「ケイ酸マグネシウム」の版間の差分
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'''ケイ酸マグネシウム'''(Magnesium silicate)は、[[ケイ酸]][[イオン#陰イオン|陰イオン]]と[[マグネシウム]][[イオン#陽イオン|陽イオン]]との[[ケイ酸塩]]である。組成はさまざまであり、分野などにより具体的にどのような組成を指しているかは異なることがある。水(H<sub>2</sub>O)を含んでいる場合は水和物となる。一般には
:<chem>\mathit{x}\,MgO{\cdot}\mathit{y}\,SiO2{\cdot}\mathit{n}\,H2O</chem>
と書ける。
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== 地球科学 ==
=== 天然鉱物 ===
ケイ酸マグネシウムの鉱物の例として[[滑石]]がある。滑石の構造を反映した化学式は、<chem>Mg3[Si2O5]2(OH)2</chem>となる。<ref>{{cite book|title=Structural Chemistry of Silica|publisher=Springer-Verlag |year=1985|author=Friedrich Liebau|page=10.5.3.1|isbn=978-3-642-50078-7}}</ref><ref>これは <chem>3MgO{\cdot}4SiO2{\cdot}H2O</chem>とも書ける。</ref>
;ケイ酸マグネシウム鉱物 *[[滑石]](talc, <chem>Mg3Si4O10(OH)2</chem>) *[[カンラン石|苦土カンラン石]](forstrite, <chem>Mg2SiO4</chem>) *[[頑火輝石]](enstatite, <chem>Mg2Si2O6</chem>) *{{仮リンク|クリソタイル|en|chrysotile}}(chrysotile, <chem>Mg3Si2O5(OH)4</chem>) - [[アスベスト]]の一種
*[[リザード石]](lizardite, <chem>Mg3Si2O5(OH)4</chem>)
== 医薬品 ==
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=== 国別の認可状況 ===
; EU
: [[E番号]] E553a として(i)ケイ酸マグネシウム、(ii)三ケイ酸マグネシウム、E553b として[[滑石]]が認可されている。
; 日本▼
: 製造用剤(油脂の[[ろ過助剤]])としてケイ酸マグネシウムが認可されている。<ref>{{
▲;日本
▲製造用剤(油脂の[[ろ過助剤]])としてケイ酸マグネシウムが認可されている。<ref>{{cite web|title=各添加物の使用基準及び保存基準(厚生省告示第370号 食品、添加物等の規格基準)|publisher=公益財団法人 日本食品化学研究振興財団|url=http://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/a11c0985ea3cb14b492567ec002041df/980837ba5d9b0d28492575d6000785e6?OpenDocument|date=平成29年6月23日|accessdate=2018年2月24日}}</ref>
== 脚注 ==
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