===日中国交正常化から改革開放===
[[公明党]]の[[竹入義勝]]による訪中を経て、[[1972年]]9月、[[周恩来]][[国務院総理|総理]](当時)の招待で[[田中角栄]]が訪中して歴史的な日中首脳会談が実現した。両首脳は数日の協議の末[[日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明|日中共同声明]]を発表した。これを以って「[[中国]]」との「不正常な状態」が終結、日中友好のために[[日本の戦争賠償と戦後補償|日本に対する戦争賠償の請求]]は放棄され、「[[一つの中国]]」を十分理解・尊重、[[日本国と中華民国との間の平和条約|日華条約]]も同時に無効となった<ref>[http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents/texts/JPCH/19720929.O1J.html 大平外務大臣記者会見詳録]・[http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents/texts/JPCH/19720929.O3J.html 台湾「外交部」による対日断交声明]</ref>。[[日中国交正常化]]後、両国は声明の中で示された日中条約締結へ向けて動き出すことになるが、反[[ソビエト連邦|ソ連]]を想定した「反[[覇権]]条項」を巡って交渉は難航、また1976年に[[毛沢東]]・周恩来が相次いで死去し、[[華国鋒]]への権力引き継ぎや[[文化大革命|文革]]を推進した「[[四人組]]」の逮捕で[[中華人民共和国|中国]]の内政は揺れていた。しかし、[[福田赳夫内閣改造内閣|福田赳夫内閣]]の時に[[日本国と中華人民共和国との間の平和友好条約|日中平和友好条約]]が結ばれ、[[1978年]]10月に中国の[[鄧小平]]副総理(当時)が[[批准]]書を携えて来日して中国の指導者では史上初めて[[昭和天皇]]と会見した。
[[1980年]]に中国の首相として初めて[[国賓]]として[[華国鋒]]が訪日した。華国鋒の失脚で実権派の[[鄧小平]]が復実権を掌握すると、[[中華人民共和国|中国]]を現代化するための「[[四つの基本原則]]」を打ち出して[[改革開放]]路線への「大転換」を行う。日本政府はこれを高く評価し、[[大平正芳]]訪中を機に[[政府開発援助]]の名目で中国に大規模な[[借款|円借款]]を行って中国の[[計画経済]]に大きく貢献した<ref>[http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/gaiyou/odaproject/asia/china/index_01.html 日本のODAプロジェクト]</ref>。特に[[胡耀邦]]と[[中曽根康弘]]首相は個人的にも親睦を深め、円高や沿海部の経済特区指定も重なって日本の対中直接投資は本格化し、1980年代の日中両国は相互補完的な「蜜月期」を迎えるが、その一方で[[歴史教科書問題|歴史教科書の記述を巡る問題]]や[[靖国神社問題|靖国神社公式参拝の問題]]が沸き起こる。[[台湾]]との関連では、[[光華寮訴訟]]や[[尖閣諸島問題]]が起きる。
===天安門事件から「戦略的互恵関係」へ===
[[画像:HiroshimaChengduCenter000.jpg|サムネイル|広島・四川中日友好会館 - [[成都市]][[武侯区]]]]
[[中華人民共和国|中国]]の[[北京]]で[[六四天安門事件]]による[[戒厳令]]が解かれ、日本も[[平成]]時代を迎えると[[上皇明仁|天皇]][[上皇后美智子|皇后]]が日中国交樹立20周年の[[1992年]]に歴代天皇初<ref>{{Cite news |title=天皇陛下「中国訪問はよかった」 渦巻く思惑、親善貫く |newspaper=[[朝日新聞]] |date=2017-10-30 |url=https://www.asahi.com/articles/ASKBY5WNGKBYUTIL01D.html |accessdate=2017-12-23 |agency=[[朝日新聞]] |publisher=朝日新聞社|language=日本語 }}</ref> の中国行幸啓を行った<ref>[http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents/texts/JPCH/19921023.O3J.html 天皇陛下の楊尚昆国家主席主催晩餐会における答辞]</ref>。[[終戦]]50周年の1995年の8月には[[村山内閣総理大臣談話「戦後50周年の終戦記念日にあたって」]]が発表された<ref>[http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/index.html 外務省: 戦後60周年]</ref>。1996年、[[台湾]]では[[1996年中華民国総統選挙|初の中華民国総統直接選挙]]が実施され[[本省人]]の[[李登輝]]が有力候補になると再び[[台湾海峡危機]]が懸念され、「[[台湾有事]]」も想定した [http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/kyoryoku.html 日米防衛協力のための指針] の策定を巡って日中関係がこじれたりもした。日中条約20周年を機に、[[江沢民]][[中国共産党中央委員会総書記|総書記]]([[中華人民共和国主席|国家主席]])(当時)が[[1998年]]11月に中国の[[国家元首]]として初めて日本を公式訪問し、[[平和と発展のための友好協力パートナーシップの構築に関する日中共同宣言|日中共同宣言]]が発表された<ref>[http://www.mofa.go.jp/MOFAJ/kaidan/yojin/arc_98/c_gaiyo.html 江沢民国家主席訪日]</ref>。また、[[歴史認識]]を巡る問題が大きくクローズアップされ、[[反中]]や[[嫌中]]といった現象の再発と伴って中国の急速な経済発展が[[中国脅威論]]を喚起させることになった。
[[小泉純一郎政権|小泉内閣]]の時には再び[[靖国神社参拝問題]]などを巡って日中政治関係は険悪化して「[[政冷経熱]]」の時期を迎える。その一方で、[[愛国心|愛国主義教育]]への反動として[[対日新思考]]を主張する動きが[[中華人民共和国|中国]]側で見られたが、 [[2005年の中国における反日活動|2005年には大規模な反日デモ]]が発生して新たな[[ナショナリズム]]が芽生えている。日本は[[常任理事国改革]]で[[常任理事国]]入りを目指しているが、中国は同じ[[BRICS]]のインドの常任理事国入りには賛成しているのに対して日本に対しては[[拒否権]]を発動する。またし、親中化した[[アフリカ連合]]諸国も反対の姿勢を見せている。しかし、小泉の後任に就いた[[安倍晋三]]首相は初外遊先に中国を選んで大歓迎され、「第4の外交文書」として[[戦略的互恵関係]]を謳った共同プレスを発表して日中両国は関係改善し<ref>[http://www.mofa.go.jp/MOFAJ/kaidan/s_abe/cn_kr_06/china_gaiyo.html 外務省: 安倍内閣総理大臣の中国訪問(概要)]</ref>、中国の[[温家宝]]首相も訪日した<ref>[http://www.fmprc.gov.cn/ce/cejp/jpn/zt/wenjiabaozonglifangri_jp/ 温家宝総理訪日]</ref>。日中条約30周年の2008年には[[麻生太郎]]首相は[[リーマン・ショック]]が発生した[[世界金融危機 (2007年-)|世界金融危機]]を受け、「日中韓の経済は[[ドイツ]]・[[イギリス]]・[[フランス]]の合計も上回る」として中韓との経済協力強化を打ち出し<ref>{{Cite web |url=http://www.kantei.go.jp/jp/asospeech/2009/01/31davos.html |title=ダボス会議における麻生総理大臣特別講演「私の処方箋 ~世界経済復活に向けて~」 |webcite=[[首相官邸]] |accessdate=2018-05-12}}</ref>、[[日中韓首脳会談]]を日本で開催した。また、[[胡錦濤]][[中国共産党中央委員会総書記|総書記]]([[中華人民共和国主席|国家主席]])が来日し、[[福田康夫]]首相とともに「[[戦略的互恵関係]]の包括的推進に関する日中共同声明」を発表した<ref>[http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/visit/0805.html 外務省: 胡錦濤中国国家主席の来日]</ref>。同年の[[北京オリンピックの開会式]]には福田首相だけでなく、かつて日中国交正常化に反対する[[青嵐会]]を結成して反中・嫌中の代表格ともされた[[石原慎太郎]][[東京都知事]]も出席して[[ヨーロッパ]]に対抗した日中協力を呼びかけた<ref>『朝日新聞』2008年8月12日</ref>。
しかし、小泉の後任に就いた[[安倍晋三]]首相は初外遊先に中国を選んで大歓迎され、「第4の外交文書」として[[戦略的互恵関係]]を謳った共同プレスを発表して日中両国は関係改善し<ref>[http://www.mofa.go.jp/MOFAJ/kaidan/s_abe/cn_kr_06/china_gaiyo.html 外務省: 安倍内閣総理大臣の中国訪問(概要)]</ref>、中国の[[温家宝]]首相も訪日した<ref>[http://www.fmprc.gov.cn/ce/cejp/jpn/zt/wenjiabaozonglifangri_jp/ 温家宝総理訪日]</ref>。また、[[胡錦濤]][[中国共産党中央委員会総書記|総書記]]([[中華人民共和国主席|国家主席]])が来日し、[[福田康夫]]首相とともに「[[戦略的互恵関係]]の包括的推進に関する日中共同声明」を発表した<ref>[http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/visit/0805.html 外務省: 胡錦濤中国国家主席の来日]</ref>。同年の[[北京オリンピックの開会式]]には福田首相だけでなく、かつて日中国交正常化に反対する[[青嵐会]]を結成して反中・嫌中の代表格ともされた[[石原慎太郎]][[東京都知事]]も出席して[[ヨーロッパ]]に対抗した日中協力を呼びかけた<ref>『朝日新聞』2008年8月12日</ref>。2009年には[[麻生太郎]]首相は[[リーマン・ショック]]が発生した[[世界金融危機 (2007年-)|世界金融危機]]を受け、「日中韓の経済は[[ドイツ]]・[[イギリス]]・[[フランス]]の合計も上回る」として中韓との経済協力強化を打ち出し<ref>{{Cite web |url=http://www.kantei.go.jp/jp/asospeech/2009/01/31davos.html |title=ダボス会議における麻生総理大臣特別講演「私の処方箋 ~世界経済復活に向けて~」 |webcite=[[首相官邸]] |accessdate=2018-05-12}}</ref>、[[日中韓首脳会談]]を日本で開催した。2010年の[[上海万国博覧会]]では復元された遣唐使船がかつての遣唐使と同一の航路で[[大阪港]]から上海に入港するまで関係は友好的であった<ref>{{cite web|url=http://www.recordchina.co.jp/b42848-s0-c50.html|title=<上海万博>「遣唐使船」が到着、12日のジャパン・デーにお披露目―上海市|publisher=[[Record China]] |date=2010-06-11 |accessdate=2019-11-28}}</ref>。
===尖閣諸島問題による急速な関係の冷え込み===
「戦略的互恵関係」というもとで、日中双方が時に牽制しあいながらも経済関係を発展させてきた。ところが、[[2012年]]に自民党と交代していたから[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]に政権下で交代し、2011年の[[野田内閣]]発足後は[[尖閣諸島問題]]が再燃するとして関係がは一気に冷え込んだ。中国と日本は小さくない貿易相手国同士であり、経済的には密接に結びついていることに変わりはないものの、お互いの国民感情の面などからも政治的な日中関係は過去最悪の状態となり、2014年9月9日に公表された、[[特定非営利活動法人]][[言論エヌピーオー|言論NPO]]と、中国国営の中国日報社が共同で行った世論調査では、中国の印象を「良くない」「どちらかといえば良くない」と答えた日本人は93%に上り、日本の印象を「良くない」「どちらかといえば良くない」と答えた中国人は86.8%であった<ref>{{cite news |title=世論調査:日本の対中感情93%「良くない」 過去最悪|newspaper=[[毎日新聞]] |date=2014-9-9 |url=http://mainichi.jp/select/news/20140910k0000m010052000c.html |accessdate=2014-9-9 }}</ref>。[[チャイナプラスワン]]としてASEAN等への投資も増えている。折しも、長年進めてきた中国の軍備増強が一定水準に達したこともあり、中国側も日本に対しては強い態度で臨むことが増え、摩擦が拡大した。
2012年に民主党から政権を奪還した自民党の[[第2次安倍晋三政権内閣]]は引き続き[[第1次安倍内閣]]と同様に戦略的互恵関係を日中関係の基礎と述べ位置付けて関係改善を図りつつ<ref>{{Cite news|url=http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m1/cn/page3_000999.html|date=2014-11-10|accessdate=2017-12-03|publisher=[[外務省]]|title=日中首脳会談}}</ref><ref>{{Cite news|url=http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m1/cn/page1_000246.html|date=2016-09-05|accessdate=2017-12-03|publisher=[[外務省]]|title=日中首脳会談}}</ref><ref>{{Cite news|url=http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m1/cn/page4_003121.html|date=2017-07-08|accessdate=2017-12-03|publisher=[[外務省]]|title=日中首脳会談}}</ref><ref>{{Cite news|url=http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m1/cn/page11_000057.html|title=
日中首脳会談 |newspaper=[[外務省]]|date=2017-11-13|accessdate=2017-12-03}}</ref><ref>{{Cite news|url=http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m1/cn/page1_000432.html|title=
日中首脳会談 |newspaper=[[外務省]]|date=2017-11-11|accessdate=2017-12-03}}</ref>、尖閣諸島を「[[核心的利益]]」とする中国に対して領土問題で妥協しない姿勢を保ってる。[[2018年]]5月に日中韓首脳会談双方が時に出席する牽制しあっために中国首相では8年ぶりに訪日。したかし、[[李克強アメリカ合衆国]]首相と安倍首相は[[東シナ海ガス田問題]]の共同開発で合意した2008年から交渉されてきた日中防衛当局間の対米貿易黒字を問題視する[[ホッドナルド・トラインプ]]「海空連絡メカニズム」の運用開始で一致政権が誕生し<ref>{{Cite news|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180509/k10011432541000.html|title=海空連絡メカニズム運用開始で合意 日中両政府 |newspaper=た[[日本放送協会|NHK2017年]]|date=2018-05-09|accessdate=2018-05-11}}</ref>、他にも複数の合意文書を交わして同時に訪れたから[[大韓民国|韓国日米貿易摩擦]]の再燃と[[文在寅米中貿易戦争]]大統領が起きたことの対応の差が目立ちにより日中は歩み寄りを見せ始め<ref>{{Cite news|url=https://www.sankeibbc.com/world/news/180509japanese/wor1805090069-n2.html45994275|title=日中が経済首脳会談で歩み寄り、日韓意外な新しい友情 米国と温度差の貿易摩擦で接近やむなく |last=|firstaccessdate=2019-11-28|date=2018-0510-0926|workpublisher=[[産経ニュース英国放送協会]]|accessdate=2018-05-12}}</ref>、その歓待ぶりから「[[政熱経熱]]」とも評され<ref>{{Cite news|url=https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180511/mcb1805112318024-n1.htm |title=【李日中首相訪日】日中「政熱経熱」を演出 尖閣・日本人拘束など先送、10年ぶり祝電交換 国交正常化45周年記念式典|newspaper=[[フジサンケイ ビジネスアイ]]日本経済新聞|date=20182017-0509-1129|url=https://www.nikkei.com/article/DGXLNSE2INK01_Y7A920C1000000/|accessdate=20182019-0511-1228 }}</ref>、同年10月には日本の首相では7年ぶりに単独訪中した安倍首相への中国の厚遇が報じられ<ref>{{Cite news|title=自民党の安倍晋三総裁が中国・習近平主席の2期目発足に祝電 政府は祝意も海洋進出強行を警戒|newspaper=産経新聞|date=2017-10-25 |url=https://www.sankei.com/world/news/181025171025/wor1810250034wor1710250034-n1.html|publisher=[[産経新聞]]|author=|title=天安門前で翻る日の丸 中国一転して“熱烈歓迎” 存在感増す李克強首相 |date=2018-10-25|accessdate=20182019-1011-3128}}</ref>、安倍首相[[2018年]]5月には「競争から協調へ」「お互いパートナーとして脅威にならない」「自由で公正な貿易体制の発展」の日中新時代3原則を打ち出して中国の[[習近平]][[中国共産党中央委員会総書記|総書記]](兼[[中華人民共和国主席|国家主席)や[[李克強]][[国務院総理]](首相)と様々な日中協力で合意した史上初の電話会談を行い<ref>{{Cite news|url=httpshttp://www.nikkeimofa.comgo.jp/articlemofaj/a_o/DGXMZO3696284026102018MM8000c_m1/ |publisher=[[日本経済新聞]]|author=cn/page1_000523.html|title=日中新時代へ3原則 首脳会談「競争から協調」 |date=2018-10-26|accessdate=2018-10-27}}</ref>。
日中首脳電話会談 |newspaper=外務省|date=2018-05-04|accessdate=2019-11-28}}</ref>、日中韓首脳会談に出席するために中国首相では8年ぶりに訪日した[[李克強]][[国務院総理]](首相)と安倍首相は[[東シナ海ガス田問題]]の共同開発で合意した2008年から交渉されてきた日中防衛当局間の[[ホットライン]]「海空連絡メカニズム」の運用開始で一致し<ref>{{Cite news|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180509/k10011432541000.html|title=海空連絡メカニズム運用開始で合意 日中両政府 |newspaper=[[日本放送協会|NHK]]|date=2018-05-09|accessdate=2018-05-11}}</ref>、他にも複数の合意文書を交わして同時に訪れた[[大韓民国|韓国]]の[[文在寅]]大統領との対応の差が目立ち<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/world/news/180509/wor1805090069-n2.html|title=日中が経済で歩み寄り、日韓と温度差|last=|first=|date=2018-05-09|work=[[産経ニュース]]|accessdate=2018-05-12}}</ref>、その歓待ぶりから「[[政熱経熱]]」とも評され<ref>{{Cite news|url=https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180511/mcb1805112318024-n1.htm|title=【李首相訪日】日中「政熱経熱」を演出 尖閣・日本人拘束など先送り |newspaper=[[フジサンケイ ビジネスアイ]]|date=2018-05-11|accessdate=2018-05-12}}</ref>、同年10月には日本の首相では7年ぶりに単独訪中した安倍首相への中国の厚遇が報じられ<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/world/news/181025/wor1810250034-n1.html|publisher=[[産経新聞]]|author=|title=天安門前で翻る日の丸 中国一転して“熱烈歓迎” 存在感増す李克強首相 |date=2018-10-25|accessdate=2018-10-31}}</ref>、安倍首相は「競争から協調へ」「お互いパートナーとして脅威にならない」「自由で公正な貿易体制の発展」の日中新時代3原則を打ち出して中国の習近平総書記や李克強首相と様々な日中協力で合意した<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3696284026102018MM8000/ |publisher=[[日本経済新聞]]|author=|title=日中新時代へ3原則 首脳会談「競争から協調」 |date=2018-10-26|accessdate=2018-10-27}}</ref>。2019年10月には[[中国人民解放軍]]の軍艦が[[横須賀]]に親善入港し、8年ぶりかつ日本近海では初の共同訓練を[[自衛隊]]と行った<ref>{{cite news |url = https://mainichi.jp/articles/20191021/k00/00m/030/194000c |title = 海自が中国海軍と8年ぶりに共同訓練 日本近海側では初 |publisher = [[毎日新聞]] |pages = |date =2019年10月21日 |accessdate =2019年11月28日 }}</ref>。
== 近年の年表 ==
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