で霊となった彼女と再会する夢を見ている。ハイイロオオカミとコモドオオトカゲのハーフで、少女期までは外見上は母親そっくりの美しい血統種のハイイロオオカミであったが、19歳になってからは父の遺伝で背中にコモドオオトカゲの鱗が広がってしまうことに危機感を持つようになり、血統種のハイイロオオカミを産むために、ファッションモデルであったミヤギと関係を持った末にレゴシを産む。その後全身の鱗化が進行していったため、レゴシが小学校に上がるころから自室に籠ってレゴシにも姿を見せなかったが、レゴシが12歳の誕生日を迎える際、レゴシには鱗化の心配はないと確信して別れることを決意し、自ら命を絶った。
; ミヤギ
:種族 - ハイイロオオカミ
: レゴシの実父で、ファッション雑誌でモデルとして活動していたが、後に[[俳優]]に転身する。レアノと関係を持つも間もなく破局したため、彼女当人からは全く認知されていない上に名前さえも憶えられておらず、レゴシも父親として認知していない。
 
=== その他の人物 ===
; オグマ(Ogma)
: 声 - [[堀内賢雄]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - アカシカ
: 46歳。ルイの義父。鋭い目つきの持ち主で、常に冷徹に振る舞っている。ホーンズ財閥の一匹息子であるが子孫を作れない身体のため、自身の後継者として育てるべく幼いルイを裏市の生き餌販売所から高額で引き取った。
; 市長(Mayor)
: 声 - [[星野充昭]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - ライオン
: ライオンは善良である、というイメージを市民に植え付けるため、大学入学直前に牙をすべて抜いて総入れ歯にし、全身を400万かけて改造した過去を持つ。
: シシ組の暗躍によってライオンのイメージが下がることを危惧し、事実を表沙汰にしないように動いている。
; ヤフヤ(Yahya)
: 種族 - [[ウマ]]
: 現壮獣ビースター。性別はオスで年齢は51歳。「広すぎる視野と心配心を抑えるため」という理由で平素は目隠しをして生活している。
: 36年前はゴーシャと共に「ビースターズ」を目指していたが、ゴーシャがメスのハイイロオオカミと恋に落ちてその道を降りたため、袂を分かつことになった。
: ゴーシャの孫であるレゴシの存在を知って以降、彼に対する執着を見せるようになる。
; メロン(Melon)
: 種族 - [[ガゼル]]
: カウンセラーを装い象牙売買を行う青年。ヒョウの母とガゼルの父の間に生まれ、鋭い歯や爪を持つ。また、全身のヒョウ柄模様の広がりを誤魔化すためメロンの葉の刺青で覆う。かなりの高学歴。草食獣でありながらも肉食獣の食欲に似た破壊衝動を持つ。ハーフであるためか草食も肉食も寄せ付けず味覚障害を患っている。食欲と性欲が欠如している。勘が鋭い。ルイが去った後のシシ組のボスになり、部下たちの食肉をひと月に2回しか許さないなどのルールを強いている。