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'''神学大全'''(しんがくたいぜん、{{lang-la-short|Summa Theologiae, Summa TheoloricaTheologica, Summa}})は「神学の集大成」という意味の題を持つ中世ヨーロッパの神学書。[[13世紀]]に中世的なキリスト教神学が体系化されると共に出現した。一般的には[[トマス・アクィナス]]の『神学大全』が最もよく知られているが、他にも[[ヘールズのアレクサンデル]]や[[アルベルトゥス・マグヌス]]の手による『神学大全』も存在する。
 
『神学大全』の特徴は、当時の神学において用いられていた『命題集』(センテンティエ)や『注解』(コメンタリウム)にばらばらに記されていた内容を有機的に分類し、体系的に整列し直しているところにある。つまり、聖書の言葉や[[教父]]・神学者の言葉が抜書きされていたものをわかりやすくまとめなおしているのである。さらに中世の司教座聖堂付属学校や大学において盛んにおこなわれた討論や解釈の成果が盛り込まれている。