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== 評価 ==
松平定信一派の厳しい田沼批判の結果、近代では「田沼意次=賄賂政治家」という説が通説であったが、近年では[[大石慎三郎]]らの研究により、当時としてはかなり進んだ経済政策を行ったと再評価されている。従来、幕府財政は米などの年貢収入に依存していた。それを、運上金・冥加金と言う形で、商人から金を集め、幕府財政の貨幣収入の道を開いたのは田沼の業績であり、今では研究者の間で田沼意次は高く評価されている。
 
また最近では、市井の研究家である後藤晃一が、いわゆる田沼時代の諸政策を主導したのは徳川家治であり、田沼意次は家治を支えた多くの優秀な幕閣のひとりに過ぎないという説を唱えている。田沼時代なる言葉そのものが、徳川家治の業績を、田沼意次の悪行として批判した言葉であるとする<ref>[[後藤 晃一]] 『緊急提言 徳川家治の政治に学べ―超近代的手法を駆使し成功させた景気浮揚・地方分権・財政健全化・税制改革』テーミス 2011年 ISBN 978-4901331210</ref>。
 
== 脚注 ==