「アーカイブズ学」の版間の差分
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{{出典の明記|date=2012年1月|ソートキー=学}}
'''アーカイブズ学'''(アーカイブズがく、[[英語]]:archival studies<ref>{{Cite web
<ref name="名前なし">{{Cite |和書| title = 文書館用語集 | date = 1997 | edition = 1 | publisher = 大阪大学出版会 | isbn =4872590333| page = 132}}</ref>)とは、記録史料類の収集・整理・保存・提供を行うための科学的理論・方法を研究する学問分野。'''文書館学'''(もんじょかんがく<ref
、ぶんしょかんがく<ref>『図書館情報学用語辞典』(丸善出版)の第2版(2002年)から第5版(2020年)までの全てにおいて、《文書館学》の項目には「もんじょかんがく」が優先的な読みとして割り振られつつ、語釈部分で《「ぶんしょかんがく」とも読む》ことが述べられている(《文書》《文書館》の項目は「ぶんしょ」「ぶんしょかん」を優先的な読みとしている)。第1版(1997年)には《文書館学》は立項されていない。また『図書館情報学ハンドブック』(丸善出版)第2版(1999年)においては、「もんじょかんがく」「ぶんしょかんがく」双方の読みが等しく扱われている。</ref>)<ref>あまがさきアーカイブズ(尼崎市立歴史博物館の公文書館部門)の公式ブログにおいては、「アーカイブズ学(文書館学)」との記述が見られる。{{Cite web
== 概要 ==
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[[日本]]では[[古文書学]]は発達したものの、[[近世]]・[[近代]]の文書についての重要性についてはあまり省みられず、一定の年限が到来すれば破棄する事が原則とされていた。
[[戦後|第2次世界大戦後]]になって漸く日本でも近世・近現代の文書保存の必要性が認められるようになり、[[1951年]](昭和26年)に[[国文学研究資料館|文部省史料館]]が設置された<ref>{{Cite Kotobank|word=国立史料館|
[[1959年]](昭和34年)、日本最初の文書館として[[山口県文書館]]が設置される<ref>{{Cite journal|和書|author=山﨑一郎|title=山口県文書館と50年|journal=アーカイブズ学研究|volume=11|issue=|publisher= |date=2009|pages=40-54|doi=10.32239/archivalscience.11.0_40|ref=}}</ref>。
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== 教育および研修の実施機関 ==
国立公文書館のページ<ref>{{Cite web
=== 専攻や養成コースを設置もしくは提供している日本の大学・大学院 ===
* [[東北大学]]大学院文学研究科認証アーキビスト養成コース:2022年-<ref>{{Cite web
* [[学習院大学]]大学院人文科学研究科アーカイブズ学専攻<ref>{{Cite web
* [[法政大学]]大学院人文科学研究科史学専攻アーキビスト養成プログラム<ref>{{Cite web
* [[中央大学]]大学院アーキビスト養成プログラム<ref>{{Cite web
* [[昭和女子大学]]大学院生活機構研究科生活文化研究専攻アーキビスト養成プログラム<ref>{{Cite web
* [[神奈川大学]]大学院歴史民俗資料学研究科:1993年-<ref
* [[駿河台大学]]大学院文化情報学研究科:1999年-?<ref
* [[
* [[
* [[
* [[
* [[
* [[
* [[別府大学]]文学部史学・文化財学科日本史・アーカイブズコース<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.beppu-u.ac.jp/course/letters/history/japan.php |title=史学・文化財学科 日本史・アーカイブズコース |accessdate=2022-12-12}}</ref>:2009年-<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.beppu-u.ac.jp/course/letters/history/ |title=史学・文化財学科 |accessdate=2022-12-28}}</ref>
(旧「別府大学文学部史学科 文書館専門職(アーキビスト)養成課程」:2004年-2009年<ref name="名前なし-2"/>)
* [[佐賀女子短期大学]]地域みらい学科司書アーカイブズコース<ref>{{Cite web |url=https://www.asahigakuen.ac.jp/sajotan/subject/community_future/librarian/ |title=地域みらい学科 司書アーカイブズコース |accessdate=2022-12-12}}</ref>▼
[[別府大学]]大学院文学研究科史学・文化財学専攻<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.beppu-u.ac.jp/course/graduate/letters/culture.php |title=文学研究科史学・文化財学専攻 |accessdate=2023-5-5}}</ref>
▲* [[佐賀女子短期大学]]地域みらい学科司書アーカイブズコース<ref>{{Cite web
=== 授業を開講している日本の大学・大学院 ===
* [[筑波大学]]大学院図書館情報メディア研究科(アーカイブズ学についての講義がある<ref>{{Cite web
* [[群馬県立女子大学]]文学部総合教養学科(「文化資源学概論」を開講<ref>{{Cite web |url=https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid02wcNf9Jy7ZvXpf5BZ2BjMS7dVNUJmRhpCUDnq7z4tE12hAkCZudZ2DD9AyyZ3ZiD3l&id=503420916447149 |title=【今年度開講授業紹介/文化資源学概論(鈴木親彦)】 |accessdate=2022-12-12}}</ref>)
* [[駒澤大学]](記録史料学の授業を開講<ref>{{Cite web
* [[総合研究大学院大学]]文化科学研究科日本文学研究専攻学術資料マネジメント教育プログラム(アーカイブズ学の授業を開講<ref>{{Cite web
* [[神奈川大学]](「文書館資料学特論 -アーカイブズ学概論-」を開講<ref>{{Cite web
* [[東洋大学]]文学部史学専攻(アーカイブズ学の講義が実施されているとの情報がある<ref>{{Cite |和書| title = 公文書管理の基本と実践 | date = 2022 | edition = 1 | publisher = 出版文化社 | isbn =9784883386970| page = 211}}</ref>が、詳細は不明。OBによる就職講座の一環としてアーキビストの仕事について紹介するものがある<ref>{{Cite web
* [[静岡大学]]情報学部情報社会学科:2000年-<ref
* [[東海大学]]歴史学科日本史専攻(「史料管理学演習」を開講)<ref>{{Cite web
* [[沖縄女子短期大学]](準デジタル・アーキビスト資格取得講座を開講<ref>{{Cite web
=== 国文学研究資料館のアーカイブズ・カレッジ(後述)を単位認定している日本の大学・大学院 ===
※国文研のページ<ref>{{Cite web
https://www.archives.go.jp/publication/archives/no084/11989 |title=国文学研究資料館のアーカイブズ・カレッジと大学院教育協力 |accessdate=2022-12-19}}</ref>で紹介されているもの。
* [[一橋大学]]大学院社会学研究科<ref>{{Cite web
|accessdate=2022-12-12}}</ref>
* [[中央大学]]大学院文学部日本史学専攻<ref>{{Cite web
|accessdate=2022-12-19}}</ref>
* [[昭和女子大学]]大学院生活機構研究科生活文化研究専攻<ref>{{Cite web
|accessdate=2022-12-19}}</ref>
* [[学習院大学]]大学院
* [[お茶の水女子大学]]大学院歴史文化学コース<ref>{{Cite web
|accessdate=2022-12-19}}</ref>
* [[東京大学]]大学院人文社会研究科<ref>{{Cite web
* [[駒澤大学]]大学院
* [[京都府立大学]]大学院(短期コースも含む)
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=== 研修会を実施している日本の機関・施設 ===
* [[国文学研究資料館]] アーカイブズ・カレッジ(史料管理学研修会)<ref>{{Cite web
(旧「公文書館専門職員養成講座」:1998年-?<ref
6週間の長期コース'''(※)'''と1週間の短期コースがある<ref>{{Cite web
* [[全国歴史資料保存利用機関連絡協議会]](全史料協) 研修会<ref>{{Cite web
* [[国立公文書館]] 公文書管理研修、アーカイブズ研修'''(※)'''<ref>{{Cite web
* [[国立女性教育会館]] 女性アーカイブ研修<ref>{{Cite web
その他、専門的なプログラムではないが、古文書講座やアーカイブズ講座が社会教育の一環として、各地の公文書館で実施されている。
===
アーカイブズ学の知見を有する専門家の資格制度については、{{節リンク|アーキビスト|日本における資格}}を参照のこと。
== 脚注 ==
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== 参考文献 ==
* {{Citation|和書|author=全国歴史資料保存利用機関連絡協議会監修 文書館用語集研究会編|date=1997-11-12|title=文書館用語集|publisher=大阪大学出版会|isbn=4-87259-033-3| }}
* {{Citation|和書|author=菅真城|date=2019-07-30|contribution=国の公文書と国立公文書館|title=公文書をアーカイブする - 事実は記録されている|publisher=大阪大学出版会|isbn=978-487259-638-0|ref={{SfnRef|管|2019}} }}
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* [[図書館学]]
* [[図書館情報学]]
* [[書誌学]]
* [[博物館学]]
* [[博物館情報学]]
127 ⟶ 121行目:
* [[アート・ドキュメンテーション学会]]
* [[デジタルアーカイブ学会]]
* [[情報保存研究会]]
{{Academia-stub}}
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