| 英語表記 = Toronto Blue Jays
| 創設年度 = {{mlby|1977}}
| 帽章 =
| 所属リーグ = [[アメリカンリーグ]] (1977年 - )
** '''[[アメリカンリーグ東地区|東地区]] (1977年 - )'''
| チーム名の変遷 = トロント・ブルージェイズ (1977年 - )
| ホームタウン = {{Location map+|USA|float=center|width=295px|caption=|places=
| オーナー = [[ロジャーズ・コミュニケーションズ]]
| GM = [[ロス・アトキンス (野球)|ロス・アトキンス]]
| 監督 = [[ジョン・シュナイダー_(野球)|ジョン・シュナイダー]]
}}
'''トロント・ブルージェイズ'''({{lang-en|'''Toronto Blue Jays'''}}、略称: '''TOR'''、'''ブ軍'''<ref group="注釈">[[アトランタ・ブレーブス]]や[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]にもこの略称が用いられるため、「ブ軍」との略称を用いる際には、事前にこの略称がどのチームのことを指すのかについて明記する必要がある。</ref>)は、[[メジャーリーグベースボール|MLB]]・[[アメリカンリーグ]][[アメリカンリーグ東地区|東地区]]所属のプロ野球チーム。本拠地は[[カナダ]]の[[オンタリオ州]][[トロント]]にある[[ロジャーズ・センター]]。通称「ジェイズ(Jays)」。2005年以降、[[アメリカ合衆国]]外で本拠地を構えるMLB唯一のチーム{{refnest|group=注釈|2004年までは[[モントリオール・エクスポズ]]が[[ナショナルリーグ東地区|ナ・リーグ東地区]]に所属していたものの、2005年から[[ワシントンD.C.]]に本拠地を移し、チーム名もワシントン・ナショナルズに変更している。}}。
== 概要 ==
{{Main2|シーズン成績の詳細については[[トロント・ブルージェイズの年度別成績一覧|年度別成績一覧]]を}}
1977年の{{仮リンク|1977年メジャーリーグベースボール・エクスパンション|en|1977 Major League Baseball expansion|label=エクスパンション}}で創設された新興球団。[[アメリカンリーグ東地区|同地区]]は古低迷期とされるも強豪球団であるの[[ニューヨーク・ヤンキース]]、黄金期の[[ボルチモア・オリオールズ]]、上昇期の[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]、古豪の[[ボストン・レッドソックス]]が所属して、[[クリーブランド・ガーディアンズ|クリーブランド・インディアンス]]、[[デトロイト・タイガース]]といるためう当時の[[アメリカンリーグ東地区|東地区]]の他6球団を前に、創設当初のブルージェイズは6年連続で最下位に沈むなど苦戦が続といたう洗礼を受ける。しかし、1982年に[[ボビー・コックス]]が監督に就任するした6年目の1982年は勝敗数・勝率がインディアンスと並び(対インディアンス戦は6勝7敗で負け越し)、この頃には生え抜きの若手選手も台頭し始め、チームも徐々に上1983年は4位、1984年は2位と上昇し、1985年に進出する初の地区優勝を果たした。
[[ファイル:Ace (7952158058).jpg|thumb|right|150px|alt=A mascot with a blue jay reminiscent head, and a human body.|ブルージェイズのマスコット(Ace)]]
1985年に初の地区優勝を果たし、22年までに6度の地区優勝を果たす。[[1992年のワールドシリーズ|1992年]]、[[1993年のワールドシリーズ|1993年]]には、2年連続のワールドチャンピオンに輝き、この頃には観客数も400万人(MLB史上初)を超えるなど、まさに黄金時代を迎えることとなる(2022(2023年現在、リーグ拡張で誕生した球団としては唯一のワールドシリーズ連覇)。しかし、[[1994年から1995年のMLBストライキ|1994年のストライキ]]以降は勢いを失い、主力選手も次々と退団。優勝争いはおろか上位進出もままならず、20142015年までの21年間にわた22年ぶりとなる6度目の地区優勝を果たすまで、東地区ではもっと最も長きに渡ってポストシーズンから遠ざかっているチームとなっていた。
2000年に現在の親会社である[[ロジャース・コミュニケーションズ]]がチームを買収。2004年には本拠地の[[スカイドーム]]を[[スポーツコ・インターナショナル]]から買収し、翌2005年2月、[[ロジャーズ・センター]]に改名。ロジャーズ・センターは世界初の開閉式屋根付き球場で、近くには[[CNタワー]]がそびえ立っており、屋根が開いている時には球場内からその威容を眺めることができる。
2006年シーズンはチーム創設30周年に当たるため、右袖に30周年エンブレムが、また、左袖には2005年に亡くなった元・専属アナウンサー、トム・チークを偲んで「TC」のエンブレムが付けられた。
2015年8月、[[マーク・シャパイロ (スポーツエグゼクティブ)|マーク・シャンパイロ]]が球団社長兼CEOに就任した。
=== 唯一のカナダ球団として ===
==== 2年連続ワールドシリーズ優勝 ====
{{by|1992年}}は前年ツインズでプレーし、チームの[[ワールドシリーズ]]制覇に貢献した[[ジャック・モリス]]を獲得。また、[[ロサンゼルス・エンゼルス|カリフォルニア・エンゼルス]]から[[デーブ・ウィンフィールド]]を獲得した。そして、彼らの活躍もあり、4度目の地区優勝を果たした。リーグチャンピオンシップシリーズでは、アスレチックスと対戦。1勝2敗で迎えた第4戦では、7回まで1対6とリードを許していたが、9回にアロマーの2ランで同点に追いつき、延長11回の末、7対6で勝利を収めた。この勝利によって流れを掴み、この後に2連勝、最終的に4勝2敗で初のリーグ優勝を果たした。また、初出場となった[[1992年のワールドシリーズ|ワールドシリーズ]]では、[[アトランタ・ブレーブス]]を4勝2敗で下し、初のワールドチャンピオンに輝いた。なお、[[アトランタ]]での第2戦のセレモニーで[[海兵隊]]カラーガードがカナダ国旗を逆さに掲げる事態が発生し、このことがブルージェイズの選手やファンを奮起させ、ワールドシリーズ初制覇を促したといわれる。また、第3戦では、外野手の[[デボン・ホワイト]]が無死一、二塁の場面で[[デビッド・ジャスティス]]の大飛球をフェンスにぶつかりながら後ろ向きで捕球する超ファインプレーをみせた。この後すぐに、一塁手の[[ジョン・オルルド]]へ返球し、飛び出していた一塁走者を刺殺。オルルドは、すぐさま三塁手の[[ケリー・グルーバー]]へ送球し、グルーバーは二塁走者にタッチした。これによって[[三重殺|トリプルプレー]]を完成させたかにみえたが、審判が見逃していたため、これはならなかった。
シーズン終了後、ワールドシリーズ制覇の立役者となったウィンフィールドが退団。代わりに[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]から[[ポール・モリター]]、アスレチックスから[[デーブ・スチュワート (野球)|デーブ・スチュワート]]を獲得した。1993年も圧倒的な強さをみせ、2位の[[ニューヨーク・ヤンキース]]に7ゲーム差をつける5度目の地区優勝を果たした。なお、この年には7人もの選手が[[MLBオールスターゲーム|オールスターゲーム]]に選出され、人気、実力共に絶頂期を迎えることとなった。リーグチャンピオンシップシリーズでは、ホワイトソックスを4勝2敗で下し、2度目のリーグ優勝。[[1993年のワールドシリーズ|ワールドシリーズ]]では、[[フィラデルフィア・フィリーズ]]との対戦となり、ブルージェイズが4勝2敗でワールドシリーズ2連覇を果たした。このシリーズは様々な面で記憶に残るものとなった。第4戦では、両先発が共に崩壊し、7回までに9対14と荒れた試合となり、8回にブルージェイズが一挙6点をとって逆転、最終的に15対14でブルージェイズが勝利した。両チームの合計得点である29点はワールドシリーズの最多得点となっている。また、3勝2敗とブルージェイズが王手をかけた第6戦では、6回までに5対1とリードしていたが、フィリーズは7回表に3ランホームランなどで5点を奪って逆転。9回、フィリーズの守護神[[ミッチ・ウィリアムス]]がマウンドに上がったが、一死一、二塁の場面で、カーターがレフトスタンドへ優勝決定サヨナラ本塁打を放ち、MLBの歴史に残る劇的な幕切れとなった。
{{by|2017年}}は序盤から故障者が続出し、チームも低迷。2年連続ポストシーズン進出から一転地区4位に転落した。オフにはバウティスタが退団した。
{{by|2018年}}は4月こそ月間勝ち越しに成功したが、その後は失速。夏場以降チームは再建モードへと舵を切り、[[ロベルト・オスーナ]]、[[J.A.ハップ]]、ドナルドソンら主力をトレード放出し、2年連続で地区4位に終わった。また、このシーズン限りで監督のギボンズが退任した。
{{Main|2019年のトロント・ブルージェイズ}}
{{by[[2019年のトロント・ブルージェイズ|2019年}}]]から新監督として[[チャーリー・モントーヨ]]が就任した。このシーズンも再建モードを継続させ、開幕前にマーティン、シーズン中に[[ケビン・ピラー]]、[[マーカス・ストローマン]]、[[アーロン・サンチェス]]を放出するなどポストシーズンを知るメンバーが続々とチームを去った。一方でチーム内トッププロスペクトで、[[ブラディミール・ゲレーロ]]の息子[[ブラディミール・ゲレーロ・ジュニア]]、[[ダンテ・ビシェット]]の息子[[ボー・ビシェット]]、[[クレイグ・ビジオ]]の息子[[キャバン・ビジオ]]ら有望株がメジャーデビューを果たすなど、若手の台頭が目立つシーズンとなった。レギュラーシーズンは3年連続で4位となった。オフにこの年のナショナルリーグ[[最優秀防御率 (MLB)|最優秀防御率]]で[[ロサンゼルス・ドジャース]]からFAとなっていた[[柳賢振]]、さらに[[読売ジャイアンツ]]から[[ポスティングシステム]]での[[日本人選手のメジャーリーグ挑戦|MLB挑戦]]を目指した[[山口俊]]と契約した。
=== 2020年代 ===
{{Main|2020年のトロント・ブルージェイズ}}
{{by[[2020年のトロント・ブルージェイズ|2020年}}]]はシーズン開幕前の1月20日にメッツからFAとなっていた[[ジョー・パニック]]を獲得した。シーズンでは[[2019年コロナウイルス感染症によるスポーツへの影響#野球|COVID-19の影響]]により開幕が大幅に遅れ、またカナダ政府による本拠地使用を認めない方針により、[[アメリカ合衆国]][[ニューヨーク州]][[バッファロー (ニューヨーク州)|バッファロー]]の[[セーレン・フィールド]]を暫定本拠地として使用することとなった。[[2020年のMLBドラフト]]では[[オースティン・マーティン]]を獲得した。7月25日に[[サンティアゴ・エスピナル]]がメジャーデビューを果たした。8月31日にダイヤモンドバックスからトレードで[[ロビー・レイ]]、ドジャースからトレードで[[ロス・ストリップリング]]を獲得した。9月12日に[[アレハンドロ・カーク]]がメジャーデビューを果たした。最終的に同年シーズンのみポストシーズンの進出チームが各リーグ8チームずつに増えたこともあり、ワイルドカードとして2016年以来のポストシーズン進出を果たした。{{仮リンク|2020年のアメリカンリーグワイルドカードシリーズ|label=ワイルドカードシリーズ|en|2020 American League Wild Card Series}}では[[タンパベイ・レイズ]]に連敗し敗退した。
{{Main|2021年のトロント・ブルージェイズ}}
{{by[[2021年のトロント・ブルージェイズ|2021年}}]]はシーズン開幕前にアストロズからFAとなっていた[[ジョージ・スプリンガー]]、アスレチックスからFAとなっていた[[マーカス・セミエン]]を獲得した。1月27日にメッツとのトレードで[[スティーブン・マッツ]]を獲得した。一方で山口を[[DFA (MLB)|DFA]]とした後、放出している。本拠地問題は前年と同様にCOVID-19の影響でロジャーズ・センターの使用不許可とアメリカ合衆国との越境が認められない事で、フロリダ州ダニーデンに所在する{{仮リンク|TDボールパーク|en|TD Ballpark}}を本拠地として使用することとなった。4月30日に過去の性的に違法な調査が入ったため、[[ロベルト・アロマー]]がMLBの不適切リストに入り<ref>{{cite web|url=https://www.sportsnet.ca/mlb/article/mlb-puts-roberto-alomar-ineligible-list-reviewing-sexual-misconduct-allegation/|title=MLB, Blue Jays sever ties with Roberto Alomar after sexual misconduct investigation|work=SportsNet|language=en|author=Shi Davidi|date=April 30, 2021|accessdate=May 2, 2021}}</ref>、ロジャーズ・センターにあるアロマーのモニュメントも撤去された<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/news/mlb-puts-roberto-alomar-on-ineligible-list|title=MLB puts Roberto Alomar on Ineligible List|work=MLB.com|language=en|author=Keegan Matheson|date=May 1, 2021|accessdate=May 2, 2021}}</ref>。5月5日に6月1日からの暫定本拠地が前年に使用したセーレン・フィールドになることが発表された<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/press-release/press-release-blue-jays-to-move-home-location-to-sahlen-field-beginning-june-1|title=Blue Jays to move home location to Sahlen Field beginning June 1|work=MLB.com|language=en|date=May 5, 2021|accessdate=May 6, 2021}}</ref>。6月1日に予定どおり同日から暫定本拠地をセーレン・フィールドとし、球場のアップグレードも行った<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/news/blue-jays-return-to-sahlen-field-for-2021|title=Blue Jays thrilled with Sahlen Field upgrades|work=MLB.com|language=en|author=Keegan Matheson|date=June 2, 2021|accessdate=June 23, 2021}}</ref>。当日開催されたマーリンズ戦で106日ぶりにバッファローでの公式戦を開催した<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/news/blue-jays-return-to-sahlen-field-for-2021|title=Blue Jays thrilled with Sahlen Field upgrades|work=MLB.com|language=en|author=Keegan Matheson|date=June 2, 2021|accessdate=June 23, 2021}}</ref>。後半戦が始まった7月16日にカナダ政府からの許可がおり、7月31日以降は本拠地のロジャース・センターで試合開催することを発表した<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/news/blue-jays-returning-to-toronto-on-july-30|title=Blue Jays returning to Toronto on July 30|work=MLB.com|language=en|author=Keegan Matheson|date=July 16 2021|accessdate=July 17, 2021}}</ref>。同日に1巡目指名した[[ガナー・ホグランド (野球)|ガナー・ホグランド]]と契約を結んだ<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/news/gunnar-hoglund-blue-jays-agree-to-deal|title=Blue Jays sign 1st-rounder Gunnar Hoglund|work=MLB.com|language=en|author=Keegan Matheson|date=July 16, 2021|accessdate=July 17, 2021}}</ref>。プレーオフ争いではレイズ・ヤンキース・レッドソックスの後塵を拝しポストシーズン出場は難しい状況であったが夏の移籍市場では買い手に回った。7月29日にアダムスとのトレードでナショナルズから[[ブラッド・ハンド]]を獲得した。7月30日にマーティン、[[シメオン・ウッズ・リチャードソン]]とトレードで[[ホセ・ベリオス]]をツインズから獲得した。7月31日に670日ぶりにカナダの本拠地トロントのロジャース・センターで公式戦を開催した<ref name="HOME" />。チームは9月にプレーオフ争いのライバルであるアスレチックスとヤンキースをスイープするなど8連勝を達成し一気にワイルドカード1番手に浮上した。その後もプレーオフ争いは激化し、レギュラーシーズン残り1試合となった時点で、アメリカンリーグのワイルドカードはヤンキースとレッドソックスを1ゲーム差でブルージェイズとマリナーズが追う展開となった。迎えた最終戦、ブルージェイズは勝利を収めたが、ヤンキース・レッドソックスも勝利したため2016年を上回る91勝をマークしながらポストシーズン進出を逃した。選手個人ではゲレーロ・ジュニアが48本、セミエンは45本の本塁打を放ち、ゲレーロ・ジュニアは本塁打王を獲得。さらにオールスターに選出された4名全員が100打点以上を挙げるなど、強力打線を形成した。投手ではレイが最優秀防御率・最多奪三振の2冠にを獲得した。オフの11月7日にチームからセミエンがチームとしては2017年のストローマン以来、ブルチージェイズムの二塁手としては2005年のハドソン以来となるゴールドグラブ賞を受賞した<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/news/marcus-semien-wins-2021-al-gold-glove-award-at-second-base|title=Semien wins first career Gold Glove Award|work=MLB.com|language=en|author=Keegan Matheson|date=November 8, 2021|accessdate=November 9, 2021}}</ref>。11月17日にレイが自身初、球団史上4人目となるサイ・ヤング賞を受賞した<ref>{{cite web|url=https://bbwaa.com/21-al-cy/|title=Blue Jays’ Robbie Ray wins AL Cy Young Award|work=BBWAA – Baseball Writers' Association of America|language=en|date=November 17, 2021|accessdate=November 17, 2021}}<br>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/news/robbie-ray-wins-2021-al-cy-young-award|title=Robbie Ray wins 2021 AL Cy Young Award|work=MLB.com|language=en|author=Keegan Matheson|date=November 17, 2021|accessdate=November 18, 2021}}</ref>。また、同日にはベリオスと7年契約で契約を延長した<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/press-release/release-blue-jays-sign-jose-berrios-11-18-21|title=Blue Jays sign José Berríos|work=MLB.com Press Release|language=en|date=November 17, 2021|accessdate=November 17, 2021}}</ref>。FAとなっていたマッツは11月29日に[[セントルイス・カージナルス|カージナルス]]と契約し、同日[[カービー・イエーツ|イェーツ]]がブレーブスと契約、さらにレイは11月30日にマリナーズと契約した。12月1日、[[サンフランシスコ・ジャイアンツ|ジャイアンツ]]からFAとなっていた[[ケビン・ゴーズマン]]と5年契約、アストロズFAの[[イーミ・ガルシア]]と2年契約をそれぞれ結んだ。12月には翌年3月まで続く[[ロックアウト]]が始まった。
{{Main|2022年のトロント・ブルージェイズ}}
[[2022年のトロント・ブルージェイズ|2022年]]年はFAとなっていたセミエンが1月30日にレンジャーズと契約した。3月14日に[[菊池雄星]]と3年契約を結んだ。ロックアウト後、ブルージェイズはアスレチックスとのトレードで[[マット・チャップマン (野球)|マット・チャップマン]]を獲得。また、ロッキーズとのトレードで[[ランドル・グリチャック|グリチャック]]を放出し、[[ライメル・タピア]]を獲得した。ロックアウトの影響でシーズン開幕は4月となり、シーズンも短縮となった。7月13日、ブルージェイズは監督のモントーヨの解任を発表した。これによりベンチコーチの[[ジョン・シュナイダー (野球)|ジョン・シュナイダー]]が[[監督代行|暫定監督]]に就任した。7月2322日のレッドソックス戦、チームはタピアの満塁ランニングホームランなどで大量得点をし、1試合28得点で球団新記録を打ち立てた。シーズン中のトレード期限日にロイヤルズとのトレードで[[ウィット・メリフィールド]]を獲得した。また、期限日後にレッドソックスをDFAとなっていた[[ジャッキー・ブラッドリー・ジュニア]]と契約した。この年は92勝70敗ながら地区2位で地区優勝には至らなかった。その後、ワイルドカード争いで1位であったためポストシーズンに進出したが、マリナーズに敗れ敗退した。10月21日、チームはシーズン途中から暫定監督を務めた[[ジョン・シュナイダー (野球)|ジョン・シュナイダー]](以下、J.シュナイダーとする)と監督として3年契約を結んだ事を発表した。この年、ゲレーロ・ジュニアがゴールドグラブ賞を受賞、[[アレク・マノア]]がオールMLBの1stチームに選出された。今オフは左打者不足解消および守備力向上のため大型トレードやFA獲得を多く行った。11月16日、シーズン25本塁打を放った[[テオスカー・ヘルナンデス]]が[[エリック・スワンソン]]、アダム・マッコとのトレードで[[シアトル・マリナーズ|マリナーズ]]に移籍した。11月30日、ドジャースやマーリンズで監督を務めた[[ドン・マッティングリー]]とJ.シュナイダーの監督就任で空席となっていたベンチコーチでコーチ契約を交わした。12月14日、ストリップリングがジャイアンツへFA移籍した。翌12月15日、チームは[[ケビン・キアマイアー]]と単年契約を結ぶと、更にその2日後には[[クリス・バシット]]と3年契約を結んだ。トレードで[[ドールトン・バーショ]]を獲得した。それに伴い、グリエル・ジュニア、[[ガブリエル・モレノ]]がダイヤモンドバックスへ移籍した。
{{Main|2023年のトロント・ブルージェイズ}}
[[2023年の野球トロント・ブルージェイズ|2023年]]年、1月に[[ブランドン・ベルト]]と1年契約を、[[ジェイ・ジャクソン]]とマイナー契約をそれぞれ交わした。その後、[[チャド・グリーン (投手)|チャド・グリーン]]とも契約を交わし、ビシェットとは新たに3年契約を交わした。この年行われた[[ワールド・ベースボール・クラシック|WBC]]にゲレーロ・ジュニア、ベリオス、ガルシアらが代表に選出された(ゲレーロ・ジュニアは出場辞退)。7月のオールスターゲームにはロマノ、ゴーズマン、ゲレーロ、カーク、メリフィールド、[[アレハンドロ・カーク]]の5選手が選ばれた。また、オールスターゲーム前夜に行われたホームランダービーではゲレーロ・ジュニアが見事優勝を果たした。トレード期限前にはカージナルスから[[ヘネシス・カブレラ]]、[[ジョーダン・ヒックス]]、[[ポール・デヨング]]をそれぞれ異なるトレードで獲得したが、デヨングは極度の不振に陥り、怪我で戦線離脱していたビシェットも復帰したため、僅か18日で[[DFA]]となった。8月4日、[[デイービス・シュナイダー(以下、D.|デイビス・シュナイダーとする)]]がメジャー初昇格した。D.シュナイダーはメジャー初打席で[[フェンウェイ・パーク|グリーンモンスター]]越えのホームランを放つと、昇格後の3試合で9安打2本塁打を記録した。これはMLBタイ記録であり、この記録の達成者は1901年のコーカー・トリプレット以来2人目である。8月12日、2015年の優勝などに貢献した[[ホセ・バティスタ (外野手)|ホセ・バティスタ]]がレベル・オブ・エクセレンスに新たに名を連ねた。この年も89勝73敗、地区3位で地区優勝を逃したが、ワイルドカードで2年連続のポストシーズン進出を果たした。ポストシーズンは1回戦でツインズに連敗し、敗退した。シーズン終了後の11月2日、チャップマン、ヒックス、柳賢振、ベルトの4人がFAに、11月5日にはメリフィールドが相互オプションを破棄してFAとなった。<ref name=":0">{{Cite web |title=Here are the 2023-24 free agents for every team |url=https://www.mlb.com/news/2023-24-mlb-free-agents-by-team |website=MLB.com |access-date=2024-07-15 |language=en}}</ref>同日、14年間に渡りチームの[[ベースコーチ|3三塁ベースコーチ]]を務めたルイス・リベラがの退任が発表された。代役として[[カルロス・フェブレス|カルロス・フェブリス]]が内野守備兼三塁ベースコーチに就任した。また、球団社長はGMのアトキンスと監督のJ.シュナイダーの続投がを発表し、その後、デマロ・ヘールを助監督として新たに招聘することを発表した。11月17日、[[アダム・シンバー]]がFAとなった。<ref name=":0" />12月28日にはキアマイアーと単年で再契約を結び、12月29日には[[アイザイア・カイナー=ファレファ]]を獲得した。
{{Main|2024年のトロント・ブルージェイズ}}
[[2024年のトロント・ブルージェイズ|2024年]]は1月30日に[[ジャスティン・ターナー]]と単年契約を、2月9日に[[ジャリエル・ロドリゲス]]と5年契約をそれぞれ結んだ。2月13日、[[オット・ロペス]]をジャイアンツとの金銭トレードで放出した。3日後の2月16日、[[ダン・ボーゲルバック|ダニエル・ボーゲルバック]]とマイナー契約を結んだ。3月8日にはそれまでレッズ一筋22年の[[フランチャイズ・プレイヤー]]であり、チームの本拠地であるトロント出身の[[ジョーイ・ボット]]とマイナー契約を結んだ。
== チーム名の由来 ==
{{Toronto Blue Jays roster}}
=== アメリカ野球殿堂入り選手表彰者 ===
* [[ロベルト・アロマー]] (Roberto Alomar)
* [[ロイ・ハラデイ]] (Roy Halladay)
* 23 [[青木宣親]](2017年)
* 1 [[山口俊]](2020年)
* 16 [[菊池雄星]](2022年 - 2024年)
* 29 [[加藤豪将]](2022年)※{{USA}}との二重国籍
==== 打撃部門 ====
* '''出場試合''':1450 [[トニー・フェルナンデス]](Tony Fernandez)
* '''打席''':5470:6018 [[バーノン・ウェカルズ (野球)|バーノンロス・ウェデルズガド]](VernonCarlos WellsDelgado)
* '''得点打数''':889:5470 [[カバーノン・ウェルロスズ (野球)|バーノン・デウェルガドズ]](CarlosVernon DelgadoWells)
* ''' OPS(2000打席以上)得点''' :.949:889 カルロス・デルガド(Carlos Delgado) ▼
* '''打率(2000打席以上)''':.307 [[ロベルト・アロマー]](Roberto Alomar)
* '''打率'''<ref name=":0" group="注釈">2000打席以上</ref><ref group="注釈">1500打席以上では、[[ポール・モリター]]の.315が最高</ref>:.307 [[ロベルト・アロマー]](Roberto Alomar)
* '''安打''':1583 トニー・フェルナンデス(Tony Fernandez)
* '''本塁打''':336 カルロス・デルガド(Carlos Delgado)
* '''打点''':1058 カルロス・デルガド(Carlos Delgado)
* '''盗塁''':255 [[ロイド・モスビー]](Lloyd Moseby)
* '''盗塁死''':86 トニー・フェルナンデス(Tony Fernandez)、[[ダマソ・ガルシア]](Damaso Garcia)、ロイド・モスビー(Loyd Moseby)
* '''出塁率(2000打席以上)''':.395 [[ジョン・オルルド]](John Olerud) ▼
* '''盗塁成功率''':84.56% [[デボン・ホワイト]](Devon White)
▲* '''OPS(2000打席以上)''':.949 カルロス・デルガド(Carlos Delgado)
* '''死球''':122 カルロス・デルガド(Carlos Delgado)
* '''敬遠''':128 カルロス・デルガド(Carlos Delgado)
* '''三振''':1242 カルロス・デルガド(Carlos Delgado)
* '''犠打''':74 [[アルフレド・グリフィン]](Alfredo Griffin)
* '''犠飛''':65 [[ジョー・カーター]](Joe Carter)
* '''併殺''':146 バーノン・ウェルズ(Vernon Wells)
* '''凡退''':4174 バーノン・ウェルズ(Vernon Wells)
▲* '''出塁率 (2000打席以上)''' <ref name=":0" group="注釈" />:.395 [[ジョン・オルルド]](John Olerud)
* '''OPS'''<ref name=":0" group="注釈" />:.949 カルロス・デルガド(Carlos Delgado)
* '''本塁打率'''<ref name=":0" group="注釈" />:14.90 カルロス・デルガド(Carlos Delgado)
* '''三振率(最高)'''<ref name=":0" group="注釈" />:17.6 [[ボブ・ベイラー]](Bob Bailor)
* '''三振率(最低)'''<ref name=":0" group="注釈" />:.076 ダマソ・ガルシア(Damaso Garcia)
==== 投手部門 ====
* '''登板試合数''':452:505 [[デュアジェイソン・ウォフレイザード]](DuaneJason WardFrasor)
* '''投球回先発試合数''':2873:408 [[デーブ・スティーブ]](Dave Stieb)
* '''防御率(1000投球回以上)数''':3:2873.420 [[ジミデーブ・キスティー]]ブ(JimmyDave KeyStieb)
* '''防御率'''<ref group="注釈">1000投球回以上</ref><ref group="注釈">500投球回以上では、[[トム・ヘンキー]]が2.48で最低。[[デーブ・スティーブ]]は3位。</ref>:3.418 デーブ・スティーブ(Dave Stieb)<ref group="注釈">1000投球回以上の投手のうち通算防御率が3.423で球団第2位である[[ジミー・カーター|ジミー・キー]]は、「防御率3.42でデーブ・スティーブと同率」として表されることがある。</ref>
* '''勝利''':175 デーブ・スティーブ(Dave Stieb)
* '''敗北''':140 [[ジム・クランシー]](Jim Clancy)
* '''奪三振''':1658 デーブ・スティーブ(Dave Stieb)
* '''自責点''':1091 デーブ・スティーブ
* '''セーブ''':217 [[トム・ヘンキー]](Tom Henke)
* '''完投''':103 デーブ・スティーブ(Dave Stieb)
* '''完封''':30 デーブ・スティーブ(Dave Stieb)
=== シーズン記録 ===
=== その他 ===
* '''無安打無得点試合''':デーブ・スティーブ(Dave Stieb) 1990年9月2日 対クリーブランド・インディアンス
* '''最多得点''':28得点 2022年7月22日 対ボストン・レッドソックス
== 傘下マイナーチーム ==
| [[イースタンリーグ (北米)|イースタンリーグ]] <br /> ''[[:en:Eastern League (U.S. baseball)|Eastern League]]''
| 2003年
| {{Flagicon|USA}}[[ニューハンプシャー州]][[マンチェスター (ニューハンプシャー州)|マンチェスター]] <br /> [[マーチャンツオートデルタ・ドットコムデンタル・スタジアム]]
|-
| style="text-align:center" | '''High-A'''
| [[フロリダ・コンプレックスリーグ]] <br /> ''[[:en:Florida Complex League|Florida Complex League]]''
| 2007年
| {{Flagicon|USA}}[[フロリダ州]][[ダニーデン (フロリダ州)|ダニーデン]] <br /> [[イングルビート・コンプレックス|エンゲルバート・コンプレックス]]
|-
| [[ドミニカン・サマーリーグ・ブルージェイズ]] <br /> ''[[:en:Dominican Summer Blue Jays|Dominican Summer League Blue Jays]]''
| [[ドミニカン・サマーリーグ]] <br /> ''[[:en:Dominican Summer League|Dominican Summer League]]''
| 1989年
| {{Flagicon|DOM}}[[ドミニカ共和国]]ボカチカ <br /> [[アボカチカデミア・デベースボールシティ・コンプロスペレックトス]]
|}
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