「根岸友山」の版間の差分

'''根岸 友山'''（ねぎし ゆうざん、[[文化 (元号)|文化]]6年[[11月27日 (旧暦)|11月27日]]<ref name=rireki>〔根岸武香〕「故根岸友山勤王之義ニ付郡長内申及履歴書」『根岸家諸記録』{{国立国会図書館デジタルコレクション|format=NDLJP|2593577/126}}</ref>（[[1810年]][[1月2日]]） - [[明治]]23年（[[1890年]]）[[12月3日]]<ref name=rireki/>）は、[[壬生浪士|壬生浪士組]]隊士、[[庄内藩]][[新徴組]]取締役。本名、'''伴七'''。号は友山。諱は信輔。[[北辰一刀流]]振武所。

[[1810年]]（文化6年（1810年）、豪農[[根岸信保]]の長男として、[[武蔵国]][[大里郡]]甲山村（現・[[熊谷市]]冑山）に生まれる<ref name=":0">{{Cite web|和書|url=https://www.kumagaya-bunkazai.jp/museum/ijin/negishi.htm |title=根岸友山（ねぎしゆうざん）｜文武両道の教育に尽力 |access-date=2023-02-23 |publisher=熊谷市立江南文化財センター}}</ref>。[[1833年]]（天保4年）寺子屋三余堂を開き<ref name=":0" />、[[1835年]]（天保6年）剣術道場振武所を開く<ref name=":0" />。のちに剣術は[[千葉周作]]に学んだ<ref name=":0" />。そ[[1839年]]（天保10年）の後自宅で剣術や学問を教えたり[[蓑負騒動]]に加担していたため、[[1841年]]（天保12年）に江戸十里四方追放となる<ref name=":0" />。[[1855年]]（安政2年）甲山村に戻る<ref name=":0" />。

[[文久1863年]]3年（[[1863年文久]]3年）、[[征夷大将軍|将軍]]・[[徳川家茂]]上洛に伴い[[江戸幕府]]によって組織された[[浪士組]]に参加<ref name=":0" />。{{要出典範囲|[[近藤勇]]、[[芹沢鴨]]らとともに[[京都]]に残る。その後、[[遠藤丈庵]]、[[清水五一]]らとともに「伊勢参詣」を理由に壬生浪士組を脱走して[[江戸]]に戻り、同年5月19日に庄内藩新徴組取締役（庄内藩と新徴組の連絡係）に就任するがすぐに退任。以後は討幕の意志を固めた。[[鳥羽・伏見の戦い]]で旧幕府軍が負けると盛大に祝ったという|date=2023-02}}。1866年（慶応2年）武州一揆により自宅が襲われた<ref name=":0" />。

明治元年（[[1868年]]（明治元年）、勤王論を説く著書『吐血論』を刊行<ref name=":0" />。{{要出典範囲|著書中で、当時処刑に対して同情を集めていた近藤勇を思い切り痛烈に批判する|date=2023-02}}。

明治23年（1890年）、12月3日死亡。享年82。墓は冑山共同墓地（[[埼玉県]][[熊谷市]]）にある。