「ローザンヌ国際バレエコンクール」の版間の差分
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[[ヴァルナ国際バレエコンクール|ヴァルナ]]や[[モスクワ国際バレエコンクール|モスクワ]]などの旧来の<!--出典4~6のp.192でコンセプト自体が当時新しかったと創設者が記していて、ヴァルナ1964年、モスクワ1969年よりも後発だったがゆえの新しい形態だったことは事実として指摘できる---当該出典には“ヴァルナ”“モスクワ”の名前は挙げられていないけれどもこの場合先発の国際コンクールとして明らかなので---。一方で、現在の入賞者一人あたりの支給額(賞金)は2013年モスクワのジュニア部門1位(6000ドル)はおろかシニア部門1位(1万ドル)をも上回っていて、どちらが「主要」かは現時点でははっきりしない部分もある。バレエ雑誌の国際コンクール特集では必ずヴァルナなどとならんでこのローザンヌが入っている。なお「など」としたのは、小さいものも含めればジェニー賞など歴史の古いコンクールは他にも存在するため。-->バレエコンクールとは異なり、若手ダンサーにキャリア形成につながる道筋を開くことを目的に掲げている<ref>[http://www.prixdelausanne.org/about-us/our-mission/ Our mission] 〔公式サイト〕</ref>。このため世界の著名なバレエ学校33校<ref>[http://www.prixdelausanne.org/fr/communaute/partenaires/#tab4 Partenaires (Écoles)] 〔公式サイト〕</ref>およびバレエ団32組織<ref>[http://www.prixdelausanne.org/fr/communaute/partenaires/#tab3 Partenaires (Compagnies)] 〔公式サイト〕</ref>と提携しており、主たる賞であるローザンヌ賞([[#賞|賞の節]]を参照)でこれらに無償で[[留学]]・研修することのできる権利を生活支援金とともに授与している。
歴代の受賞者の多くが[[プロフェッショナル|プロ]]として活躍していることから、若手バレエダンサーの[[登龍門|登竜門]]の一つと考えられてきた<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sankei.com/article/20220201-72ALSAYA7ZIQNIKS7ZI4GBXD5Q/|title=ローザンヌ入賞、カギは吸収力 バレエ登竜門|publisher=産経ニュース|date=2022-02-01|accessdate=2022-02-01}}</ref>。
== 沿革 ==
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なお1989年の東京開催では、準決選と決選を日本で行うことによる費用として約6,000万円がかかり、[[富士通]]や[[児童育成協会|日本児童手当協会]]、[[文化庁]]、[[日本放送協会|NHK]]などがこの一部を負担した<ref>五島宏治 「第17回ローザンヌ国際バレエコンクール 大きく躍進した日本」 ''The TES Graphic DANCE NOW''、1989.3 Vol.11-3 〔通巻75号〕、テス出版、p.5.</ref>。
日本からの本選出場者は、2021年度までビデオ審査による選出されていたが、[[2022年]]は1989年以来33年ぶりとなる日本予選が開催された。10月1日、2日の2日間、[[兵庫県]][[西宮市]]の[[兵庫県立芸術センター]]で、コーチ陣による集団レッスン、個人によるクラシックと現代舞踏による審査が行われている<ref>ローザンヌ国際バレエ 日本で33年ぶり予選開催 貴重な学びの場に『読売新聞』2022年(令和4年)10月19日 朝刊 13版 13面</ref>。上位入賞者は無償でコンクール第3選セレクションから参加できる。
== 賞 ==
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|秋山 珠子
|colspan="2"|キャッシュプライズ
|リハーサル監督
|▼
|{{Flagicon|
|
|-
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|芸術監督
|{{Flagicon|JPN|size=18px}}[[Kバレエカンパニー]]
|style="text-align:center;"|○<br />1996、2013、2023年
|-
|宮内 真理子
226 ⟶ 228行目:
|(元プリンシパル)
|({{Flagicon|BEL|size=15px}}フランドル・バレエ団<ref group="注釈" name="Vlaanderen">旧称は王立フランドル・バレエ団 ([[オランダ語|蘭]]: Koninklijk Ballet Vlaanderen)。2014年にフランドル・オペラと合併して現在の名称 (Ballet Vlaanderen) に変更された。</ref>)
|style="text-align:center;"|○<br />2003、05、07、2017、24年
|-
|[[佐々木陽平|佐々木 陽平]]
235 ⟶ 237行目:
|-
|古谷 智子
|rowspan="2"|引退
|({{Flagicon|GBR|size=18px}}[[ロイヤル・バレエ団]])
|
242 ⟶ 244行目:
|中野 綾子
|colspan="2"|スカラシップ賞
|({{Flagicon|SUI|size=13px}}バーゼル劇場バレエ)▼
|<!--ダンサーの階級がないバレエ団-->バレエ・ミストレス▼
▲|{{Flagicon|SUI|size=13px}}バーゼル劇場バレエ
|
|-
|高橋 宏尚
|colspan="2"|プロフェッショナル賞
|(元プリ
|({{Flagicon|GBR|size=18px}}[[ノーザン・バレエ団]])
|
|-
261 ⟶ 262行目:
|[[上野水香|上野 水香]]
|colspan="2"|スカラシップ賞
|ゲスト・プリンシパル
|{{Flagicon|JPN|size=18px}}[[東京バレエ団]]
|
292 ⟶ 293行目:
|[[蔵健太|蔵 健太]]
|colspan="2" rowspan="3"|スカラシップ賞
|校長
|{{Flagicon|
|
|-
379 ⟶ 380行目:
|-
|[[木田真理子|木田 真理子]]
|rowspan="2"|(元プリンシパル)
|({{Flagicon|SWE|size=18px}}[[スウェーデン王立バレエ団]])<!--Kungliga Baletten-->
|
385 ⟶ 386行目:
|清水 健太
|colspan="2"|スカラシップ賞<br />コンテンポラリー賞
|({{Flagicon|USA|size=18px}}ロサンゼルス・バレエ団)▼
|プリンシパル▼
▲|{{Flagicon|USA|size=18px}}ロサンゼルス・バレエ団
|
|-
426行目:
|竹田 仁美
|colspan="2"|エスポワール賞
|(元プリンシパル)
|({{Flagicon|JPN|size=18px}}[[NBAバレエ団]])
|
|-
448行目:
|[[井澤諒|井澤 諒]]
|4位
|退団
|ファースト・ソリスト▼
|({{Flagicon|JPN|size=18px}}[[新国立劇場バレエ団]])<!--上へスクロールすることなく別記事へ容易に飛ぶことができるので、内部リンクを外さないように-->
|
|-
455行目:
|プロ研修賞
|6位
▲|プリンシパル
|{{Flagicon|
|
|-
471行目:
|スカラシップ賞<br />観客賞
|2位
|第一ソリスト{{refnest|group=注釈|[[フランス語|仏]]: première soliste。同バレエ団の階級はプリンシパル、第一ソリスト、ソリスト、半ソリスト、コール・ド・バレエの5種類があり、第一ソリストは上から
|{{Flagicon|CAN|size=18px}}グラン・バレエ団
|
487行目:
|スカラシップ賞
|3位
|プリンシパル
|ファースト・ソリスト▼
|{{Flagicon|GBR|size=18px}}バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
|
508行目:
|スカラシップ賞
|3位
|{{Flagicon|GBR|size=18px}}[[ロイヤル・バレエ団]]
|
516行目:
|rowspan="2"|スカラシップ賞
|5位
|第一ソリスト{{refnest|group=注釈|[[ロシア語|露]]: {{unicode|первый солист}}<ref>[https://prim.mariinsky.ru/company/ballet/soloists {{unicode|Солисты балета}}]、{{unicode|Приморская сцена Мариинского театра}}</ref>。同バレエ団の階級はプリンシパル、第一ソリスト、第二ソリスト、アーティストの
|{{Flagicon|RU|size=18px}}沿海州マリインスキー・バレエ団
|
523行目:
|7位
|<!--ダンサーの階級がないバレエ団-->
|{{Flagicon|
|
|-
559行目:
|前田 紗江
|2位
|コール・ド・バレエ▼
|{{Flagicon|GBR|size=18px}}[[ロイヤル・バレエ団]]
|
566行目:
|プロ研修賞
|6位
|ソリスト{{refnest|group=注釈|[[オランダ語|蘭]]: solist。同バレエ団の階級はプリンシパル、第一ソリスト、ソリスト、半ソリスト、コール・ド・バレエの5種類があり、ソリストは上から3番目の序列である<ref>[https://operaballet.be/nl/het-huis/de-mensen/dansers Dansers], Ballet Vlaanderen</ref>。}}▼
|{{Flagicon|
|
|-
574行目:
|rowspan="2"|プロ研修賞
|3位
|<!--ダンサーの階級がないバレエ団-->
|
|
|-
|金原 里奈
|5位
|退団
|ソリスト▼
|({{Flagicon|GBR|size=18px}}[[イングリッシュ・ナショナル・バレエ団]]<!--上へスクロールすることなく別記事へ容易に飛ぶことができるので、内部リンクを外さないように。-->)
|
|-
588行目:
|スカラシップ賞
|6位
|コール・ド・バレエ
||{{Flagicon|
|
|-
596行目:
|次点{{refnest|group=注釈|5位入賞の[http://www.prixdelausanne.org/winners/laura-fernandez/ ラウラ・フェルナンデス](スイス)がプロ研修の権利を行使しなかったことによる繰上げ入賞<ref name="pdl2016">[http://www.prixdelausanne.org/fr/choix-des-laureats-2016/ Ecoles et compagnies choisies par les lauréats 2016] 〔公式サイト〕</ref>。}}
|<!--ダンサーの階級のないバレエ団-->
|{{Flagicon|
|
|-
603行目:
|rowspan="2"|スカラシップ賞
|3位
▲|ソリスト
|{{Flagicon|GBR|size=18px}}[[ロイヤル・バレエ団]]
|
609行目:
|山元 耕陽
|4位
▲|
|<!--階級のないバレエ団。空欄のままとせよ-->▼
|{{Flagicon|NED|size=18px}}オランダ国立バレエ団
|
|-
624行目:
|スカラシップ賞
|4位
|研修生
|{{Flagicon|
|
|-
631行目:
|プロ研修賞
|8位
|第2ソリスト{{refnest|group=注釈|[[クロアチア語]]: {{unicode|Solistica baleta, sporedne uloge}}<ref>[https://hnk-zajc.hr/balet/ Balet], Hrvatsko narodno kazalište Ivana pl. Zajca u Rijeci</ref>。同バレエ団には劇場プリンシパル、プリンシパル、第1ソリスト、第2ソリスト、研修生の5つの階級があり、第2ソリストは上から4番目の序列である。2023年11月現在、現役ダンサー24名のうち第2ソリスト以上が22名であることから、この階級は実質的に西欧のバレエ団における[[コール・ド・バレエ]]の階級に近いものであろう。}}
|{{Flagicon|CRO|size=18px}}リエカ<!--分かりにくいので-->国立劇場バレエ団{{refnest|group=注釈|[[クロアチア]]にある7つの国立劇場の一つで、北西部の都市[[リエカ]]に所在し、正式名称としてクロアチアの作曲家イヴァン・ザイツ(1914年没)の名前を冠している。なお同国の国立劇場のうち専属のバレエ団を擁するのはこのリエカのほかに[[ザグレブ]]と[[スプリト]]がある。}}
|
|-
639行目:
|プロ研修賞
|5位
▲|コール・ド・バレエ
|{{Flagicon|GBR|size=18px}}[[イングリッシュ・ナショナル・バレエ団]]
|
647行目:
|プロ研修賞<br />ベスト・スイス賞
|2位
|{{Flagicon|NOR|size=18px}}ノルウェー国立バレエ団で研修予定<ref>[https://www.prixdelausanne.org/fr/ecoles-compagnies-choisies-par-les-laureats-2022/ Écoles & compagnies choisies par les lauréats 2022] 〔公式サイト〕</ref>▼
|{{Flagicon|
▲|
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!2023
|宮崎 圭介<!--公式サイトを通じて広く周知される事実なので特定新聞社の速報記事をリンクさせる必要はありません。-->
|スカラシップ賞
|8位
|生徒<ref>[https://web.archive.org/web/20230407163152/https://www.prixdelausanne.org/fr/ecoles-compagnies-choisies-par-les-laureats-2023/ Écoles & compagnies choisies par les lauréats 2023] 〔公式サイト〕</ref>
|{{Flagicon|GER|size=18px}}ジョン・クランコ・バレエ学校
|-
!rowspan="2" |2024
|小林 愛里<!--公式サイトを通じて広く周知される事実なので特定新聞社の速報記事をリンクさせる必要はありません。-->
|プロ研修賞
|5位
▲|{{Flagicon|
|{{Flagicon|JPN|size=18px}}デパルクバレエスクール
|
|-
|利田 太一
|スカラシップ賞
|9位
|{{Flagicon|GER|size=18px}}ハンブルク・バレエ学校に留学予定<ref name="Écoles & compagnies 2024"/>
|{{Flagicon|JPN|size=18px}}アーキタンツ
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[[Category:国際競技大会]]
[[Category:バレエコンクール]]
[[Category:ローザンヌ]]<!--バレエは芸術に分類するのが一般的で、スポーツではありません-->▼
[[Category:ローザンヌの文化]]
[[Category:芸術の賞]]
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