「スウィフトシュア級戦艦」の版間の差分

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|装甲=テルニ鋼製<br />舷側:76.2~152~178mm(水線面)、51mm(艦首部)<br />甲板:25.4~76.2mm<br />主砲塔:254mm(前盾)、203mm(側盾)<br />主砲[[バーベット]]部:254mm(甲板上部)、51mm(甲板下部)<br />副砲ケースメイト部:178mm(最厚部)<br />司令塔:279mm(最厚部)
}}
'''スウィフトシュア級戦艦''' ('''HMS Swiftsure class battleship''') は、[[イギリス海軍]]がかつて保有していた[[前弩級戦艦]]の艦級の一つである。もともとは[[チリ海軍]]向けの二等戦艦として発注されていたが、建造中に[[アルゼンリが財政難ン]]との協定で手放すことイギリスが購入したという複雑な経緯があり、同時代のイギリス戦艦と比較して性能は劣っていた。
 
== 概要 ==
スウィフトシュア級は[[チリ]]海軍が、コンスティトゥシオンとリベルタードという名前で戦艦の建造をイギリスのアームストロング社に注文していた。チリと緊張感が高まっていたアルゼンチンがイタリアに注文していた[[ジュゼッペ・ガリバルディ級装甲巡洋艦]]「リヴァダヴィア」と「モレノ」に対抗するものであったが、チリとアルゼンチンでの戦争を望まないイギリスが仲介し、1902年5月28日に協定が結ばれ、この建造中の軍艦2隻ずつは売却されることとなった([[南アメリカの建艦競争]]を参照)。[[大日本帝国|日本]]が[[日露戦争]]に備えてこの2艦の戦艦を購入しようとしたが果たせず、[[ロシア帝国|ロシア]]に売却される恐れが生じたために[[日英同盟]]のよしみでイギリスが買い取ったという経緯がある。
 
これら2艦はスウィフトシュア及びトライアンフと名づけられた。2艦は1904年に竣工している。購入予定国のチリの事情にあわせた設計であり、他の英国戦艦とは異質であり、そのため艦隊に編入しても他艦と同一行動ができず、たった2隻だけでは有力な戦隊も編成できず、主に海外派遣任務に用いられた。強いて挙げれば二等戦艦の[[バーフラー級戦艦]]・[[レナウン (戦艦)|レナウン]]とは性格的に似通っていたが、これら3艦は性能不足と判断されて早々に除籍されている。